'00.8台湾旅行記

00.8.15(火)第2日目 その1

台南市


台南名物・担仔麺屋


 この日は雨が降ったりやんだり。というわけであまり暑くなかった。どちらかといえば涼しい部類に入る。日本よりよほど過ごしやすい。「台湾って思ったよりも涼しいのね」と思ってしまった。(ただの誤解だったことは、のちにわかる)

 9時過ぎに高雄を出発、高速道路を通り、台南市へ向かう。
 まずは、雨の中、延平郡王祠(イェンピンチンワンツー)へ。鄭成功を祀っている。鄭成功とは、17世紀、台湾をオランダの支配から中国へ返した人物。日本児童文学「動乱に生きた少女」(しかたしん)で読んでいたのだが、今ひとつどういう人物かよくわからない。父が中国人、母が日本人、だったように記憶している。両親も共に祀られていた。
 日本統治時代は神社だったそうで、日本的な感じがする。
 巨大なガジュマルの樹が非常に美しかった。


延平郡王祠

入口に茂る巨大なガジュマルの樹
 延平郡王祠の向かい側には、キリスト教式教会があった。十字架がついているので教会だとわかるのだが、建物は台湾の建物そのもの。日本でも、和風の黒いかわら屋根の教会ってあるかな、などと考えてしまった。
 カップ式のコーラの自動販売機は日本と同じだ。

 次に向かったのは、台南一の観光地・赤嵌棲(ツーカンロウ)。オランダによる台湾統治時代に、オランダ人が築いた赤レンガの城である。しかし、オランダ風とはあまり思えない。と思ったら、初期の建物とは全然違うものらしい。何度も建て直されて今の姿になっており、初期のものの模型を見ると、確かにもっとヨーロッパ風だった。
 一部残っている赤レンガに、やや当時の面影が残っているが、屋根飾りの鯉はシャチホコのようにも見え、やはりヨーロッパ風ではない。

 さて、台南で有名なのは台湾ラーメン・担仔麺(タンツーメン)である。赤嵌棲前の屋台のような店で食べてみる。坦坦麺みたいなものかと思ったら、確かにひき肉はピリピリするがもっとあっさりしている。ラーメンよりは腰が弱い太めの麺に、あっさり目の塩味スープに、ひき肉の炒め物とエビ。量は日本のラーメンの1/3程度で、小さな器に入っている。これで35元(約120円) これが「素・担仔麺」で、肉団子や煮卵のトッピングも、別途料金で可能である。ちょっとおなかがすいた時に気軽に食べれるこういう店があるのはいい。独特の味で、非常においしかった。(余談だが、地元に、担仔麺屋を発見! かなり台南の味に近い。藤沢駅そばに住んでいる方、「湘南担仔麺」に是非行ってみて下さい)

値段表。「米粉」は同じ内容でビーフン。
トッピングは肉団子と煮卵で各10元。
 昼食は上海料理。ただし台南風の味付けで甘め。例えば、前菜の鶏の蒸し物なんかも、かなり砂糖がきいている。台南の料理の特徴は、砂糖を使うことだときいていたが納得。
 昼食の後、また高速道路で北をめざす。高速道路自体は日本と似ているし、サービスエリアも感じが似ている。ついでに、車窓にも田んぼが広がっていたりと、ふと、日本にいるような錯覚に陥った。
 ただし、民家の感じは日本とは違うし、ぽつぽつと建てられている派手な中国式の寺院に、「ああ、台湾なんだな」と思う。ちなみに、道路状態は日本の高速道路にくらべて悪い。道路がボコボコしているのか、やけに振動が伝わる。乗っていたマイクロバスが悪いのかもしれないが……


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