治療例右
竹内歯科クリニックでの実際の治療例

検索エンジンで歯科を検索すると、すばらしい歯科のホームページがたくさん見つかります。でも、実際にどんな治療をどのくらいやっているのかを公開しているホームページは必ずしも多くありません。

このページは、どんな病気にどんな治療を行っているのかをお知らせするために作成しました。ページ中の画像はすべて当院の患者さんのものです。一般的な虫歯・歯周病についてはよくご存知だと思いますので、まずは、歯科口腔外科の疾患、インプラント・ホワイトニングなどをご紹介していきます。今後、いろいろな疾患・治療例の画像を徐々に増やして充実させていくつもりです。
また、別のページでは、当院でどのくらいの数を治療をしているかを少しだけ知っていただくために診療実績を公開しています。当院のことだけでなく、「歯科治療」というものを理解していただくために少しでもお役に立てれば幸いです。


埋伏智歯(まいふくちし)

口腔外科で扱う疾患でもっとも多いのは親知らずでしょう。専門的には「第三大臼歯」とか「智歯(ちし)」と言いますが、下あごの骨が現代人は小さくなっており、一番最後に生えてくるはずの智歯は生える余地がないためしばしば横向きになっていることが多いのです。完全に骨内に埋まっていればあまり問題は起こさないのですが、大抵は、一部が口の中に露出していることが多く、そのすき間に汚れが溜まりやすく、しばしば歯ぐきが炎症をおこして時には顔が腫れるほどにひどくなったり、親知らずの前の「第二大臼歯」の根元が虫歯になったりします。骨に埋まった状態の歯を「埋伏歯(まいふくし)」と呼びますが、親知らずの場合は「埋伏智歯(まいふくちし)」といいます。

埋伏智歯X線写真典型的な埋伏智歯のレントゲン写真です。

埋伏歯X線写真2実際に抜いた埋伏智歯の画像をレントゲン写真に重ね合わせた画像です。埋伏智歯抜歯は、抜くというより摘出手術です。抜いた歯の画像をみていただくとわかると思いますが、埋伏智歯は分割して取り出します。ある程度の経験を積んだ歯科医師なら通常は15分前後で抜歯しますが、埋伏智歯の位置(高低)、方向(傾斜、水平など)、歯根の形状、骨の状態(硬さ、弾力性など)、下歯槽管(下唇の感覚神経の通り道)との位置関係などにより難しさはずいぶん変わります。時には病院歯科に入院して抜歯することもあります。

歯の外傷

歯の外傷には、大きく分けて、歯が抜けてしまう脱臼、折れてしまう破折、そして歯が変色したりぐらついたりする打撲があります。部位は上の前歯が圧倒的に多く、歯を取り巻く骨の骨折を伴うこともあります。ラグビーなどのスポーツではマウスガードが歯の外傷予防に有効です。
みなさんに是非知っておいていただきたいことは、もし事故などで歯が抜けたりかけた場合は、必ずその歯を牛乳の中に入れるか、口の中に入れたままでできるだけ早く口腔外科のある歯科医院か病院を受診することをが肝要です。抜けた歯は乾燥させずに30分以内に元の位置に戻せばほぼ元通りにくっつきます。

<歯の破折>

破折した永久歯まだ生えたばかりの永久歯が欠けてしまいました。

修復した歯白い充填材料を使ってこのぐらいまでは直すことができます。

<歯の変色>

変色した歯乳歯の前歯をぶつけて変色してしまいました。歯の中の生きている部分「歯髄」で出血した血液が歯の硬い部分にしみ込んでしまうことによって変色が起こります。

変色した歯22週間経過をみたところ、変色が強くなりましたが、痛みやぐらつきなどの症状はないため、そのままでさらに経過を見ました。

変色した歯37ヶ月後の画像です。変色は残っていますが、ずいぶん改善しました。この例のように時には経過をみているだけでよくなることもありますが、歯の神経(歯髄といいます)が死んでしまうことも多くその場合は、死んだ歯髄を抜く処置(抜髄といいます)が必要になります。抜髄しても変色は残ってしまう場合は歯の漂白を行って変色をかなり改善できます。

インプラント

埋め込まれたインプラントこの患者さんは、外傷で前歯2本をなくした患者さんです。左の画像は、インプラントが埋め込む手術(通院で30分〜1時間)を行って2ヶ月経ったところです。直径4mm、長さ12mmほどののインプラントが歯槽骨(歯ぐきのすぐ下にある骨)に埋め込まれています。

土台の装着 埋め込まれたインプラントに土台を装着したところです。

装着したセラミックの冠 最終的に装着したセラミック冠です。


再植術とインプラント

歯根の歯折交通事故で上の前歯が3本抜けてしまった患者さんです。両わきの歯は折れてなくなり、残った根っこも割れています。

再植とインプラント抜けてしまったところにはインプラントを埋め込み、歯根が割れていたところは「再植術」という方法で歯根を残し、最終的にセラミックの冠を装着しました。

再植とインプラント2自然な感じです。


ホワイトニング

ホワイトニングには、患者さんに器具をお渡しして、自宅で行うホームホワイトニングと診療室で行うオフィスホワイトニングがあります。当院ではホームホワイトニングを採用しています。
ホワイトニングの効果は、変色の原因・程度により違いがあります。過大な期待は禁物ですが、下の治療例が平均的なところだと思います。

ホワイトニング前 例1ホワイトニングを行う前の状態です。「1」の歯はセラミックの冠なのでホワイトニング治療をしても色は変わりません。色の変化をみる基準になります。

ホワイトニング後 例1 左の画像は、ホームホワイトニング後の画像です。「1」を基準にしてみると全体に白さが増していることがわかると思います。「2」の歯は神経(正確には「歯髄」といいます)が死んでしまったために変色が強くなっていたので、歯の表面のホワイトニングの他に歯の中に漂白剤をつめて歯を白くする治療を併用しました。


粘液のう胞

粘液のう胞術前下唇の内側に左のようなふくらみができることがあります。この場所には小唾液腺と言って、皮膚の汗腺のような唾液を作る小さな腺組織がたくさんあり、なんらかの原因で唾液の出口が詰まると、唾液が貯まって袋状のものができます。口腔外科では比較的ポピュラーな病気で、「粘液のう胞」といいます。

粘液のう胞手術直後手術直後です。治療は、切除しかありません。放置するとつぶれてわからなくなることもありますが、ほとんどの場合再発を繰り返し硬くなって、切除しても再発しやすくなります。また、不用意な切除は、再発の可能性がやはり高くなります。切除は、ある程度経験のある口腔外科で行うべきです。通常、局所麻酔で15分前後です。

粘液のう胞術後2W術後2週間の状態です。上手に切除すれば、左の画像のようにほとんどわからないぐらいに治ります。