「生活と覚書2009(文化・読書編)」 ![]()
【ぐーたら文化生活】
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| 2009年7月10日 ダ・ヴィンチ連載の最新「テレプシコーラ」見た? 今回は、非常に重要。 今後の行く末を決定づけるようなシーンがあった。 六花ちゃんの振り付けどおりに踊るローラ・チャン! やはり、ローラ・チャンは空美ちゃんなのか!? ある意味、このシーンって、第二部クライマックスではないだろうか。 う〜ん、今回は感激した。 さて、今日は3冊紹介。 「あなたに不利な証拠として」ローリー・リン・ロラモンド(ハヤカワ文庫) 「義珍の拳」今野敏(集英社文庫) 「ニッポン昔話」(上)花輪和一(小学館) 「あなたに不利な証拠として」ローリー・リン・ロラモンド(ハヤカワ文庫)
![]() 評判になった作品である。 2007「このミス」1位。 2008「文春ミステリ」1位 オビでは池上冬樹氏、絶賛の嵐。 たしかに、おもしろい。 ミステリと言うより、文学に近い。 リアリズムに徹していて、心理描写も克明、レベルが高い。 でも、日本女性作家でもこのレベルはある、と思う。 女性の心理描写なら桐野夏生さん、永井するみさん。 ストーリーテリングなら宮部みゆきさん、柴田よしきさん。 リアリズムなら高村薫さん。 ・・・と、つい日本ミステリを擁護しまった。 「義珍の拳」今野敏(集英社文庫)
非常に興味深い作品。 このような拳法小説、って好き。 わくわくする。 「ニッポン昔話」(上)花輪和一(小学館)
![]() この作品は、かつて限定販売即完売、だった。 現在、入手不可能。 どれだけ、口惜しい思いをしたことか! 今回、特典をつけ上下巻となり、復刻された。 下巻は来月下旬くらいの発売らしい。 楽しみに待っている。 |
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| 2009年7月5日 ブログを読んでいて、声を出して笑う、なんてめったにないけど。 「花つむひとの部屋」先週の回は笑った。 ・・・外国人が受けた日本語検定試験とその回答例。 問:「どんより」を使って短文を作りなさい。 答:「僕は、うどんよりそばが好きだ」 問:「まさか〜ろう」を使って短文を作りなさい。 答:「まさかりかついだ金たろう」 問:「うってかわって」を使って短文を作りなさい。 答:「彼は麻薬をうってかわってしまった」 私が採点官なら、正解をだすより、高得点をさし上げたい。 さて、先週は次の4冊を読んだ。 「麦の海に沈む果実」恩田陸(講談社) 「黄昏の百合の骨」恩田陸(講談社) 「リトル・ホラーズ」今野緒雪(集英社) 「姫盗賊と黄金の七人」(前編)松田志乃ぶ(集英社) 「麦の海に沈む果実」恩田陸(講談社) 「黄昏の百合の骨」恩田陸(講談社)
どれも、悪くない。 平均点の優等生タイプ。 恩田陸さんのファンは多い。 特に、このシリーズは熱狂的、らしい。 でも、過去の作品同様、熱中できない。 どうも、私とは相性が悪いようだ。 登場人物に感情移入できない。 どうしてだろう? 筆力とは、ストーリーを作る能力、キャラクター造詣能力。 ・・・これは、けっこう有るように思う。 でも、これが筆力のすべてではない。 表現力、演出力の問題なのだろうか? ヒロインに魅力が無いためか? 単に相性なのか? ネット上の紹介を見ても、私好みのテイスト満載なのに。 残念だ。 PS1 この作品はハードカバーで読んだけど、挿絵がすばらしい。 一度、挿絵だけでも見てみて。 あと、P243の「美人論」が興味深い。 PS2 公平を喫するため、他の方の(褒めている)論評も記載しておく。 麦の海に沈む果実 黄昏の百合の骨 「姫盗賊と黄金の七人」(前編)松田志乃ぶ(集英社)
やはり、おもしろい。 再読に耐える作品群。 本作品も、既に再読した。 作者もあとがきで書いているが、 コメディ、ロマンス、ミステリの三要素が融合している。 私は見事なさじ加減、と思う。 後編が待ち遠しい。 「リトル・ホラーズ」今野緒雪(集英社)
「マリみて」本編はいったん終了している。 本作品は、アンシリーズにおける「アンの村の人々」みたいなもの。 短編集だけど、その各短編のつなぎ方が巧み。 絶妙な技である。 |
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| 2009年6月28日 暑くなってきましたね。 このところ、アイスばかり食べている。 個人的アイス・ランキングは以下のとおり。 (1)ハーゲンダッツ・ラムレーズン (2)井村屋・小豆アイス (3)エスキモー・ピノ さて、今週の読書は次の6冊。 「ノンフィクションと教養」佐藤優編集(講談社) 「仏像のひみつ」山本勉(朝日出版社) 「この写真がすごい2008」大竹昭子(朝日出版社) 「仏果を得ず」三浦しをん(双葉社) 「天才バカボンのおやじ」(全2冊)赤塚不二夫(竹書房文庫) 「町でうわさの天狗の子」(4)岩本ナオ(小学館) 「ノンフィクションと教養」佐藤優編集(講談社)
つい買ってしまう。 普段、無秩序に読んでいるものだから、重要な本がダダモレ状態。 それに、ノンフィクション関連もあまり読んでないし、教養読書とも無縁な生活を送っている。 その弱みにつけ込む、このタイトル・・・・う〜ん、まいった。 (でも、参考になった) 「仏像のひみつ」山本勉(朝日出版社)
![]() 仏像のヒエラルキーが分かった。 天→明王→菩薩→如来 P86の仏像シルエット、ってのも参考になった。 なかなか、おもしろい。 感心した。 「この写真がすごい2008」大竹昭子(朝日出版社)
#12(カンガルーの寝ている写真) #20(臨終での家族写真) #47(2人の子どもの写真) #52(学級集合写真) #12,20は、その場の雰囲気と瞬間をとらえた写真。 #47,52は、最初から技巧の意図あり、の写真。 どちらも、共に趣味である。 「仏果を得ず」三浦しをん(双葉社)
なかなか、おもしろそうな世界。 能狂言、歌舞伎、文楽、落語・・・このあたりの基本知識は日本人としてあらまもしい。 機会があれば、もう少し探求したい。 「天才バカボンのおやじ」(全2冊)赤塚不二夫(竹書房文庫)
バカボンの語源は英語のバガボンド(放浪者)からきている。(だから最初、無職であった) パパが無職なのは良くないというテレビ局の配慮で植木屋と設定(赤塚不二夫はこれに激怒したらしい) バカボンのママは峰不二子や初代キューティーハニーと同じ声優。 バカボンのおやじの生年月日は昭和元年12月元日のクリスマスの夜。 バカボンのおやじはバカ田大学出身、バカボンのママは黒百合女子大学出身。 「町でうわさの天狗の子」(4)岩本ナオ(小学館)
でも、今回は重要なエピソードが! なんと、太郎坊が××する。 久しぶりに太郎坊の母も登場。 |
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| 2009年6月21日 一般的な話題と、個人的な話題を各1つずつ。 まず、世間で話題になっているのは趙紫陽氏の回想録。 この方は天安門の関係者なので、この回想録が非常に注目を集めている。 あれから20年たつんですね。 天安門事件で失脚の趙紫陽元総書記、軟禁中の「発言」が本に 日本支部声明 : 天安門事件20周年 今こそ正義を! | ニュース ... 天安門事件、当時を伝える写真 写真41枚 国際ニュース : AFPBB News 天安門事件20年 「趙紫陽回顧録」: TVウォッチBLOG もう一つ、私が個人的に気になる話題は、氷室冴子さんの一周忌。 少し検索しただけでも、ファンの方がいろいろ書いておられる。 早世されたのだ残念だ。 氷室冴子 氷室冴子さんを偲ぶ会: 氷室冴子さん1周忌 また、氷室冴子さんの自宅にあった書籍リスト、ってのがある。 これです・・・興味深い。 →リスト さて、今週は4冊紹介。 「シーセッド・ヒーセッド」柴田よしき(講談社文庫) 「ア・ソング・フォー・ユー」柴田よしき(講談社文庫) 「竜巻ガール」垣谷美雨(双葉社) 「あの日にドライブ」荻原浩(光文社) 「シーセッド・ヒーセッド」柴田よしき(講談社文庫) 「ア・ソング・フォー・ユー」柴田よしき(講談社文庫)
このシリーズ、面白いので第2弾と第3弾も読んだ。 今のところ、シリーズは4冊しか出版されてないので、これで続き待ち。 あとは新刊を待つしかない。 「竜巻ガール」垣谷美雨(双葉社)
次の4編からなる。 「竜巻ガール」・・・これが表題作だけど、ライトノヴェル系で少し軽め。 「旋風マザー」・・・これは巧い。1作目「竜巻ガール」で作者を見切ってはいけない。奥が深いユーモア小説。 中島京子さんや平安寿子さんを思い出した。 「渦巻ウーマン」・・・これも秀逸。不倫相手がいきなり事故死するところから始まる。 これが永井するみさんなら、もっとミステリ色が濃くなるでしょうが、 垣谷美雨さんなので、ユーモア小説で収まっている。 「霧中ワイフ」・・・どちらかというと文学色が濃い作品。関西弁で書かれているのが珍しい。 もともと、兵庫県の方らしい。 特に、2作目・「旋風マザー」が巧い、老練なユーモアを感じる。 3作目・「渦巻ウーマン」もいい感じ。 「あの日にドライブ」荻原浩(光文社)
