コーチは大事な日本の宝を預かっている!
日野原重明氏(聖路加看護大学学長、文化勲章受章、94歳)が、ある新春対談で
『教育問題』について、『子供の教育。このごろは幼稚園、小学校教育が一番大切なんです。中学生の初めぐらい、青春期に行くまで』 その原因として『家族が一緒に食事をしなくなって、コミニュケーションがなくなっている。家族で何でもざっくばらんに話し合うことが不足しているのが致命的ですね。』と語っていた。
これは、私たち大人が猛省すべきことであろう。
さて、我々コーチングスタッフはサッカーというスポーツを通じて不思議なる縁の糸に結ばれ、高倉イレブンサッカー少年団に集う子供達とは『一期一会』である。
この貴重な時間を大事にしようではないか。
子供達は、チーム集団の中で、チームメイトとのコミニュケーションや我慢する気持ち、努力する大切さ、年少者への慈しみ、他人の力を認め努力しようとする高い精神等々を身につけるなど、勝利を目指すことと同様に重要なこととして理解し、指導しなければならない。
現在世間でいう『ニート』なる若者は、『人との関わりやコミニュケーションの欠如』『自分自身への自信の欠如』等々の原因があるという。
しかし、『ニート』も親の期待に応えようと思っている。
つらく悲しいことであり、家族での対応が迫られている。
我々は、子供達が将来、人間として生きるための根幹の大事な時間を共有しているのである。
そして、もっと大事なことは、コーチングスタッフが児童期に与える影響力は、個々の子供の将来をも決定することがあることを、真剣に理解することである。
『ニート』の若者に共有することは、『自分にとって今やりたい仕事がない』『今、現在を楽しむ、自分らしく生きるために就職はしない』である。
私も通勤時見かける風景がある。パチンコの開店を待つ若者の姿は地べたに座り込み、虚脱感を漂わせ、焦点のないうつろな目、無精髭をはやし、ズボンを下げ、平気でポイ捨てをする若者。どこでどう違ったのだろうか。
こうして現実から逃避したがる若者には、必ずどこかに原因があるのではないかと思う。
乳幼児期、児童期に両親、祖父母としっかりとしたコミニュケーションが培われなかったことではないだろうか。
日野原重明氏が指摘するように、人間の原点は家庭であり、永い人生の出発点でもある。
例えば、最近少年犯罪がより低年齢化し、さまざまな犯罪を引き起こしているその原点を考えると、乳児期に人間の心を育む親子との対話、言語が失われ、その結果『キレる子供』が多く育ち道徳の崩壊につながるのではと思う。
乳児期に親子、祖父母との対話などが乏しく、言語の環境の貧しさが幼児性から大人になりきれない若者をつくるのではと思う。
『話す、聞く、書く、見る』全てが言葉の力によるものであり、言葉によって理解し、表現力を身につけるものであり、人間にとって最大の武器であり、ひいてはコミニュケーションに繋がるのである。
言語の崩壊は人間の崩壊に、さらに人間関係の崩壊へとなるのである。
我が、サッカー少年団の子供達にも、コーチングスタッフが率先して感謝や喜びなどの言葉を発し、子供達との間で豊富な言葉で語り、心豊かな人間を育もうではないか。』
入間・高倉イレブンサッカースポーツ少年団
監 督
IRUMA TAKAKURA ELEVEN 2008SOCCER