

vol.34 (H15年11月30日発行)
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手の骨折とリハビリ
人間が活動していると、いろいろなところでケガにみまわれることがあります。
転んでしまったとき、よく起こるのは打撲ですが、不幸にして骨折してしまうこともあります。
骨折は手や足、また背骨に多く起こりますが、今回は手を骨折した場合の症状や、骨折後のリハビリ、およびその注意点について考えていきましょう。
骨折について
1.骨折とは?
骨折の医学上の定義は「外力によって骨の構造上の連続性が断たれた状態」となっています。
ですから、ヒビも骨折の一種類(亀裂骨折と呼ばれています)ということになります。
2.骨折するとどうなるのか?
骨折が起こったときに共通して見られる症状がいくつかあります。
それらについて述べてみましょう。
- A 「痛み」
骨が折れると、折れた所が痛みます。
この痛みにはいくつかの種類があります。
じっとしていてもズキズキと痛むという痛みを「自発痛」といいます。
そして、手を動かした時に起こる痛みを「運動痛」といいます。
押さえると痛い場合は「圧痛」といい、骨折には必ず見られます。
痛みの程度は、骨が折れた場所や程度により様々です。
B 「腫れと皮下出血」
骨折した部位は必ずと言っていいほど腫れます。
折れた骨から出血がありますし、骨折部の周囲の血管も切れることがあります。
筋肉や靱帯なども傷ついて炎症が起こります。
これらが腫れの原因となるわけです。
骨折直後はそれほど腫れていなくても、適切な処置をしないと、時間が経過するにつれて段々と腫れがひどくなります。
皮下出血のために皮膚が青くなる場合もよく見られます。
C 「変形」
骨が折れたことで手が変な形に曲がってしまったり、筋肉の働きのために特徴的な変形が見られることがあります。
しかし、骨折の程度が軽いもの、骨のずれが小さいものなどでは、外から見て変形がはっきりしない場合もあります。
D 「機能障害」
骨折が起こると痛みのために、折れた部位を自由に動かせなくなりますし、完全に折れたり、大きくずれたりすると、その骨折部位の近くの関節の正しい運動ができなくなります。
すなわち、手が動かせない、肘を曲げられないといった機能障害が現れます。
しかし、ヒビが入る程度の骨折では、あまり機能障害が見られないこともあります。
E 「雑音」
骨が折れると骨折部の端がすれ合って「ゴリゴリ」と音がします。
また、この時には痛みを伴います。
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