あの時、別な就職をしていれば、 もし、別な女性と結婚していたら、 ・・・SF型式なら、タイムスリップになるのを、妄想という手法で語らせている。 銀行を辞め、現在はタクシー運転手。 運転をしながら、妄想の世界に入っていく。 他の作家だったら、途中で読むのを止めたかもしれないが、 さすが荻原浩さん、文章・演出が巧い。 単なる愚痴に終わらせない。 |
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| 2009年6月14日 先週日本エッセイスト・クラブ賞を紹介したが、けっこう面白そうな作品が多い。 大宅壮一賞関連でも読んでいない作品は多いし。 日本出版業界は広く奥が深い。 私もかたよった読書をしていて、多くの優れた作品を見のがしている。 さて、今週は4冊紹介。 「こんな夜更けにバナナかよ」渡辺一史(北海道新聞社) 「グラウンド・ゼロがくれた希望」堤未果(ポプラ社) 「怖い絵」(3)中野京子(朝日出版社) 「シングルベル」山本幸久(朝日新聞出版社) 「こんな夜更けにバナナかよ」渡辺一史(北海道新聞社)
障害者と福祉問題を取り上げた作品。 下記に、いくつか引用する。 それにしても、人が人を支えるとは何なのか。 支える人と、支えられる人が「対等になる」とはどういうことなのか。 一つはボランティアといっても、しょせん《合う人とは合う。合わない人とは合わない》のだから、 あまり人の心理や性格の裏側を深読みせず、自分の理解できることだけを受け止め、 ちゃんと責任を持てということ。 もう一つは、人と人は《現実の表面に出ている部分》でつきあえばいいのであって、 介助をもっと《日常というか、普通のもの》に近づけてゆく努力をしなければならないということ。 (以上、引用終了) いくつか考えさせられる事があった。 クライマーもいつ障害者になるか分からない。 健常者と障害者は紙一重。 「グラウンド・ゼロがくれた希望」堤未果(ポプラ社)
(以下、引用) ビル全体が左右に揺れたのだ。 足下の床が沈みこむようにかしぎ、まるでバランスを崩したボートから落ちるように倒れた私は、 硬いカーペットに嫌と言うほど肘を打ちつけた。 倒れたままで顔をあげると壁にとりつけられたたくさんのテレビ画面に 「ALERT(警戒警報)」の文字が点滅している。 (以上、引用終了) 非常に生々しい記録。 著者は、階段を使って地上まで降り、脱出する。 その後、PTSDに悩まされながらも、ライターとして一歩を踏み出すまでの記録を記している。 (点数が辛いのは、種々の点で私の趣味に合致しないから・・・理由省略御容赦) 「怖い絵3」中野京子(朝日出版社)
![]() 好評の歴史と絵画エッセイ第三弾。 (でも、これが完結編なのね・・・残念) 私は学校で、絵画は先入観なしに見るべし、と習った。 いかに、それが皮相な見識であることか。 少なくとも近代以前の絵画を見るには、それなりの歴史・文化の知識が必要。 著者は恐ろしく博識にして洞察力もある。 ホント感服する。 例えば、『かわいそうな先生』(レッドグレイヴ)の絵について。 原題“The por teatcher”の先生とは“governess”(ガヴァネス)を指すと指摘。 女性が職業に就いていること自体が蔑まれた時代から説き起こす。 詳しくは本書を読んでもらうとして、具体的な文学作品を提示される。 (タイトル右は、私のコメント) 「ジェーン・エア」・・・これは真っ先に頭に浮かぶ。私も好きな作品。 「ねじの回転」・・・そうなのか。 「エマ」・・・「自負と偏見」は読んだけど・・・昔は翻訳されてなかったぞ。 「シャーロックホームズ」・・・特に「四つのサイン」ではヒロイン・メアリにワトスンが一目惚れ。 「虚栄の市」・・・タイトルは知ってるけど未読、ここまで読むのは英文学の専門家でしょう。 以上、知識と洞察に圧倒される。 【参考】 「中野京子作品」 「シングルベル」山本幸久(朝日新聞出版社)
![]() 山本幸久作品最新作。 全作品を読んでいる。 (と、言っても、この作品を入れても10冊だけど) 今のところハズレなし。 すべて、一定のグレード以上。 そこが安心して楽しめるし、躊躇せず購入に踏み切れる。 他の作家はこうは行かない。 真保裕一さん、桐野夏生さんも当たり外れがあるし、奥田英朗さん、宮部みゆきさんでもある。 全作品が面白いのは荻原規子さんと山本幸久さんくらいか。 (私の趣味では荻原規子さん圧勝だけど、寡作すぎる) あるいは、他の作家が多作すぎるのかも。 【参考】 「山本幸久作品」 |
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| 2009年6月7日 先日、「新刊大賞2009」を紹介した。 これで、1位になったのが「ルポ貧困大国アメリカ」。 (中央公論社が主催し出版各社の新書編集長と主要書店の店員が選んだ) また、同書は第56回日本エッセイスト・クラブ賞も受賞している。 エッセイのカテゴリーを逸脱している、と思うけど。(まぁ、そんな「賞」なんでしょう) 下記に参考リンクしておく。 日本エッセイスト・クラブ賞受賞作紹介 講談社エッセイ賞受賞作紹介 文学賞 さて、今週は4冊紹介。 「ルポ貧困大国アメリカ」堤未果(岩波新書) 「ふたたびの虹」柴田よしき(祥伝社) 「フォー・ユア・プレジャー」柴田よしき(講談社) 「こっこさん」こうの史代(宙出版) 「ルポ貧困大国アメリカ」堤未果(岩波新書)
アメリカの経済学者ミルトン・フリードマンは言った。 「国の仕事は軍と警察以外すべて市場に任せるべきだ」 このフリードマンに学んだのがラムズフェルド元国防長官。 「イラク戦争」を民営化した。 可能な限り外注と派遣社員を使って。 (この時に貧困ビジネスが利用された) また、米政府はベトナム戦争で懲りた為、ジャーナリズムをまっ先に取り込んだ。 かつてベトナム戦争で「戦争で最も犠牲になるのは真実だ」と言われた。 イラク戦争では「真っ先に犠牲になったもの、それはジャーナリズム」、という。 80年代、「タイムズ」は共和党支持メディア王、ルパート・マードックに買収されている。 彼は世界中に所有する173紙の新聞に戦争支持の社説を書くように指示。 NBC、CBS、ABCも大資本に買収されている。 (NBCの親会社は第二次大戦で原爆を作った軍需産業) さて、軍関係以外に、興味深いのが医療関係のレポート第3章。 クライマーにも関係有りなので、気になる。 医療費がやたらと高額。 例えば盲腸での入院費用。 ニューヨーク・・・243万円(入院1日) ロサンゼルス・・・194万円(入院1日) 日本なら4,5日入院しても30万以下でしょう。 もし、アメリカに登りに行くなら、保険をしっかりかけたい。 もし怪我をして、入院でもしたら、目も当てられない。 「ふたたびの虹」柴田よしき(祥伝社)
![]() 過去の真実を暴くのがすべてではない。 過去と向き合って、どう現在につなげるか。 作品のコンセプトがすばらしい。 よくできている。 「フォー・ユア・プレジャー」柴田よしき(講談社)
![]() 前作おもしろかったので、シリーズ2作目を読んでみた。 前作より楽しめた。 バラバラに思えた事件を一気に収斂するワザは見事。 う〜ん、そう来たか、って感じ。 それにしても巧い。 多島斗志之さんは寡作で多彩だけれど、柴田よしきさんは多作で多彩。 すばらしい才能だ。 「こっこさん」こうの史代(宙出版)
でも、街中ではムリでしょうね。 小さな声のニワトリいないかな? 天井を低くすると鳴かない、と聞いたけど。 それだと、ニワトリ気の毒だし。 また、糞が臭くて、近所から苦情が出る。 田舎でも厳しくなってきたらしい。 |
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| 2009年5月31日 「RDG レッドデータガール」(2)荻原規子(角川書店)
![]() 今週末は予定を入れずに、読書に集中した。 書店への入荷は発売日から2日遅れで、土曜日の昼。(取り置きしておいてもらった) 土曜日に一気読みして、日曜日再読した。(ブランクをなくすため1巻目再読してから2巻目読み進んだ) ワンランク上の面白さ。 ツボを押さえている。 物語の舞台は予想どおり、東京に移動。 ファンタジーと言うより、ほとんど学園もの?、っていうような展開。 しかも、寄宿舎だし! (「西の善き魔女」(秘密の花園)を思い出す) 今回の特徴は登場人物の多彩さ。 個性的な人物多数登場。 誰が人気出るか? 真夏か真響が上位に入りそう。 泉水子の父も登場したし。 ほんと、顔ぶれが多彩で豪華。 あと、重要人物で登場しないのは紫子さんくらい。 今回気になったのが、和宮のあの姿での登場。 「風神秘抄」とのリンクを感じる。 もしや、これは「転生」では?、と。 PS 蛇足ながら、気になった点、ささいなことだけど。 前回も書いたけど、泉水子を始め、登場人物すべてが標準語を話すこと。 全国から集まった生徒達だけど、どなたも方言を使わない。 方言を使うと、ストーリーのなめらかな進展阻害になるのでしょうね。 でも、一度使っていただきたいような気もする。 |
