☆表記と実際の発音についての注意 この「やがる」文体の表記は 「読みやがる」「読みゃがる」「読みゃあがる」と一定していない。 ここでは一番 簡単な「読みやがる」と表記することにする。 実際の発音は ヨミヤーガル、ヨミャガル、ヨミャーガル などとなる。 「食べやがる」では タベヤーガル と実際の発音が長くなることがある。
「読みやがって」という形は上述の通りテの形であるが、
文の終わりに用いられることがよくある。
あいつ新しい車を買いやがって。
のように。
これは一般には「〜やがって、困る」など
何かが省略されていると考えられるが、
それにしても文末に用いられることが非常に多く、
ほとんど「終止形」の働きをしている。
これについては「〜やがって」の形はあくまでも
テの形とし、その用法について意味のところで
記述することにする。
◇条件の表現について
いわゆる「ば、たら、と、なら」という条件4表現は次のようになる。
読みやがれば
読みやがったら
読みやがると
読みやがるなら
この中では「たら」の形「読みやがったら」が一番 使われるだろう。
つまり、非難の対象を主語にする言い方である。したがって、
話し手 自身が主語になることはない。「*俺は〜しやがった」という言い方はあり得ない。
また、この文体は話し手のある種の嫉妬を表すことがある。
嫉妬の対象を主語にする言い方である。
この場合「〜やがって」とテの形が用いられる。
余韻を残すことによって非難性がやわらげられる。
あいつ新しい車を買いやがって。
「やがる」文体について(2) 2003.3.26 アップ。 合わせて読んでください。