*健康診断の検査項目と基準値


検査項目と基準値

・近年の健康志向により、運動不足の解消としてスポーツクラブ等に通う方が増えてきました。一般企業では、定期健康診断などが実施されていますが、年に一度は健康診断や検便、尿検査、血液検査等を受けて自分の体の状態を知ることは重要なことです。
・ここでは、一般的に実施されている「健康診断」における主な検査項目とその基準値を示します。この基準値一覧は、あくまで目安として作成されたものです。異常値が出た場合などの詳細については医師に相談しましょう。(NTT西日本中国健康管理センター、広島県赤十字血液センター、広島市医師会臨床検査センターの検査結果資料を参考に作成)









検査項目 基準値 この検査で分ること
BMI 19〜25 BMIは、数値が大きいほど生活習慣病との関わりが深くなってきます。
体脂肪率  男性:25%未満
女性:30%未満
体脂肪率は、数値が大きいほど生活習慣病との関わりが深くなってきます。
視力 0.6以上
血圧 最高血圧:140mmHg未満
最低血圧: 90mmHg未満
高血圧は、動脈硬化などの原因となるので要注意です。
(*血圧の判定基準については、下記のグラフを参照)
胸部X線 肺の病気(肺炎、結核、肺癌など)の発見。
胃部X線 食道、胃、十二指腸の病気(潰瘍、ポリープ、癌など)の発見。
便潜血 陰性(−) 便の中に血液が混じっているかどうか調べます。潜血があった場合、大腸癌、
直腸癌、潰瘍性大腸炎、痔疾患などが疑われます。



尿

検査項目 基準値 この検査で分ること
蛋白 陰性(−) 腎臓や尿路に異常がないかをみます。
ウロビリノーゲン 弱陽性(±)  肝臓や胆道系の異常をみます。
潜血 陰性(−) 尿の中に血液が混じっているかどうか調べます。潜血があった場合、尿路の炎症(腎炎、腎
盂炎、膀胱炎、前立腺炎、尿道炎など)や結石、腫瘍などが疑われます。
尿中微量アルブミン 20以下 一般の尿検査では分らない、わずかな尿蛋白を調べ、動脈硬化や糖尿病による腎障害を
早期に発見します。
尿糖 陰性(−) 糖尿病発見の手がかりとなる検査です。












検査項目 基準値 この検査で分ること
血糖(空腹時) 70〜110未満mg/dl 糖尿病の診断、経過観察に用いられます。
クレアチニン 男:0.6〜1.1mg/dl
女:0.4〜0.8mg/dl
老廃物の一種で、腎臓の機能が低下すると排泄できなくなり、血液中に増加しま
す。
ZTT 4〜12U 慢性肝臓病、肝硬変、骨髄腫、慢性甲状腺炎などの自己免疫疾患などで高値に
なります。
GOT(AST) 8〜40(IU/l) 心筋や肝臓に多く含まれ、骨格筋、腎臓、血球にも認められる酵素です。心筋梗
塞や急性肝炎、アルコール性肝障害などで上昇します。
その他、運動の後に一過性の上昇がみられることがあります。
GPT(ALT) 6〜35(IU/l) 肝臓や心臓、筋肉の細胞内に多く含まれている酵素で、肝臓に最も多く含まれて
います。肝細胞が破壊されると血液中に流れ出すので、急性肝炎で最も強く上昇
し、慢性肝炎や脂肪肝(肥満)などでも上昇します。
激しい運動の後に一過性の上昇がみられることがあります。
γ−GTP 男:0〜65(IU/l)
女:0〜30(IU/l)
肝、胆道、膵(すい)、腎などに多く含まれる酵素です。上昇する疾患は、閉塞性
黄疸、肝炎、アルコール性肝障害などです。
病気がなくても長期飲酒者では上昇することが多く、1ヶ月くらい禁酒するとある
程度正常化します。
ALP 115〜359(IU/l) 肝臓の病気、骨肉腫、腎不全などで高値となります。
LDH 106〜230(IU/l) 肝臓病、種々の癌(ガン)、血液疾患、心臓病などで高値となります。
CHE 186〜406(IU/l) 脂肪肝などで高値となります。
慢性肝炎、肝硬変、悪性腫瘍、栄養不足などで低くなります。
LAP 110〜210U
アミラーゼ 39〜128(IU/l) 膵炎(すいえん)、膵癌などで高値となります。
総コレステロール
(CHOL)
140〜219mg/dl 血液中のコレステロールの量です。動脈硬化の判定に使われます。
血清脂質の1つで、一般に脂肪の多い食事を続けていると上昇します。また、肝臓
などで作られ、肝臓、胆道、腎臓、甲状腺の病気でその値が上下することがありま
す。
血清コレステロールが多くなると動脈硬化を起こしやすいとされています。
HDLコレステロール 40〜85mg/dl 血管に付着したコレステロールを運び去る「善玉コレステロール」のことです。
高値であるほど動脈硬化を抑えます。
LDLコレステロール 70〜140mg/dl 「悪玉コレステロール」のことです。高値であるほど動脈硬化を促進します。
中性脂肪 30〜149mg/dl 高すぎると動脈硬化、心臓病、脳卒中を発症する確率が高くなります。


*コレステロール関連の最新基準値等については、こちらをご覧ください。












検査項目 基準値 この検査で分ること
白血球数
(WBC)
3500〜9000μl 白血球は細菌などを貪食し、免疫情報を伝達し、さらに免疫能を発現して生体防御に
関わっています。細菌感染症があると一般に白血球数は増加しますが、ウイルス感
染症の場合はかえって減少することもあります。
*(μl)=立方mm
赤血球数
(RBC)
男:400〜550万μl
女:350〜500万μl
赤血球は血液の主な細胞成分で、酸素を肺から各組織へ運ぶ働きを持っています。
貧血で減少し、赤血球増多症という病気で増加します。
ヘモグロビン量
(Hb)
男:13.0〜17.0g/dl
女:11.0〜15.0g/dl
血液の赤い色は、赤血球に含まれるヘモグロビン(血色素)によるもので、赤血球の
働きの中心となっています。
ヘモグロビンは、赤血球中の酸素を運ぶタンパクの一種で、鉄と結合しています。貧
血で減少します。
ヘマトクリット値
(Ht)
男:40〜50%
女:35〜45%
ヘマトクリット値は、一定の血液量に対する赤血球の割合(容積)をパーセントで表し
たものです。
いわゆる「血液の濃さ」を表し、貧血で低下します。
血小板数
(PLT)
男:12.9〜32.0万μl
女:13.1〜32.8万μl
血小板は出血を止めるための重要な働きを持ち、この値が極端に減少すると出血を
起こしやすくなります。
血液疾患や悪性腫瘍、肝硬変などで減少します。
尿酸 3.0〜7.0mg/dl 高くなると痛風になったり、動脈硬化の悪化や腎臓障害を起こします。





前のページに戻る