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| 2009年5月29日 漫棚通信ブログ版を時々見ている。 5/27付けで、「25年後の磯野家」CMを紹介しているので、さっそく見てみた。 イクラちゃんは、ベンチャー企業をたちあげ、CEO(社長)をやっている。 タラちゃんは、たこ焼き屋のおやじ。 宮沢りえ扮するワカメちゃんは34歳、美人になって、老舗デパートのエレベーターガール。 カツオは36歳になってもあいかわらずで、野球の練習をしている。(仕事してるのか?) 【リンク】↓ ![]() 今日はとりあえず、1冊だけ紹介。 「フォー・ディア・ライフ」柴田よしき(講談社)
![]() 探偵が保育園の園長、って設定がいい。 しかも、新宿二丁目。 ヤクザがわんさか登場する。 ラストのエンディングへの収斂はオタク的すぎるような。 少し、ついて行けなかったので、点数を辛くした。 |
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| 2009年5月26日 週末に書こうと思っていたけど、都合により今日書いておく。 「新刊大賞2009」(中央公論新社)、ってのがある。 「このミス」の新書版みたいなやつ。 昨年2008年度の新書ベストを選んでいる。 下記のとおり。 比較のため、右側に2007年度のベスト10も併録しておく。 ![]()
さらに、ベスト10には漏れたけど、 私の興味をひいた作品も記しておく。
・・・以上、こんな感じで、おもしろそうな本が盛りだくさん。 読書の楽しみは尽きない。 【参考】 新書が生まれて70周年《夏の新書100冊フェア》 |
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| 2009年5月24日 再度、「この世界の片隅に」を読んだ。 やはり、新たな発見あり。 例えばP116上段・・・義姉の博覧会でのデートシーンだけれど、その右に少女と母親らしき女性。 これは良く見れば、リンさんが遊廓に売られていくシーンでもある。 エピソードが交錯する一瞬。 さらに気づいたのは、すずとリン、名前が似ている。 リンはすずの(ありえたかもしれない)もうひとつの人生であり、分身でもある。 さて、今週は2冊紹介。 「激流」柴田よしき(徳間書店) 「街角花だより」こうの史代(双葉社) 「激流」柴田よしき(徳間書店)
![]() 読み出したら止まらない、疾風怒濤のミステリ。 タイトルどおり「激流」に飲み込まれる。 2段組み、554ページが短く感じられる。 主要な登場人物は男性2人と女性3人の計5人。 それと、行方不明の冬葉。 実際の事件が起こってから20年後、って設定。 この20年の歳月、それぞれ登場人物がどう生きてきたか? それだけでも、おもしろい。 これにミステリ要素が加わってくる。 う〜ん、激流だ。 PS 点数が辛い、と思うかもしれない。 柴原作品では、「小袖日記」や「ワーキングガール・ウォーズ」が私の趣味。 今回は、(微妙に)私の趣味とずれた。 でも、おもしろい作品であるのは確か。 「街角花だより」こうの史代(双葉社)
こういう、ゆるい明朗作品。 花屋を舞台に店長と店員(2人とも女性)の仕事と日常が描かれる。 初期の作品ですでに、技術的には完成されているような気がする。 例えば、ローアングルからの構図。(P29) 短い線での風景。(P33) 興味深い。 PS さて、今週はいよいよ、RDG2の発売。 今週土曜日は、どこにも出かけずに、読書デーとしたい。 レッドデータガール2 |
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| 2009年5月19日 今週末にアップ予定だったが、ガマン出来ない。 今日アップします。 この本は、すごいよ! 「この世界の片隅に」(上・中・下)こうの史代(双葉社)
また、すばらしい作品を読んでしまった。 かつて、「夕凪の街、桜の国」を読んだ時に感じた。 これは最高傑作、これ以上の作品は出ないだろう、と。 でも、それは誤り。 再度、こうの史代さんが「戦争」をテーマに取り組まれた。 そして、出来上がったのが、この全3巻。 早くも今年度ベスト作品決定! 日常を淡々と描かれている。 この柔らかいタッチで戦中・戦後が描かれるんだけど、 もう・・・こみあげてくるものがある。 平凡な表現で申し訳ないが、魂を揺さぶられる。 メルヘンと紙一重のストーリーと表現だが、これがテクニカル。 鬼が、座敷童が・・・。 どこまでが現実で、どこからが夢なのか。 「夕凪の街、桜の国」と同様に、各エピソードが複雑に絡み合い、リンクする。 ぼんやり読んでいたら、見のがしてしまう。 物語は、広島と呉が舞台。 昭和18年から始まり、徐々に昭和20年8月に向かっていく。 大きな山が迫ってくる感覚。 じっくり読んで下さい、リンクを読み解くために。 表紙はこのような雰囲気なので、救われる。 PS 先週、「あの戦争から遠く離れて」を読んで、ノンフィクションはすごい、と感じた。 感動や迫力ではノンフィクションに負けるな、と。 でも、それは間違い。 改めて、フィクションの凄味を感じた。 PS2 3巻目の表紙を見て。 ヒロインが髪を切ってショートにしている。 そして、この表情。 どうしてこの構図なのか? どうしてお兄ちゃんが鬼いちゃんなのか? どうして座敷童が出てくるのか? 読み解いて下さい。 すべてがリンクしている。 |
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| 2009年5月16日 実は今年から『E−hon』に加入している。 このE−honには、『新刊パトロール』制度があって、 作家名を登録すると、新刊をチェックしてメールをくれる、とても便利。 新刊チェックしている作家が40人くらいいるので、この制度はホントありがたい。 さて、今週は次の2冊を紹介。 「あの戦争から遠く離れて」城戸久枝(情報センター出版局) 「あなたにもできる悪いこと」平安寿子(講談社) 「あの戦争から遠く離れて」城戸久枝(情報センター出版局)
![]() この作品、出版されたときから気になっていた。 でも、重そうなので、何となく敬遠していた。 今年の初めに、「この人も好きかも!」のサイトで「米原万里」を入力すると、 城戸久枝さんが1番に出てくる。 それじゃあ読んでみようかな、って気になる。 いつものなじみの書店で取り寄せる手続きをすると、いつまでたっても連絡が来ない。 問い合わせると、「絶版です、出版社にもありません」、とのこと。 図書館で借りてもよかったが、二桁の順番待ちだし、出来るなら購入して読みたい。 そこで、E−honから取り寄せることにした。 (それにしても、このような優れた作品が、なぜすぐ絶版になるのだ?!) さて、この作品は第一部「父の物語」と第二部「私の物語」の二部構成。 特に、第一部がすばらしい。 読んでいて、涙、涙・・・、です。 以下、少し思ったことを書いてみる。 残留孤児の帰国は80年代から始まったが、(皆さんは)その時にどう感じた? 私は(知識と洞察力がないために)次のように感じた。 「日本語が理解できない、何年も会っていない肉親は年老いているか、亡くなっている、 さらに中国には自分を育ててくれた養父母や友人知己がいる。 それなのに、日本に帰国して幸福を感じるのだろうか?」、と。 その後、数年の年月が流れ、「ケ小平伝」、「ワイルドスワン」等を読んで、(フト)感じるところがあった・・・・ あの文化大革命で、残留孤児はエグい経験をしたのではないか?、と。 だからこそ、無理をしてでも日本に帰りたかったのではないか、と。 文化大革命は「造反有理」という言葉とともに、安保闘争に影響を与えた。 当時私は、安保闘争も終わってシラケ世代だったが、 「なぜ孔子批判するのか(批林批孔)」、と不思議に思った記憶がある。 今となっては、共産党指導部の権力闘争として理解されているが。(スターリンの粛正を思い出す) この作品は「ワイルドスワン」に匹敵するノンフィクションで、尚かつ、より身近な内容。 自信を持ってオススメする。 PS1 日中友好と謳いながら、なぜ反日教育をするのか? もちろん、正しい歴史教育は必要。 それにもかかわらず、ヨーロッパ人にせよ、中国人にせよ、大陸系の「したたかさ」を感じる。 日本人って人がよすぎるのか? だから、平和ボケと言われるか? でも、口惜しかったら「平和ボケ」になってみろ、って気がする。 世界の平和団体の理想国家として目指す究極の姿は「平和ボケ」ではないのか? そう言う意味で、日本は理想国家かもね。 (私は、日中友好と歴史教育を否定している訳ではない。念為) PS2 この作品は大宅壮一賞と講談社ノンフィクション賞のダブル受賞。 これも読む気を後押しした。 今回、大宅壮一賞と講談社ノンフィクション賞の比較表を作成した。 よかったら見てみて。 【資料】 『大宅壮一賞&講談社ノンフィクション賞の比較』 「あなたにもできる悪いこと」平安寿子(講談社)
