'97.8カナダ旅行記

97.8.8(金)第7日目

 ビクトリア観光 バンクーバー(泊)


 いよいよカナダでの観光最終日。明日は朝から帰国の途につく。
 この日はバンクーバー島の南端の町、ビクトリアへ出かけた。バンクーバー市街からバスに乗ってフェリー乗り場まで40分。そこからバスごとフェリーに乗って、二時間弱でビクトリアには到着する。海は穏やかで無数の島が点在し、さながら「カナダ版瀬戸内海」という感じであった。
 金曜日ということもあって、週末をビクトリアですごそうという人々でかなりの混雑。ビクトリアはカナダの中では暖かく、保養地となっているのである。
 朝七時過ぎに出発するので、朝食はホテルでとってもいいし、お弁当にしてもよいとのこと。お弁当を頼んでおいたら、これがなんと「シャケの幕の内弁当」だった。日本人の経営するお店が作ったものらしい。このお弁当をフェリーのデッキで食べていたら、白人の女の人に写真を撮られてしまった。多分、「幕の内弁当」が珍しかったのだろう。ちなみに海鮮料理のおいしいバンクーバーだけあって、シャケはおいしかった。


イタリア庭園

サンクン・ガーデン(採掘場跡)
 まずはビクトリア郊外にある一番の観光地・ブッチャート・ガーデンへ。ブッチャートさんという個人が始めた庭園で、起伏のある石切場の採掘跡を利用した、一面花・花・花の庭である。
 8月上旬という最もよい季節のせいもあるが、「これでもかっ、これでもかっ」というように花が咲き乱れていた。昨日見たクイーン・エリザベス・パークと同じように「サンクン・ガーデン」(上から見おろすように設計された庭)があったが、その美しさは、ブッチャートガーデンの方がはるかにまさっていた。
 植物園ではなく、あくまでも楽しむために作られた庭だからこそ、とにかく美しいのだろう。昨今はやっているガーデンニングの原型を見る思いであった。ガーデニングに興味のある人には、最高に素晴らしい庭となるだろう。

 ブッチャート・ガーデンを後に、バスで市街へ向かう。昼食を食べてから、いくつかある博物館類の中で、「ミニチュア・ワールド」というミニチュア模型の展示場に入った。カナダ大陸横断鉄道のジオラマは、なかなか見ごたえがあった。
 その後は、特にどこへ行くともなく、ビクトリアの中心街をぶらぶらと歩いた。ブッチャート・ガーデンは花ばかり、と書いたが、町自体も花・花・花。とにかくありとあらゆるところに、花が飾られている。日本の町では、さすがにこんなところはないだろう。
 写真はエンプレス・ホテル。老舗の高級ホテルで、壁面にはツタがからまり、レンガとよくマッチしている。庭は写っていないが、ここにもたくさんの花が咲いていた。
 内部も重厚で立派、ホールやショッピングアーケードを歩かせてもらった。

ヨットの停泊する湾は、いかにも「保養地」という感じ。
カフェの様子など、まるでヨーロッパの町並みのよう。英国の伝統を残した町、という言葉にうなずいてしまう。
道端の果物屋。日差しが強くて、売り子のお姉さんは暑そうだった。ちょっと影になってくだものが写っていないのが残念。オレンジやりんご、バナナなど、売り物も色あざやかだった。
果物屋以外にも、こんな感じでカードや絵画、雑貨を売るお店(屋台)が、街角にはいくつもみられた。

これは「カブキキャブ」。観光客相手に、町中を走ってくれる。
イギリスの旗と日本の旗が翻っているのが面白い。側面にも日の丸がかたどられ、ローマ字で「kabuki」と書かれている。日本の人力車にヒントを得たものか。タイのトゥクトゥクにも似ている。そういえば、シンガポールにも、これと同じ物「トライショー(輪タク)」が走っていた。いずれにしても、東洋の発想の乗り物だから「カブキキャブ」というのだろう。
 夕方、またフェリーでバンクーバーに戻る。
 金曜日の夕方なので、土・日をビクトリアで過ごす人々が大挙して押し寄せているとかで、フェリーは1時間近く遅れて到着。よって、バンクーバーに到着したのも、予定より1時間以上遅れて、20時を回っていた。
 この日も、昨晩決心したとおり寿司を食べた。ただし、昨日は日本人経営の店だったが、この日はカナダ人経営の店にした。シャリが大きくて、握り方が少し甘かったが、ネタはやはり新鮮でおいしく、特に「BCロール」(←ブリティッシュ・コロンビア州巻、といったところだろう)と呼ばれる、生シャケの寿司がおいしかった。



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