'97.8カナダ旅行記

97.8.2(土)第1日目

成田→デトロイト→トロント→ナイアガラ・フォールズ(泊)


 カナダへ行きたい──カナディアンロッキーのハイキングをしてみたい──そう思って、旅行を申し込んだのは3月だった。実は前年も、同じツアーを申し込んでいたのだが、その時は、申し込み時期が遅くていっぱいだった。そこで、絶対予約のとれる3月に申し込んだのだ。
 ところが、今度は催行人数が集まらずツアーが中止。結局オーソドックスな、ナイアガラの滝→カナディアンロッキー→バンクーバーといったツアーとなってしまった。
 当ツアーの参加者は25人。うち8日間コース(ラスト1日がない)参加者が15人。9間コースが私たち夫婦(高森&茅沼)含め10人。プラス添乗員さんの26人の大所帯だった。

 飛行機はノースウエスト航空。成田からいったんアメリカ・デトロイトに飛び、そこからまたノースウエスト航空でトロント行きに乗り換える。
 デトロイト行きは満席。運悪く喫煙席に。実は私は、たばこが嫌いだ。煙が嫌いなのではなく、においが大嫌い。乾燥した空気の中では、たばこのにおいで鼻が痛くなってしまうのだ。さらに、左隣の席は、禁煙席になってしまった愛煙家のみなさんの「喫煙シート」。結局、のべつ幕なしに、私は煙にまかれるはめに。「たばこを吸うな」とはもちろん言えるわけもなく(嫌煙権があるのなら、喫煙兼も当然あると思うので)、がまんがまんの10時間。ノースウエスト航空に対する印象は悪くなってしまった。ノースウエストのせいではないのだけれど……
 デトロイト空港は、バカンスを楽しむ人で大混雑。さらにむちゃくちゃ広くて、またむちゃくちゃ不案内な空港である。空港内を上へ下へと移動して、リムジンに乗換え、ようやく搭乗口へ。今回は添乗員つきのツアーだったので、なんとか乗換え搭乗口へたどりつけたが、個人旅行だったら、はたしてたどりつけたかどうか。ここで、さらにノースウエストに対する評価が低下。これもノースウエストのせいではないのだけれど……。

 デトロイトからトロントへ。ようやく長旅も終わりが見えてきた。家を出てからすでに20時間。さすがに疲れがでてくる。
 ここで、事件がおきた。「ロストバゲージ」したのである。待てど暮らせど、私たちのツアー客のスーツケースが出てこない。一人車椅子を預けていた方がいて、その車椅子だけは出てきたのだが、ほかの荷物がいっさいでてこなかった。ここで、ノースウエスト航空に対する評価は決定的に。
 乗り継ぎがある場合、ノースウエスト航空はしょっちゅう「ロストバゲージ」してしまうとのこと。はたして我々のスーツケースはどこへ行ってしまったのか。デトロイトで積み残されてしまったのか、はたまた、まだ成田にいるのだろうか。
 歯ブラシなど、最低限の物は手荷物としてもっていたので、1〜2日は困らない。まあ、仕方ないかとそうそうにあきらめる高森と茅沼。この際、添乗員に文句を言ってもしようがないし、思えば、たいしたものも入っていなかったスーツケースである。スーツケース本体の値段が一番高いぐらいだから。ノースウエストの印象は、最悪だけど……
 手続き等で、当初の予定より2時間近く遅れて、ようやく今日の宿泊地、ナイアガラ・フォールズへ向かう。約2時間のバスの移動である。

 22時近く、ホテル着。今日の夕食はおにぎりと烏龍茶のおべんとう。どうにも「カナダへ来た」という実感がない。スーツケースがないので、荷物整理もなにもない。さっそく夜の街へと出かける。
 ホテルは「スカイライン フォックスヘッド ホテル」という、ナイアガラの滝の真ん前にあるホテル。さらにすぐ横にはカジノもあり、夜遅いというのにたいへんにぎやかで明るい。まずは滝の方へ。
 目の前に滝があるはずなのに、よくわからない。ただゴーッという音が響くだけ。滝の音だろうか。と思うまもなく、目の前に「まっかな」水しぶきが見えた。一瞬、なんなのかわからなかったが、すぐにそれが「ナイアガラの滝」であることがわかった。
 ライトアップされた、ナイアガラの滝・アメリカ滝だったのだ。



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