それが、けっこうおもしろい。 ほとんど詐欺師と紙一重で、トラブルに乗り込んでお金を頂戴する。 財産を巡っていがみ合う家族。 不倫と公費着服を隠蔽したい公務員。 NGOを踏み台に野心を遂げようとする自称善意の実践者。 宗教の教祖を操って私腹を肥やそうとたくらむコンサルタント。 票集めのために飛び交う裏金をかすめとるのが生き甲斐の選挙参謀。 大物悪党ではなく、ずるくてせこい2人組。 平安寿子さんの新境地。 |
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| 2009年5月10日 今月の「ダ・ヴィンチ」6月号は「テレプシコーラ」のクリアファイルが付録。 これは嬉しい。 「ヤングアニマル」2008年5号「3月のライオン」(羽海野チカ)クリアファイル付録に匹敵する。 でも、絵が六花ちゃんでも千花ちゃんでも無いのが残念。 ところで、今回の「テレプシコーラ」の終わり方はひどい。 続きが気になってしかたない。 それなのに来月休載、とは! ひどすぎる。 さて、今週は次の5作紹介。 「オリンピックの身代金」奥田英朗(角川書店) 「千年の夢 文人たちの愛と死」(上・下)齋藤なずな(小学館) 「美晴さんランナウェイ」山本幸久(集英社) 「渋谷に里帰り」山本幸久(日本放送出版協会) 「鈴木先生」(7)武富健治(双葉社) 「オリンピックの身代金」奥田英朗(角川書店)
![]() 昭和39年を舞台にしたサスペンス。 これは読み応えがあった、二段組み521ページ。 当時の時代背景が詳細に描写される、それが見事。 また、登場人物が脇役に至るまで、血肉を持った人物として描かれる。 東京オリンピックの頃の熱気を感じながら一気に読んだ。 おもしろいし、考えさせられる。 一億総中流、と言われながらも、格差社会は既に始まっていた、と。 PS 過去の奥田英朗作品と比べるとどうだろう? サスペンスでは「最悪」 笑いでは「イン・ザ・プール」 軽妙さでは「ガール」 牽引力では「サウスバウンド」 ・・・このように感じる。 (上記4冊はどれを読んでもハズレなし) PS2 犯人側からも描かれるが、 何となく「マークスの山」(高村薫)を思い出した。 【資料】 吉川英治賞 「千年の夢 文人たちの愛と死」(上・下)齋藤なずな(小学館)
有名な文豪が多数出演。 それを見事に処理している。 これは読む価値がある。 ところで、この作品はかつて「恋愛列伝」と言うタイトルで出版されていた。 それが、絶版となり文庫で復刻されたのがこの上下巻。 著者は膨大な資料にあたりながら、それを完全に消化されている。 凡人だと(単なる)伝記で終わるところが、文芸作品として再生している。 そこがすごい。 圧倒される。 PS あまりにレベルと濃度が高すぎて、一般ウケしなかったのが残念。 「華の乱」(永畑道子)とか、好きな方ならOKでしょう。 【参考リンク】 齋藤なずな『千年の夢』 - mm(ミリメートル) 「美晴さんランナウェイ」山本幸久(集英社)
「渋谷に里帰り」山本幸久(日本放送出版協会)
やはり面白い。 文章も読みやすい。 この2冊読んだことにより、山本幸久作品(出版されている限り)すべて読んだことになる。 もし、初めて読むなら下記の作品を薦める。 長編なら・・・
「男は敵、女はもっと敵」 「はなうた日和」 いずれもハズレなし。 【資料】 山本幸久さんのページ 「鈴木先生」(7)武富健治(双葉社)
こんなに続くとは思わなかった。 教育現場、ってけっこうネタが豊富ですね。 それだけトラブルが多いということだけど。 現場の方、ご苦労様です。 人間関係そのものが仕事、ってのは大変。 私には勤まりそうもない。 自分だけ頑張っても、処理できる訳ではないから。 相手の出方次第で、いくらでも仕事が増えて深みにはまってしまう。 複雑で深い人間関係は充実感があり面白いけど、小説や漫画の中だけにしたい。 |
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| 2009年5月3日 珍しくCDを購入した。 次の2枚。 トゥゲザー・アゲイン〜ベスト・オブ・エミルー・ハリス イマージュ・クラシーク〜バッハ・アンコール エミルー・ハリスは学生時代から聞いている。 どうして聞くようになったかというと、ザ・バンドの映画「ラストワルツ」を観に行って、 ゲストにエミルー・ハリスが出演。その声が好みだったから。 さっそくレコードを買いに走った。 (そう、当時はCDではなく、レコードだった) それ以来聞いている。 レコードを何枚か購入しているうちに、CDの時代になった。 (現在、CD8枚とDVD1枚を所持している) でも、ちょっと油断すると、すぐ廃盤になる。 今回購入のCDもかつて「美しき肖像」というタイトルでリリースされたものの復刻。 レコードでは持ってるけど、CDで持ってなかったので、購入した。 彼女の声自体に味があっていい感じだし、ファルセットに変化するところが、 普通の歌手だと聞き苦しいのに、そこが良かったりする。 私の感性のツボを押さえているので、飽きない。 ちなみにジャンルはカントリー。 のんびりしたテンポが心地いい。 特に、次の3曲が好き。
(11番は、クライマーになじみのある「ボールダー」、って地名が歌に織り込まれているし) もうひとつのバッハのCDを購入したのは理由がある。 『パストレッラ ヘ長調 BWV590』 を聴きたかったから。 この曲はマイナーな為か、バッハのCD選曲に漏れることが多い。 でも、その筋の方には非常に有名なのだ。 そう、あの「カリオストロ」でクラリスと伯爵の結婚式シーンで流れるパイプオルガン曲! 想い出していただけたでしょうか? (マニアックな話でスマン) では、いつもの本の紹介に移る。 今日は、次の3冊紹介。 「男は敵、女はもっと敵」山本幸久(集英社文庫) 「袋小路の男」絲山秋子(講談社文庫) 「護法童子」花輪和一(ぶんか社) 「男は敵、女はもっと敵」山本幸久(集英社文庫)
これほど見事に働く女性の本音が描かれたことはない、と。 しかも男性作家だし。(表紙をの著者名を見なおした、ホントに男性作家なのか、と) これ以上の作品は出ないだろう、と思った。 しかし、それは誤り。 再び、男性作家により、それは成し遂げられた。 「男は敵、女はもっと敵」は「ガール」に匹敵する。 奥田英朗さんは、登場人物を心理的に追い詰めて沸点に達する瞬間を描くのが巧い。 山本幸久さんは、そこまで緊張の糸を引っ張らない。 どちらかと言うとゆるい感じ。 それでいて、人生の複雑な味わいと、深いユーモアを感じさせる。 例えば、不倫の果てに、離婚し家族を失った男が、元妻のソフトボールチームに助っ人で参加するシーン。 ポジションはキャッチャー、妻はピッチャー。 そしてつぶやく・・・ 「おれは家族を失ってからファミリーレストランで食事するようになり、離婚して元女房の女房役になった」 ストーリーと登場人物が複雑に交錯するので、再読しないと100%理解出来ない。 連作短編で、毎回語り手が変わる。 この型式は、(私の知っている限りでは)「もっと、わたしを 」(平安寿子)あたりが最初?(違っていたら教えて) その後、他の作家も真似しはじめたような。 これにより、物語全体が多面的に語られ奥が深まる。 (「平成大家族」(中島京子)もこの型式の成功例) (「駅から5分」(くらもちふさこ)は進化形) さて、今回も著者のサービス精神により、文庫化にあたり書き下ろし短編が追加されている。 さらに、「笑う招き猫」とのリンクもある。 ホント、嬉しい限り。 (山本幸久さんページを作ったので、見てみて) 【資料】 山本幸久さんのページ 「袋小路の男」絲山秋子(講談社文庫)
@「袋小路の男」 A「小田切孝の言い分」 B「アーリオ オーリオ」 @は一人称で進行する。私と小田切の物語。これは私の趣味ではイマイチ、小田切のダメ男ぶりが描かれる。 Aは@を三人称で書き直して、「その後」も追加。これは好み。「私」の名前が大谷日向子である、と分かる。 Bは期待以上によかった。もしかして、3編の中で1番いいかも。 「護法童子」花輪和一(ぶんか社)
非常にありがたい。 手に入らない、と思っていたから。 でも、すぐ絶版になりそう。 |
