
この日は一日中フィヨルドとのお付き合い。
ゲイランゲルフィヨルドは、いくつもあるフィヨルドの中で最も美しいと言われている。あまりに美しいため、「ゲイランゲルに神の言葉はいらない」とか。
深く削られたフィヨルド。流れ落ちる氷河。鏡のようにないだ水面。上記の言葉もうなずける。
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ここはオルデンという町のそば。このオルデンの町は氷河から作ったミネラルウォーターで有名になったとか。オルデン印のミニペットボトルのミネラルウォーターは、ベルゲンの町でも見かけた。 写真右が、ペットボトルのラベル。登録商標も、町の名前そのものの「オルデン」である。 |
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| ブリクスダール氷河に近づくには、山道を登らなくてはらない。その道のりは約一時間。しかし、歩きたくない人のために馬車も用意されている。これはその馬車。たくさんの馬がおしりを向けて待っている。私たちはこの馬車に乗った。 ハイキングがてら、たくさんの人たちが歩いている。シニア世代の方々も何人も歩いている。その横を馬車で若い(すごく若いわけじゃないが)元気な私が通るのは、何か恥ずかしい。とはいえ、団体行動なので、私だけ「馬車下ります!」というわけにはいかない。 |
![]() 馬車は三人乗り。前に二人。後ろに一人 |
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氷河の突端へは、馬車を下りてから細い道をさらに10分ぐらい歩く。すれ違えないほど細い道を、譲り合いながら歩く。「サンキュー」という言葉の他に、「メルシー」とか「グラッチェ」なんて言葉を聞くと、さまざまな国の人々が訪れているのだな、と実感した。 氷河は昨年、カナディアンロッキーでいくつか見ていたが、ブリクスダール氷河の方が青白く見えた。 ただし、氷河がやせ細り後退している、というのは、ここも同じだった。 |
![]() 馬は一休み |
ブリクスダール氷河で昼食をとってからは、今日の宿泊地、ソグネフィヨルドの北に位置するバレストランドまでバスで走る。途中、少し大きな町でいくつか休憩。
ここは、インヴィックという町。写真左は草刈りの手を休めておしゃべりする人たち。こういう光景は、いたるところで見られた。機械で刈る人たちもいるが、このように手で刈る人たちもたくさんいた。冬に備えて、一夏に5〜6回刈るのだという。
写真右は薪。ノルウェーの家庭では、こんなふうに薪に網をかぶせて保存しているのだという。お客が家に遊びに来る時は、暖炉でわざわざ薪を燃やすのだそうだ。
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バスはフィヨルド沿いに、小さな村をいくつか通りながらひたすら走る。途中、ヨーロッパ道(E39)を走ったが、すぐに細い道にはずれ、徐々に高度を上げていった。山越えである。
高度が高くなるとあたりの景色は一変する。木が少なくなり、ごつごつした岩がむきだしになる。雪もたくさん残っている。もちろん人家などない。たまに、作業小屋がぽつんぽつんと建てられているだけだ。
しかし、羊はあちこちで見られた。羊は一夏、そこらじゅうに放され、勝手に育っていくのだそうだ。秋になり、いっせいに羊を囲いにいく。その時、どこの羊かちゃんとわかるように、どの羊にも名札がつけられている。
めったにバスの通らない道なのか、道端に立っていた羊が突然走り出す。いっしょにいた3匹の子羊たちもあわてて後をついて走って行く。おろおろする羊を横目に走り去る我々のバス。羊たちの平和を乱し、申し訳ない。(が、ユーモラスな光景ではあった)
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![]() →目もくらむような急勾配 |
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水辺にぽつんと建てられた小屋。屋根に注目。
ノルウェーの昔の家は、保温効果を求めて、このように屋根に草を植えていたのだという。草が伸びれば、ヤギを屋根にのせて食べさせていたとか。
18時すぎ。ようやくバレストランドへ到着。
これはこの日の宿泊ホテル「クビクネスホテル」。木造の白い建物が非常に優美なホテルである。伝統のあるリゾートホテルで、内部の調度品もとても豪華だった。
バレストランドは「フィヨルド地方一の行楽地」と聞いていたのだが、全然そんなことはなく、このクビクネスホテルがあるだけの、非常に静かなリゾート地である。まわりには土産物屋さえなかった。未だにこの「行楽地」という言葉が疑問で仕方が無い私である。旅行会社のパンフレットが間違っている、と思うのだが……
この日は、サッカーワールドカップでノルウェーが試合をしていたため、ロビーでは人々が大声で声援を送っていた。結果は引き分けだったが。(相手はどこだか忘れてしまった)
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![]() これはホテル近くの教会。小さくて素朴な教会だった。 この教会が象徴するように、バレストランドは決して行楽地ではないのである。 静かな小さな保養地なのである。 |
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