日本語をローマ字で書いてみると、"単語意識"が分かる。
「わたしはほんをよみました」をローマ字で書いてみよう。
マウスをここに。
▲「し」を shi と書くのはヘボン式、si と書くのは訓令式。
si と書くほうが日本語に適っている。
助詞の「は」は wa と書く。ワープロでは h a と打つが。
助詞の「を」は wo と書くこともあるが、発音通り o と書くのが普通。
△問題にしたいのはそういうことではなく、どう区切って書くか、ということである。
助詞を前の名詞にくっつけて Watasiwa honwo …… と書くことはないだろう。
Watasi-wa hon-wo/hon-o とハイフン(-)でつないで書くことはあるかもしれない。
しかし「よみました」を yomi masi ta と はなして書くことは絶対にない。
これらは別々の単語ではなく、全体で1つの単語だからである。
パソコンとのコミュニケーション
パソコンでしていたのは
BASIC で簡単なプログラムを作ることだった。
そんな簡単なプログラムを作るために
大金を出してパソコンを買うのは無駄なことだ思われた。
しかし、私の場合は、
プログラムを作ることは、外国語の学習に似ていると思ったし、
外国語の学習以上の喜びがあった。
本で学ぶ語学ではコミュニケーションができない。
パソコンのプログラミングでは、
うまく行かないと"Syntax error"とパソコンに言われる。
パソコンとのコミュニケーションができたのだ。
伝統的文法から新しい文法へ
より
伝統的文法の活用表には「書いた」
という形がない。
あれ?過去形がないぞ、これはおかしい、
と思った人がいるにちがいない。そういう人は「新しい文法」
も理解が早いはずである。「新しい文法」の表には
「過去形」があり、体系的にしかるべき位置に存在している。
(→
新しい文法の変化表)
書評 角田太作 著『世界の言語と日本語』
より
日本語に主語が有るか無いか、ということは意味がなく、そういう分類が意味があるかないかだ、と述べている。
ここは非常に重要なことである。「日本語には主語がない」などと大発見であるかのように言うべきことではない。「目からうろこ」のようなことでもない。
ずっと以前に角田氏が上のように書いているのだ。