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| 2009年4月26日 手塚治虫文化賞が発表された。 候補作は次のとおり。 『海街diary』吉田秋生、小学館 『駅から5分』くらもちふさこ、集英社 『大奥』よしながふみ、白泉社 『海獣の子供』五十嵐大介、小学館 『劇画漂流』辰巳ヨシヒロ、青林工藝舎 『聖☆おにいさん』中村光、講談社 『マエストロ』さそうあきら、双葉社 その結果、受賞したのは マンガ大賞は、『大奥』『劇画漂流』の2作品。 『劇画漂流』は以前から気になっていた。 マニアの間では評判になっていた。 辰巳ヨシヒロさんは好きな作家の1人。 さすが手塚治虫文化賞、って感じでよい作品を選んでいる。 『大奥』も好きな作品なので、受賞して嬉しい。 『海街diary』が選ばれなかったのは、まだ2巻しか発表されていないからだろうか? 『大奥』が達人のワザなら、『海街diary』は名人のワザ。 何万冊と発表される作品のヒエラルキー最上段、と思う。 【資料】 @手塚治虫文化賞 A受賞の記録 さて、本日は次の2作品を紹介。 「凸凹デイズ」山本幸久(集英社文庫) 「私たちの退屈な日々」多島斗志之(双葉文庫) 「凸凹デイズ」山本幸久(集英社文庫)
![]() 山本幸久さんは、お仕事小説と青春小説のドッキングがうまい。 「ある日、アヒルバス」「カイシャデイズ」「笑う招き猫」、いずれも秀作、すばらしい。 作家に必要な要素のひとつがサービス精神。 「はなうた日和」でも文庫化にあたり、書き下ろし短編が追加されていた。 今回も短編が追加されている。 また、「アヒルバス」との軽いリンクもあったりして。 こういうのがファンとして嬉しい。 「私たちの退屈な日々」多島斗志之(双葉文庫)
多島斗志之作品はよくタイトルが変わる。 この作品も文庫になるにあたり、変わった。 もとのタイトルは「もの静かな女たち」。 こっちの方が良かったように思うけど。 |
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| 2009年4月19日 あっという間に桜の季節終了。 山の方を見ると、若葉の新緑が美しい。 生命力を感じる春ですね。 さて、今週は4冊紹介。 「彼らの犯罪」樹村みのり(朝日新聞社) 「田辺聖子の人生あまから川柳」集英社新書 「不成仏霊童女」花輪和一(ぶんか社) 「藤子・F・不二雄SF短編集」(上・下)小学館 「彼らの犯罪」樹村みのり(朝日新聞社)
「樹村みのりさん、断筆したのだろうか?」、と。 活動続けていたんですね。 先日「見送りの後で」が出版され、これでしばらく無いかな、と思っていたのでうれしい驚き。 しかも、こんなレペルの高い作品を発表されていた、とは。 さすが、凡百の作家とは一線を画する内容。 重要なテーマを真っ正面から取り組んでいる。 (これが、出来そうで出来ない) でも、これらは90年代発表作品ばかり。 2000年に入ってからは、どうされているのだろう? 非常に気になる。 学術書「女性学・男性学 ジェンダー論入門 」を共著されているようだけど。 PS 90年代にヘルスワーク協会、というところから樹村みのり選集4巻が発売されたことがある。 (それにしても『ヘルスワーク協会』なんて聞いたことがない!) 現在絶版入手不可能だが、なかなかよい作品を選んでいる。 以下の4冊。 『女性編』・・・海辺のカイン 『少女編』・・・母親の娘たち 『子ども編』・・・悪い子 『菜の花畑編』・・・菜の花畑のむこうとこちら 特に、『女性編』は過去に単行本化されていない4作品が入っており、価値が高い。 「田辺聖子の人生あまから川柳」集英社新書
昔よく読んだ、特に学生時代はよく読んだ。 特に好きなのは「私の大阪八景」「文車日記」「おせいさんの落語」「長風呂シリーズ」 さて、本作品は川柳アンソロジー。 いくつか、気に入った川柳を抜粋する。 「雀あやまに雪乗せて晴れ歩き」 「悪い事と知ったか猫もふり返り」 「酔っぱらひ真理を一ついってのけ」 「かしこい事をすぐに言いたくなる阿呆」 「招き猫静かな悋気聞いてゐる」 「猫抱いて女冷たい返事する」 「誰がいうてましたと女立ち上がり」 「ちりぢりに友は大人となりにけり」 「年というものは畳の上で転け」 「泣き言を並べつくして夫婦ねる」 特に、最後の作品は意味深く感じる。 なかなか泣き言って言えない・・・歳をとるほど。 でも、夫婦だと言えるんでしょうね。 私のような独身者には感慨深いものがある。 「不成仏霊童女」花輪和一(ぶんか社)
これぞ花輪ワールド、である。 ペンタッチがすばらしい。 平安末期から鎌倉時代の雰囲気が出ている。 それにしても、花輪作品のファンは少なからずいる、と思われるが、 すぐに絶版になるのは困ったものだ。 ところで今回、あの小林源文氏と花輪氏が親しい間柄であることが判明した。 小林源文氏は知ってのとおり、ミリタリー劇画の第一人者。(マニアック!) 同じマニアックな世界どうしで相通ずるものがあるのだろう。 PS 豆知識として、『ちびまる子ちゃん』の登場人物「花輪和彦」は、花輪和一からとられたという。 (by ウィキベディア) こういう知識を蒐集するのもマニアの悦び。 「藤子・F・不二雄SF短編集」(上・下)小学館
ブラックな作品は、どちらかというとももう1人の藤子 不二雄と思っていたけど。 |
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| 2009年4月12日 今年度大宅壮一賞が発表された。 文藝春秋|各賞紹介|大宅賞 過去の一覧表を見ると私の読んでいない作品がいっぱい。 体系だって読んでいないのが私の弱点。(行き当たりばったり脈絡無し) 優れていて、なお面白い作品が多いのが大宅壮一賞受賞作品。 基本図書として、少しずつ読んでみようか、と思ったりする。 【参考】 大宅賞受賞者一覧 さて、話は変わる。 この2週間かけて、「アリソンとリリア」シリーズを読んだ。 (私が読むのは、こんな軽い作品ばかり) アリソン 1 アリソン 2 真昼の夜の夢 アリソン 3 上 ルトニを車窓から アリソン 3 下 陰謀という名の列車 リリアとトレイズ 1 そして二人は旅行に行った 上 リリアとトレイズ 2 そして二人は旅行に行った 下 リリアとトレイズ 3 イクストーヴァの一番長い日 上 リリアとトレイズ 4 イクストーヴァの一番長い日 下 リリアとトレイズ 5 私の王子様 上 リリアとトレイズ 6 私の王子様 下 このようなファンタジー(架空世界を構築したファンタジー)はいろいろある。 有名どころでは、「指輪物語」や「ナルニア国」のシリーズ。 日本にもある。 どちらかと言うと、ライトノヴェル系が中心。 茅田砂胡さん「デルフィニア戦記」シリーズ(少しものたりない) 須賀しのぶさん「流血女神伝」シリーズ(おもしろい) 小野 不由美さん「十二国記」(イマイチ) 宮部みゆきさん「ブレイブ・ストーリー」(もひとつ) 今回の「アリソンとリリア」シリーズ、割とおもしろかった。 (須賀しのぶさん「流血女神伝」より落ちるけど) ・・・以上、簡単なコメントで申し訳ない。 単なる「趣味」の問題だから気にしないで。 小野不由美さん「十二国記」シリーズファンは多いのに・・・。 (私の読書の感性と趣味を疑われそうだけど、しかたない) 宮部みゆきファンに至っては、そのブランド名で初版何万部も売れているのに。 (恨まれそう・・・夜道を歩けないかも・・・ただし、宮部みゆきさんのミステリや江戸モノはおもしろい) でも、しかたない・・・「趣味」の問題なので。 ところで、荻原規子さんの「西の善き魔女」シリーズは、なぜコメントしないのか? もちろん「別格」だから。 (私の「趣味」ど真ん中) |
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| 2009年4月5日 NHK最初のアニメシリーズは「未来少年コナン」。 1978年のことである。 当時「保守的なNHKがアニメを放送するのか!」、と驚いた覚えがある。 私はその頃から、テレビより読書重視だったので、テレビはあまり見なかった。 それにもかかわらず、「未来少年コナン」は毎週欠かさず視た。 動きがすばらしかったから。 いったい誰が創っているんだろう?聞いたことがない監督だけど・・・、と思った。 (今から思えばこれが宮崎駿監督のデビューにして原点) その後、『宮崎駿』という名前は要チェックだ、と考えた。 だから、新聞紙上で「カリオストロの城」が広告されたとき、すかさず映画館に足を運んだ。 その後、「ナウシカ」「ラピュタ」と続き、世間でも知られるようになった。 「トトロ」あたりからマニアだけじゃなく、「家族で観る宮崎アニメ」、っていう路線が確定されたように思う。 (映画館でも子どもが増えてきた、世間の評価も高まり、受賞して「権威」も得た) 「魔女の宅急便」あたりから興行的にも成功してきた、と思う。 ストーリーが分かりやすかったし。(「ナウシカ」よりずっと分かりやすい) 時代は過ぎて2009年。 今、NHKアニメはいったい何本あるんだ?!、ってくらい増えた。(参考→NHKアニメワールド) 当時「未来少年コナン」は視聴率が低かったらしい。 レベルの高さ、実際のおもしろさ、世間の評価は異なる、って見本だ。 (昨日終了した「アリソンとリリア」はどうだったんだろう?) さて、(NHKじゃないけど)まもなく「東のエデン」が始まる。 キャラクターデザイン・羽海野チカさん、とのこと。 ちょっと気になる。(製作・プロダクションIGだし) さて、今日は2冊紹介。 「完全恋愛」牧薩次(マガジンハウス) 「学院のおもちゃ」今野緒雪(集英社) 「完全恋愛」牧薩次(マガジンハウス)
