
この日も主にフィヨルドとのお付き合い。ソグネフィヨルドを観光する予定である。ソグネフィヨルドは、世界一長く深いフィヨルドである。
三十分ほどでタイヤ交換は終わった。取り急ぎの修理なので、ホイールキャップはついていなかったが。(気がつくといつのまにかつけられていた。) ソグネフィヨルド観光のフェリーは、ソグンダルからさらに十五分ぐらい先に進んだカウパンゲル。タイヤ交換で遅れたので、最後の方の乗船となった。
観光客は多く、デッキは車でいっぱい。なんとかかんとか乗り込んだ感じである。なぜこんなに混んでいたかというと、どこだかでクラッシックカーショーをやっていて、それに参加する団体が乗っているからだとか。
船室に入ると、子どもたちであふれかえっていた。まさか子どもたちがクラッシクカーショーに行くわけではあるまいな、と思いつつ見ていると、彼らは一様に「ソグンダル ハンドボールチーム」と書かれたおそろいのパーカーを着ていた。さらに、次の下船場・Revsnesでいっせいに下りてしまった。野外授業かなにかだったらしい。
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![]() フィヨルド沿いの村。 |
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![]() 口の開け具合がかわいいかもめ→ |
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カウパンゲルを出港してから、しばらくはかもめが後をついてきた。船室でポテトチップを買って投げてやると、喜んで食べる。手づから食べると聞いていたので、ためしにポテトチップを持って手をかざしていたら、本当に食べた。警戒心のなさがとてもかわいい。
惜しむらくは天気がよければ…… もしこれが青い空であったら、もっともっと美しかったことであろう。ガイドブックに乗っている「青空のソグネフィヨルド」と見比べて、悔しがる私。まあ、ソグネフィヨルドは割と来やすいところにあるので(鉄道・バスとちゃんと公共交通ルートがあるから個人旅行でも行けるし、パックツアーでもソグネフィヨルドはだいたい含まれている)、またいつか来ればいいや、と思うことにした。
グドバンゲンで下船してしばらくは渓谷沿いを走った後、バスは非常に急な坂を上った。坂を上りきると、スタールハイムホテルがある。ここで昼食をとった。
スタールハイムホテルの素晴らしいところは、中庭からナーロイ渓谷をのぞめることである。ナーロイ渓谷の眺望は、とにかく素晴らしい!! の一言につきる。この光景も、今回の旅行で忘れられないものとなった。
ああ、こういうところもこの世の中にはあるんだ。
物語の世界だけじゃなく、ほんとうにこんな世界で暮している人たちがいるんだ。
たとえ、文字の上で知っていても、画像や映像で見ていたとしていても、自分の目で見、感じることは、こんなにも素晴らしいことなのである。
この滝は、スタールハイムホテルから三十分のところにある、トヴィンネの滝。
水量豊富な滝だが、この滝が有名なのは「滝の水を飲むと10歳若返る」と言われているからだ。コノ手の話は日本の観光地ではよく聞くが、ノルウェーにもあったのか、という感じである。
さらに、なんと、滝の水をひいた水道まで設置されていた。滝の水を汲もうとして、滝壷に落ちた人でも出たのだろうか。もしくは皆が水を汲もうと滝に足を踏み入れると、水が汚れる、ということかもしれない。
トヴィンネの滝からちょっと走るとヴォスの町に出た。ヴォスはフィヨルド観光の拠点。駅もあるし、駅前はバスターミナルになっている。
土産物屋休憩が入ったので、さっそく駅を見に行った。面白かったのが列車編成案内板。とてもきれいでわかりやすい。観光客がたくさん来る駅なので、丁寧に案内されているのかもしれない。オスロからヴォスまでの鉄道路線は、非常に車窓が美しく、ヨーロッパでも1,2を争うとのこと。是非乗ってみたいものだ。
鉄路はさらにベルゲンまで延びている。バスはほぼ、鉄道路線沿いにE16を走っていく。いくつか駅も見えたが、さすが観光路線、どの駅もこぎれいだった。
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![]() 列車編成案内版 |
ヴォスからベルゲンまでは一時間弱。![]() |
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![]() 「子ども飛び出し注意?」 |
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![]() キオスク |
フィヨルド地方に比べれば少し緯度が下がったので、「白夜」はどうなったか、また確認してみることにした。
また夜中の一時過ぎにおきて外を見てみると、かなり暗くなっており、街灯が美しく見えた。これぐらい暗いと「夜」という感じがするものだ。
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