小説ぱんどら〜〜素人小説家「高橋熱」の短編小説集〜
〜素人小説家「高橋熱」の短編小説集〜
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プロフィール

Name:  (Atsushi Takahashi)
Age: 不惑の年に突入しました(-_-;)
Address: 東京都
Job: いわゆるフツーの給与所得者です(事務系)
Dream:現在はWEB小説ですが、一般書籍として「本」を出版してみたいです。
     また、“仕事”として短編執筆依頼をお受けすることにも魅力を感じます。
     全力を尽くしますので是非!

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目覚ましの鳴る30分前には、目が覚めている。

宿命のように起き上がり、ユニクロのフリースを羽織り、
無防備に寝息を立てている妻と娘の頭の上を、
細心の注意を払いながら抜き足差し足自室へ向かう。

寒い。
部屋 にいてさえ吐く息が白い。
悩んだあげく、電気ストーブのスイッチをひねる。
「電気代がめちゃくちゃだ」と、最近妻になじられっぱなしだけれど。

CPUが沈静化したら、エディタを起動。
ぶるっと大きく身震い一発。昨日の続き。

最後に書いた数行を何度も目で追う。
たちまち抗いがたい睡魔。
夢の記憶を辿るように、それでもどうにか最初の一行を書いてみる。

リズムが悪い。
言い回しが古い。
言葉の使い方が変。
書いている今の顔もきっと、変。

だ、るるるるる (←「バックスペース」による消去音)
気を取り直して、もう一度。
かたかたかたかたかた、うん、よし! 
推敲。
いやいや、そうじゃないだろ。何考えてんの、俺。
だ、るるるるる (←「バックスペース」による消去音)

ストーブの熱線にはいつまでたっても色がつかない。
コンセントが抜けているじゃないか。
やれやれ。
毛布を肩から被って、椅子の上で膝を抱え、
再びモニターに意識を集中する。
かたかたかた、だ、るるるるる。

腹部にめり込む娘のキックで覚醒。
すっかり眠ってしまっていたようだ。

午前6時50分。

支度を始めなければいけない最終リミット。
肋骨の激しいうずきを感じながら、慌ててひげを剃り、スーツを着込む。
このキックは、折を見て注意しなくちゃいけない。
肋骨が折れたって、放っておくしか治しようがないのだぞ?

本日の進展、ゼロ。
また明日頑張りましょうね、高橋君。

鏡に映る自分の顔。
目は窪み、肌は荒れ、ひげは剃ったばかりで、もう青い。

もう一度生まれ変わるなら、飛び切りの「美人」に生まれてみたい

こんな感じに、僕の日常は始まる。

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