だから、超ベテランである。 文章が巧いはずだ。 でも、何かもの足りない。 (このエンディングも、趣味にあらず) 「このミス」3位にもかかわらず・・・。 2005年9月出版の「沖縄軽便鉄道は死せず」と比べてしまう。 こちらは、「このミス」のランクにも入らず、話題にもならなかった。 でも、すごくおもしろかった。 いったい世間(読書界&ミステリ界)はどうなっているのか? だから、点を辛くしてしまった。(スマン!) 「学院のおもちゃ」今野緒雪(集英社)
シリーズ2巻目。 今回の作品を読むにあたり、前作も読み返した。 前巻のエピソードと重なる。 今回は祐麒の視点から描かれる。(ただし、一人称ではない) さらに、「マリみて」のエピソードとも微妙に重なる。 このあたり、ファンにはたまらない。 (新たな展開がなかったので、点数辛めにした) 【参考】 「お釈迦様もみてる 紅か白か」発売! アキバ総研(秋葉原総合研究所) |
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| 2009年3月29日 先日の強風と雨で木蓮は葉っぱだけになった。 その代わり、桜のつぼみがほころび始めている。 春を感じる今日この頃・・・でも、花粉は続く。 さて、テレビ番組で私の1冊 日本の100冊、ってのがある。 (私は一度も見たことがないけど) ネットサイトを見る限りでは、いろいろ参考になる。 さて、今週は下記3冊紹介。 「悪いことはしていない」永井するみ(毎日新聞社) 「疑心」今野敏(新潮社) 「テレプシコーラ・第二部」(2)山岸凉子(メディアファクトリー) 「悪いことはしていない」永井するみ(毎日新聞社)
![]() おもしろかった! 永井するみ作品最新刊、それも久々のオフィスミステリ。 初期の頃、「ランチタイムブルー」「歪んだ匣」のような優れたオフィスミステリを書かれていた。 でも、最近はずっとご無沙汰状態だったので、うれしい。 ヒロインが、あの「カカオ80%」シリーズの三浦凪の成長した姿と重なる。 でも、こちらのヒロインの方が少し天然っぽい。 中編が2作。 「ピスタチオ・グリーン」 「デビル・ブラック」 どちらも主要登場人物が共通。 特に、穂波と亜衣、2人の友情関係が重要なテーマ。 もしかして、これもシリーズ化されてりして。 期待してしまう。 PS 今後の2人が気になる。 「友情」が進展するのか? 「疑心」今野敏(新潮社)
![]() オビの文句は下記のとおり・・・ 訪日する米大統領がテロの標的に! 空港封鎖を主張するシークレットサービス、 美貌の女性警察キャリア、 単独捜査を強行する所轄刑事・・・。 方面警備部長・竜崎の心は揺れ動く。 (以上、転載終了) やはり、おもしろい。一気読み。 今回の重要キャラは女性キャリア。 今まで、不動心で合理思考だった竜崎が揺れ動く。 その心理が見物。 「テレプシコーラ・第二部」(2)山岸凉子(メディアファクトリー)
雑誌段階で何度も読んでいるが、それでもおもしろい。 小さな山場に一喜一憂する。 伏線があるので、今後のストーリー展開を予想している。 いったい六花はスカラシップを手にするのか? 【参考】 【テレプシコーラ覚書】(単行本編) |
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| 2009年3月22日 この3週間ほど、拳法小説を読んでいる。 けっこうおもしろい。 今野敏氏による下記のシリーズ。
例えば・・・(以下、転載) 「忍法というのは、山伏の修験道から生まれたといわれている」 「古来、日本には山岳信仰というのがあってな・・・。山を神聖なものと考えるのだ。 役小角(えんのおづね)が始めたといわれる修験道は、古神道に流れをくんだ山岳信仰のひとつだ。 修験道の修行者を山伏と呼ぶが、山伏は杖術を中心とする独自の兵法を編み出した。 やがて、この修験道は、密教と結びつき、山伏たちは、自分たちの兵法のなかに、密教の手法を取り入れた。 さらに、山伏は、安倍晴明が集大成した陰陽道を吸収した。こうして山伏兵法は発展してきた」 「オンミョウドウ・・・?」 「易学を基本とする修法だ。こうした山伏兵法は、奈良・平安といった時代を通じて僧兵を生んだ。 山伏は、密教化した寺院に入り山伏房を作った。 これが、下級貴族や地方の豪族の子どもたちに山伏兵法を伝え、やがて武士を発生させるきっかけとなった。 平家や源氏という武士が身につけていたのは山伏兵法だった」 (以上、転載終了) どうです? さて本日は、上記・拳法小説以外で、下記3冊紹介。 「笑う招き猫」山本幸久(集英社文庫) 「幸福ロケット」山本幸久(ポプラ社) 「もしかして時代劇」宮本昌孝(ハヤカワ文庫) 「笑う招き猫」山本幸久(集英社文庫)
![]() とにかく、おもしろい。 ふたりのキャラが楽しい。 特に、ストーリーの中で、この2人、特にアカコが即興で歌を歌う。 それが愉快、愉快! ・・・そして泣かせる。 読み終わった後は、温かくなっている。 「幸福ロケット」山本幸久(ポプラ社)
![]() 作品の中で、いくつもSF小説が紹介される。 登場人物(小学生)に「ウルフガイ」全巻読ませている・・・いいんだろうか? 「もしかして時代劇」宮本昌孝(ハヤカワ文庫)
(この頃は、まだ大家ではなかった) でも、歴史の知識・蘊蓄はハンパじゃない。 しっかりしているから、ハメを外せる。 私もしっかり笑ってしまった。 (特に、出雲の阿国の舞台シーン・・・なぜチャチャにこだわる!) |
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| 2009年3月16日 「黒百合」多島斗志之(東京創元社) 「はなうた日和」山本幸久(集英社文庫) 「そこをなんとか」(2)麻生みこと(白泉社) 「プリーズ、ジーヴス」(1)勝田文(白泉社) 「黒百合」多島斗志之(東京創元社)
![]() どうしても「離愁」と比べてしまう。 「離愁」の方がおもしろい。(「離愁」完成度が高すぎ!) それと比較すると、「ちょっと・・・」、って。 でも、それにもかかわらず読む価値はある。 レベルは高い。 ミステリ部分は、かえって邪魔な感じ。 純粋に文芸作品として楽しんだ方が良い・・・何となくそう思う。 PS この作品って・・・『保塁岩』のあたりが舞台なのだ! それだけで、興味津々惹きつけられる。 昔はこうだったのか、ふむふむ、って読んだ。 「はなうた日和」山本幸久(集英社文庫)
日常の切り取り方がみごと。 それぞれの短編に、ゆるいリンクがあるのも楽しい。 キャラでは、「千倉さん」が好み。 「そこをなんとか」(2)麻生みこと(白泉社)
資料もこなれている。 交通裁判の#7、#8がいい。 被害者、加害者から多面的に描き最後のシーンの落とし方もいい。 2巻目の前に、1巻目を読み返したけど、1回目読んだときよりおもしろく感じた。 「プリーズ、ジーヴス」(1)勝田文(白泉社)
(以下、転載) ウッドハウス大好き! 古き良きイギリスのぶっとんだコメディ。 勝田先生のかわいいお洒落な絵になって、楽しさ満点です。 (以上、転載終了) 途中挿入の翻訳者・森村たまきさんの「豆知識」も楽しい。 あとがきを兼ねた「イギリス訪問記」もgood! (でも、読者を選ぶでしょうね) ある程度「大人」で「余裕」がないと、楽しめないでしょうね。 PS このところ、勝田文さん、原作モノが多いですね。 (別に、悪くはないけど・・・) でも、「かわたれの街」「あのこにもらった音楽」みたいなのを、また描いて欲しいなぁ。 |
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| 2009年3月8日 花粉等の要因で、クライミングのモチが上がらず。 その分、読書量は増えた。 こちらを立てれば、あちらが立たず。 モチが上がらない時はムリに練習しない方が良い。 ケガや故障のもとになる。 本日は、下記の5冊紹介。 「果断」今野敏(新潮社) 「私という病」中村うさぎ(新潮文庫) 「逃亡くそたわけ」絲山秋子(講談社文庫) 「ママの狙撃銃」荻原浩(双葉社) 「恋する後宮」松田志乃ぶ(集英社) 「果断」今野敏(新潮社)
(1)より完成度高いかも、ストーリー遜色なし。 面白さベクトル減少せず。 「私という病」中村うさぎ(新潮文庫)
東電OL事件に通じるものがある。 予備軍は意外と多いかも。 それが恐ろしい。 「逃亡くそたわけ」絲山秋子(講談社文庫)
