神奈川の山 「南郷山・幕山」


★標高
南郷山 611m  幕山 615m
★コース
約4時間
JR湯河原駅(10分)→鍛冶屋バス停(70分)→白銀林道(20分)→南郷山山頂(30分)→自鑑水(20分)→幕山(40分)→幕山公園(30分)→鍛冶屋バス停
★登山
1999年5月
 城山に並んで、初心者向けのハイキングコース。どちらの山も、真鶴半島や箱根の山々が望め、非常に眺めがよい。
 出発点の鍛冶屋バス停までは、湯河原駅から歩いても30分程度。バスは一時間に3本程度走っている。
 バス停から幕山行き、南郷山行きコースに分かれる。幕山から南郷山へ登る場合は左手、新崎川沿いに歩き、南郷山から幕山へ登る場合は、右手の住宅街へ歩いていく。
 民家の間につけられた「南郷山登山口」という文字に従い、住宅地を抜けると、竹林、ミカン畑。舗装された急な坂道。後ろを振り返ると、湯河原の海、初島、新幹線などが見下ろせた。
 しばらく歩くと、湯河原カントリークラブの横にでる。車で楽々とのぼってきた人たちが、優雅にゴルフをしている。ハイキングコースとゴルフ場の組み合わせは、何かしっくりこない。ゴルフ場を過ぎると舗装がなくなり、竹の茂った道はぐっと山らしくなる。いったん白銀林道(車道)に出た後、南郷山登山口へ入り、急な坂道を登り山頂へ。


南郷山山頂

箱根の山に続く稜線
 登り口とは反対方向に非常に急な坂を下りると、再度白銀林道に出る。「自鑑水」という案内板に従い、林道からまた山の中へ入っていくと、うっそうとした桧林となる。非常に気持ちのいい道である。自鑑水とは、湧き水がたまった池で、渇水期には涸れることもあるらしい。源頼朝が石橋山の合戦で敗れ、山中を敗走していた際、この池の水面に映る悲惨な自分の顔にショックを受け、自殺を計ろうとした所だとか。その頼朝をひきとめたのは、城山に城を持っていた土肥氏。「自鑑」の意味に納得。
   再々度白銀林道に出るが、今度はすぐに幕山登山口に行き当たる。
 幕山は有名な山でハイカーも多いため、道がよく整備されている。登りやすい階段状になっていた。ほどなく山頂に出ると、たくさんの人がお弁当を食べていた。ここからも、南郷山同様、真鶴半島が見下ろせた。


幕山頂上への道から周囲の山々を望む

幕山頂上から真鶴半島を望む
 幕山公園へ向かって下山。幕山公園は、手軽に車で来てバーベキューなどを楽しむ公園である。「ちょっと足を伸ばして」という感覚で、幕山に登山する人も多い。しかし、道はいいものの、勾配はかなりキツイ。ただし、真下に真鶴半島を見下ろしながら登れるこの道は、苦労するだけの価値はあると想う。
 登山したのが5月だったため、山ツツジのオレンジ色が実に鮮やか。幕山は岩が剥き出しになっているので、ロッククライミングを楽しむ人の姿もずいぶん目についた。


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