'00.8台湾旅行記

00.8.14(月)第1日目 その1

成田→高雄(高雄市内観光)


龍虎塔前にて


 今年の夏は、本当はアイルランドへ行く予定だった。アイルランドとは言わないまでも、イギリスとかギリシャとか、ヨーロッパの国を10日間余り、少し遠くへ、少し長めに旅行する予定だった。ボーナスの大半も、旅行につぎ込む予定だった。何人もの人に「今年はアイルランドへ行くからね〜」と予告していた。
 ところが6月下旬に突然、9月中旬まで、超多忙プロジェクトに放り込まれることが決定し、10日も連続して休むことが無理になってしまった。連日1時、2時まで働いて、夏休み(プラスアルファ)フルフル旅行へ行っては、さすがの私もダウンすることは目に見えていた。というわけで、今年はとっても近い外国・台湾行きとなった。旅程は5日間、費用は当初予定の三分の一。しかし近いこととアジアということで、非常に贅沢な観光&グルメツアーとなった。当初は「台湾??」と面白くなかったのだが、行ってみると、どうしてどうして、なかなか楽しい旅行だったのである。
 アジア方面の飛行機は朝が早い。というわけで、今回初めて、前夜、成田に宿泊した。空港までたったの10分。ゆっくりと朝起きて空港に向かう。通常ならば、夜明け前に起きて、寝ぼけながら空港に向かうところだが、朝ご飯もしっかりホテルでとっての出発。なかなか気分がいい。
 飛行機は日本アジア航空。JALの子会社である。JALでマイルがたまるということで、さっそくカードの申し込み。マイルを記録する。といっても台湾の高雄までだからしれている。
 この日は、おたくの一大祭典・コミックマーケットの最終日翌日だったのだが、空港の待合室に、明らかにコミケ帰りと思われる台湾人を発見。だって、コミケで売っている紙袋に、同人誌を山のように詰め込んでいるんですもの(^^:: 私は今年はコミケには参加しなかったが、日本のマンガブームは、確かに台湾にまで影響を与えているのね、と感動してしまった。
 

 飛行機は定刻どおり10時前に成田を出発、4時間弱で台湾南部・高雄に到着した。台湾との時差は一時間。台湾の方が遅れている。高雄の天気は曇り。晴れが多いと聞いていたので意外だった。おかげで、あまり「暑い」とは思わなかった。
 高雄空港で同じツアー客が一同に集められる。最低8名催行で、今回は9名プラス子ども1名の10名だった。ここに、現地係員が1名つく。事実上の添乗員つきの「大名旅行」である。
 まずは高雄市内観光ということで、澄清湖(チャンチンフー)へ。周囲約7キロの人造湖である。ジグザグの橋は、九曲橋といい、「魔物が入ってこないように」と、わざと曲げられて作られた橋。遠くに見えるのは高級高層マンション。もう一方には円山大飯店(台北の本家を真似た建物)がある。
 しかし私の目を最もひいたのは、野良犬の群れである。とにかく公園のあちこちにたむろしているのである。入口にも公園内にも、建物内部にも。犬たちもあまりこちらを警戒している様子もないし、人間たちもあまり気にしていない。(ただし、病気を持っているかもしれないので、噛み付かれると注意、とのこと)
 日本では保健所の活動により、野良犬を見なくなって久しい。しかし台湾では、この後もあちこちで野犬を見ることになる。高雄市内では、大丸デパートの入口に野良犬が寝そべっていたりするのである!! でもどこのガイドブックでも、野良犬のことを触れていない。ということは、他の人は野犬を見ても驚かないということか、それともここ数年で、突然野良犬が発生したということなのか??


とにかく野犬が多いのだ
 澄清湖を観光途中、雨が降り出したが、次の見学地・蓮池潭(リェンチータン)へ向かった時には晴れていた。蓮池潭は龍虎塔で有名な湖である。巨大な龍と虎が並んで口をあけており、龍の口から中に入り、虎の口から外に出ると、今までの悪行を帳消しにしてくれるという、ありがたい塔である。

龍虎塔で昼寝のおじさん
 次に向かったのは寿山公園。海抜365メートルのサンゴ性石灰岩の山である。この山の中腹には、忠烈祠(英雄を祭った神社)がある。神社の周りは公園となっており、高雄の町と港が一望できる。
 ちなみにまんなかの写真の中央にある建物は、台湾一高い建物(70階建て)である。今晩の宿泊地・フォルモサホテルは、この建物の46階〜70階を占めている。
 私たちは47階に泊まったが、さすがに高い、高い。(高さが。値段も高いと思うけど、パックツアーなのでよくわからなかった) 寿山公園からも町が一望できたが、フォルモサホテル(47階)からの眺めもなかなかであった。写真右、47階から撮ったものだが、虹が映っているのがわかるだろうか?

 さて、8月14日は、台湾のお盆だそうである。建物の1階はたいてい食べ物屋やお店になっているのだが、その店の前にお供え物が置かれ、火を焚く。それから、夜市のたつ道路の真ん中にはテントがはられ、お供え物が山のように積まれていた。ジュースやお酒、お菓子、果物がお供え物の中心である。
 翌8月15日は、復光節。台湾が日本の敗戦により解放された日である。日本人である私が、のほほんと台湾を旅行していてもいいのかな? と、ふと思った一瞬であった。  


お盆の迎え火(送り火?)
建物前で火を焚きお供え物をする

お盆のお供え物
 この日の夕食は、寒軒延園という、高級広東料理店。日本の中華料理屋銀座アスターのように、一品につき一人ずつ小皿に盛られて出てくる。ここの料理は、本当においしかった。特に、フカヒレの姿煮。忘れられません。料理については、また別項を設けようと思いますので、次は、高雄名物・六合二路の観光夜市についてです。



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