桃太郎が鬼退治に行ったのは侵略戦争だ、と。 鬼は何も悪いことをしていないのに、鬼が島まで出向いて、鬼の宝を奪ったから。 旧・日本軍の自己正当化に似ている。 当時の国民は、アメリカ・イギリスを鬼畜米英、と教えられた。 「ママの狙撃銃」荻原浩(双葉社)
「恋する後宮」松田志乃ぶ(集英社)
やはり面白い。 読み返しに耐える内容と面白さ。 さて、今回のパート(3)はどうだろうか? 前2作比べてミステリ色は薄くなった。 一気読みのベクトルは減ったけど、その分、平安朝マニア度が高まり、深みが出たように感じる。 ますます、楽しい第三弾。 このままずっと続いて欲しい。 |
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| 2009年3月1日 「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」を読み返した。 (先日、「石の花」を読んだら、再読したくなったのだ) ![]() やはりおもしろい。 この年齢まで、それなりの読書量を消化しているが、おもしろさトップクラス。 感情と魂を揺さぶられる。 文章は平易だが内容は重い。 この作品の唯一の弱点はページ300弱しかないこと。 (もっと分厚かったらいいのに) さらに悲しいのが、著者が故人であること。 長生きして欲しかった。 さて、今週は下記2冊紹介。 「隠蔽捜査」今野敏(新潮文庫) 「サッカーボーイズ」はらだみずき(角川文庫) 「隠蔽捜査」今野敏(新潮文庫) ![]()
それとも今野敏作品だから? 当時評判になっていたのは知っていたけど、 警察小説は私の守備範囲では無いので、避けていた。 でも、たまたま読んでみたい気分になった。 さすが、評判どおり。 主人公はエリート官僚で、イヤなヤツ、って感じで登場するが、 途中からどんどんかっこよく見えてくる。 (見事な構成だ) 家族小説としても読める。 オススメ。 「サッカーボーイズ」はらだみずき(角川文庫)
意外とサッカーを描いた小説は少ない。 11人を文章で描き分けるだけで大変。 でも、なかなかの力作。 良くできていて、楽しめた。 続編もあるようだし。 |
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| 2009年2月22日 「石の花」(全5巻)坂口尚(講談社) 「奥様はニューヨーカー」岡田光世(幻冬舎文庫) 「チームふたり」吉野万理子(学研) 「石の花」(全5巻)坂口尚(講談社)
![]() かつて米原万里さんが推薦されていたので、読んでみた。 複雑なユーゴスラビアの歴史を見事に描いている、というような内容で褒めておられた。 実際読んでみて納得。 確かにすごい、すごすぎる! 改めて、日本マンガ界の奥深さを感じた。 クロアチア人とセルビア人の対立。 ウスタシチェトニクの凄惨な争い。 パルチザンの台頭とドイツ軍への抵抗。 五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字・・・非常に複雑な国である。 よくぞユーゴスラビアを舞台にした! 絵もすごいし、知識もすごい。 もともと虫プロの方である。 私は手塚系のマンガは趣味ではないので、あまり読まない。 でも、この「石の花」は見事、と思う。 ユーゴスラビアを舞台に長編を描く、大胆さ! 俯瞰図や街の風景描写がすばらしい。 「奥様はニューヨーカー」岡田光世(幻冬舎文庫)
![]() 研究社上下2冊のロングセラーが幻冬舎にて文庫本化された。 慣用表現の嵐、である。 これは知らないと、どうしようもない。 例えば、男性が女性に・・・ Hey, pumpkin! と言えばどう答える? なぜ、私がカボチャなのか?、と怒ってはいけない。 かわいい人、いとしい人、って意味らしい。 また、JAPとは日本人の蔑称ではない。 jewish American Princess、の略・・・つまり甘やかされたユダヤ人娘のこと。 少し、知識が増えたかも? 「チームふたり」吉野万理子(学研)
![]() スポーツ小説は多いけれど、卓球は珍しい。 卓球のダブルスは交互に打たなければならない・・・知らなかった。 クラブ内の対立、先輩と後輩、家族の理解。 けっこう盛りだくさんで楽しめる。 |
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| 2009年2月17日 スーパーのお菓子コーナーに立ち寄った。 バレンタイン売れ残りチョコレートをチェック。 安売りしていたら買いだめしたい。 (もちろん自分で食べるため) 残念ながら、購買意欲をそそるもの無し。 (がっかり) 代わりに、酒を買って帰る。 さて、今日は2冊紹介。
「あした、旅人の木の下で」松村栄子(角川書店)
![]() シンガポール駐在員の妻たち。 優雅にしてアンニュイな日々。 一度こんな日常を送ってみたい。 うらやましい・・・でも、退屈。 「女の子の食卓」(5)志村志保子(集英社)
![]() 前回コメントで述べたように・・・ 現代の児童文学でも、このレベルに達している作品は少ない、と書いたが、 今回も同様に感じた。 さて、今回の(個人的趣味)ベスト3は・・・ 「お姉ちゃんの好きなフルーツサンド」 「苦くなったマーマレード」 「学校帰りのむらたやの焼きそば」 次点「もっと食べたいスモア」 すべてを薦めたい気分。 また、付属の短編「ピアノピラニア」も、すごい。 ここまで、書いていいの?、って感じ。 女の子の欲望と打算を見事に描いている。 すばらしい! |
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| 2009年2月11日 「亡き王女のためのパヴァーヌ」MIDIをリンクしました。 聴いてみて。 →MIDI亡き王女のためのパヴァーヌ 【参考リンク】 マルガリータ・テレサ・デ・エスパーニャ - Wikipedia マルガリータ王女の肖像 Portrait of the Infanta Margarita |
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| 2009年2月11日 日曜日、兵庫県立美術館に行ってきた。 (1日がかりだったので、クライミングは休み) 【ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の 秘密展】 私は美術愛好家ではないが、中野京子さんの記念講演会があった。 (これはファンとして、ぜひ聴きたい) テーマは、「ベラスケスのマルガリータ王女−政略結婚に儚く散った生涯」。 (前売り券も購入して楽しみにしていた) 満足、満足、って感じ。 ところで、講演会で「えっ」、と思ったことがある。 かつて17世紀頃、女性は胸が小さいのが流行だった、と言う。 当時ファッションも出来る限り胸を小さく見せるような服装だったようだ。 (日本のロリのハシリのようなもの?・・・ちょっと違うか?) う〜ん、太古の昔から(少なくとも西洋では)女性は巨乳が人気、と思ってたけど。 (当時、胸が大きい方は肩身が狭かったことでしょうね) 流行、っていろいろあるんですねぇ。 (今日本で、スリム&小顔が流行っているようなものか?) もし、今が平安時代なら、現在芸能界ゴミ箱行き、でしょう。 【本日のお言葉】 『時代と共に価値観は変わり、美意識も変化する』 PS 絵画を見ても分かるが、西洋の少女は非常に可愛らしい。 でも、大人になると・・・・? (なぜ、妖精→妖怪になるのか?) 日本人女性は、歳をとっても(それなりに)保っているのに。 不思議だ。 (私が日本人だから、単に身びいき?) (リリアン・ギッシュやベティ・デイヴィスは例外、特にリリアン・ギッシュは老いてもかわいらしい) 【参考】 マルガリータ講演in神戸のご報告 「中野京子作品」 PS2 250人入るホールに500人以上の方が詰めかけたようだ。 予想以上の大人気。 私は1時間半前から(昼食も摂らず)並んで待っていたので、良い席で聴くことが出来た。 朝早く出かけた甲斐があった、というものだ。 PS3 ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ 」、ってベラスケスが描いたマルガリータ王女の事だったのね。 知らなかった! |
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| 2009年2月7日 本日は2冊紹介。 「チャンネルはそのまま!」佐々木倫子(小学館) 「僕たちの戦争」荻原浩(双葉社) 「チャンネルはそのまま!」佐々木倫子(小学館)
![]() いや〜、笑った、笑った! 楽しめた。 さすが佐々木作品、レベルが高い。 過去の作品の舞台は・・・ 大学の獣医学部・・・動物のお医者さん 病院・・・おたんこナース レストラン・・・Heaven? 今回はテレビ局が舞台だ! 佐々木作品の特徴は主人公に恋愛沙汰が起こらない、ってこと。 これは作品全体にも影響を及ぼし、日本っぽくない乾いた笑いを体験できる。 非常に好み、である。 「僕たちの戦争」荻原浩(双葉社)
