基点は山北駅とした。高松山登山口には、山北駅からと新松田駅からとそれぞれ富士急行バスが出ているが、山北駅から歩いても30分程度。
山北駅は、久々に見る趣のある駅。最近、こういう駅が少なくなった。都会の駅は無機質に均一化され、田舎の駅は駅舎が取り壊されたり、小屋のようになったりしている。山登りに来たはずが、思わず鉄チャンになって、写真をとってしまう。
山北駅まで、最寄のJR駅からの運賃はたったの740円。こんな近い距離に、こんな素敵な駅があったとは……
静かな駅前商店街を抜け、車道を30分ほど歩くと、高松山入口バス停に到着。高速道路の巨大な橋脚を越え、舗装された農道をさらに30分歩くと、ようやく山道となった。農道わきにはみかんや梅の木が多く、こちらは静かな山村という感じだ。
山道になり30分で、送電線の鉄塔の一つにたどりつく。ここからは山北の町が見下ろせる。遠く、相模湾も光って見えた。反対側には富士山が真っ白な頭をのぞかせていたが、送電線と木がじゃまで、それほど眺めはよくない。
さらに30分歩くとビリ堂に。お堂があるのかと思ったら、石仏が杉の木の根元に、2体あるだけだった。周囲の杉の木はどれも高くそびえ薄暗い。ちょうど富士山が真正面に見える場所なのだが、杉の木が邪魔して、ほとんど見ることはできない。
![]() そろそろ梅の季節 |
![]() ビリ堂 |
高松山頂上は、平らなカヤトの広場である。以前はNTTの無線中継塔があったそうだが、今は、それがあったと思われる場所に、大きな穴があいているだけだった。不要になって取り壊したのだろうか。
頂上からは富士山が木々の間から見えた。眺望のよい頂上ではあるのだが、周囲の木がいかんせんちょっと高すぎる。といっても、眺めのために木を倒すわけにはいかないが。
富士山は白い雪が厚くつもり真っ白。この日は天気はよかったが、ちょっとモヤがかかっていたのが残念だった。
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尺里(ひさり)峠(別名虫沢峠)までは尾根道を下った。ここもところどころ、かなり雪が積もっていた。
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