![]() 今回も手抜きで、ネット上の紹介を転載する。(スマン) 2001年9月12日世界貿易センタービルに旅客機が突っ込んだ翌朝も尾島健太(19)は、 テレビの臨時ニュースや新聞には目もくれず、一人サーフィンに出かけた。 バイトをクビになりガールフレンドのミナミとも喧嘩中で会えないからだ。 しかし、大波に呑まれた健太が目を覚ますと、そこは1944年だった! 1944年9月12日霞ヶ浦飛行場から飛び立った石庭吾一(19)は、「海の若鷲」に憧れる飛行術練習生だ。 しかし、操縦を誤って海に墜落してしまう。蘇生した吾一が目覚めたのは、なんと2001年だった…。 根拠なしポジティブのフリーターとバリバリの特攻隊員が入れ替わり―どうなる、ニッポン!? 愛と青春のタイムスリップ・ウォー。 以上、いかがでしょうか? もう読んだつもりになった、って? そう言わずに読んでみて、面白いし、考えさせられるし。 昭和19年から来た吾一が現代日本に対するコメントが興味深い。 それにしてもこの結末は! |
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| 2009年1月31日 本屋大賞について、リンクしておく。 いくつか気になる作品がある。 →「本屋大賞」オフィシャルサイト →2009年本屋大賞! ノミネート作品発表 なお、過去の本屋大賞については・・・ →これまでの本屋大賞 | 本屋大賞 さらに、書評についていくつかサイトをリンクしておく。 書評と新刊情報 - 本が好き!書評 - Yahoo!カテゴリe-hon 本/新聞・TVで話題の本書評 - Infoseek みんなのお気に入りさて、今回は5冊紹介。 先週、タイトルのみで申し訳なかった。 (このところ調べ物があって、書いているヒマがないし、読めてもいない・・・あぁ、ストレスが溜まる) 「ある日、アヒルバス」山本幸久(実業之日本社) 「あぽやん」新野剛志(文藝春秋) 「見た目診断」おおたうに(産業編集センター) 「犬を飼う」谷口ジロー(小学館) 「遥かな町へ」(上・下)谷口ジロー(小学館) 「ある日、アヒルバス」山本幸久
![]() 山本幸久さんの最新作。 バスガイド物語。 手抜きをして、ネット上の紹介文を下記に転載する。 東京生まれの東京育ち(ただし八王子)の高松秀子(デコ)はアヒルバスに入社して五年の観光バスガイド。 一筋縄ではいかないわがままなツアー客たちに振り回され、新人研修の指導員になったものの教育は遅々として進まない。 そんな中、同期の中森亜紀にアヒルバスの「革命」を持ちかけられるが… 若きバスガイドの奮闘と成長を、温かな目線と軽妙なユーモアで描くお仕事&青春小説の傑作。 以上、転載終了。 いかがでしょうか? おもしろそうでしょう? 実際、おもしろかったし。 山本幸久さんの文章はあっさりしていて、くどくないのがいい。 「あぽやん」新野剛志(文藝春秋)
![]() 新野剛志さんの新刊、と言っても昨年の作品だけど。 再び、手抜きしてネット上の紹介文を転載する。 遠藤慶太は29歳。大航ツーリストの企画課から成田空港支所に「飛ばされて」きた。 遠藤は「ぜったいあぽやんにはならないぞ、本社に返り咲くぞ」と心に誓うが―。 再入国許可のない日系ブラジル人少女をめぐる駆け引き、 絶対に出発しようとしない老婦人の秘密、 予約が消えて旅立てない新婚夫婦をどうするか? 空港で起こる旅券やチケットのトラブルを解決し、 旅客を笑顔で送り出す「あぽやん」たちのカウンター越しの活躍を描く。 以上、転載終了。 空港を舞台にした小説が読みたかった。 そこでどんなドラマがあるんだろう、と興味津々。 どちらかというと、知識としての興味。 内容はさほど期待しなかったのだが、予想以上に面白かった。 これはオススメ。 登場人物に感情移入しまくりで読んだ。 ドラマにしてもヒットするかも。 「見た目診断」おおたうに(産業編集センター)
![]() 外見から、その人の本質が見えてくる。 実に興味深い。 イラストレーターおおたうにさんの作品。 手元に一冊持っていてもいいかも。 職業別、年代別にもファッションが描かれていて面白い。 【参考】 おおたうにオフィシャルホームページ Diary 旧おおたうにオフィシャルブログ 「遥かな町へ」(上・下)谷口ジロー(小学館)
でも、良くできている。 48歳の男が14歳に戻る話。 記憶はそのままに。 いわゆるタイムスリップもの。 この手の話はいっぱいあるけど、読んでしまう。 シチュエーションだけでもベクトルがあるから。 しかも、あの谷口ジロー氏が描いたとなると、読むしかないでしょう。 「犬を飼う」谷口ジロー(小学館)
飼い犬の晩年の話。 泣けるし、奥が深い内容。 犬の話でありながら、人間の老後にも通じる。 これが、谷口ジロー氏の精密な描画で表現される。 PS 「ものがたり12か月」を読んだ。 児童書アンソロジー。 荻原規子さんの短編が掲載されている。 あの「これは王国のかぎ」「樹上のゆりかご」スピンオフ。 ファンとしては興味深いものがある。 【参考】 →ものがたり12か月 |
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| 2009年1月26日 珍しく音楽ネタ。 最近、エニグマの曲をよく聴いている。 グレゴリオ聖歌にダンスビートが重なり、合いの手に女性のあえぎ声が。 つま先立ちのような絶妙なバランスで音楽が成り立っている。 感心する。 (90年代アタマにヒットしたファーストアルバムに収録) Enigma- Sadeness Enigma - Mea culpa (Catholic version) 読書については以下のとおりだけど、コメントは後ほど。 (いろいろ忙しくて) 「ある日、アヒルバス」 「あぽやん」 「犬を飼う」 「遥かな町へ」上下 |
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| 2009年1月18日 第140回直木賞・芥川賞が決まりましたね。 参考までにリンクしておきます。 芥川賞に津村氏 直木賞は天童氏・山本氏 さて、今日は2冊紹介。 「雪の断章」佐々木丸美(ブッキング) 「街でうわさの天狗の子」岩本ナオ(小学館) 「雪の断章」佐々木丸美(ブッキング)
![]() ネット上の紹介は下記のとおり。 伝説の作家・佐々木丸美の作品集「佐々木丸美コレクション」第1弾! 天涯孤独の少女・飛鳥は雪降る札幌で青年・祐也と出会い、彼に育てられる。 2人の運命と苦しいほどの愛を描いた珠玉の名作がついに復刊! カバーイラストは味戸ケイコ氏による描き下ろし。 エッセイ「雪の街への憧憬」と著者年譜を巻末に特別収録。 以上、転載終了。 荻原規子さんがブログで紹介されていたので、読んでみた。 インパクトのある内容だ。 悪く言えば、乙女の妄想全開、って感じ。 それも、粘着質の。 確かに面白いんだけど、一気に読むのがしんどかった。 ヒロインの毒気にやられた。 PS このヒロイン、私の好みにあらず。 ヒロインの友だちの順子の方が好感度が高い。 どう思う? 「街でうわさの天狗の子」(3)岩本ナオ(小学館)
![]() 早くも3巻目。 読んでいてホッとする。 良い意味で緊張感がない。 ゆるんでる感じがたまらなく良い。 「雪の断章」と比べるせいだろうか? |
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| 2009年1月12日 2007年1月号「ダ・ヴィンチ」P246『仕事に前向きになれる、サラリーマン・OL物語は?』、ってのがある。 小説で紹介されているのは・・・ 「神様から一言」荻原浩 「ガール」奥田英朗 「フライ、ダディ、フライ」金城一紀 「カイシャデイズ」山本幸久 「ワーキングガール・ウォーズ」柴田よしき ・・・以上、いかがでしょうか? なかなか良いところを紹介している。 (これ以外にも、近藤史恵さん、平安寿子さんとかどう?) さて、気になったのは山本幸久さんと、荻原浩さん。 今まで読んだことがないので読みたくなった。 「カイシャデイズ」山本幸久
![]() 「神様から一言」荻原浩
![]() 上記2作は甲乙つけがたく面白かった。 でも、どちらかというと山本幸久さんの方が好み。 ストーリーとしては「神様から一言」の方が起承転結があり盛り上がる。 どちらもオススメ、読めば元気になる。 もし、他の作品・・・ 「ガール」奥田英朗 「フライ、ダディ、フライ」金城一紀 「ワーキングガール・ウォーズ」柴田よしき 以上、3作品を読んでいないなら、これらもオススメ。 特に「ガール」は女性心理のツボを押さえている、男性作家とは思えないくらい。 【自分の為の覚書】 @AU契約変更(ダブル定額ライト▲1050) A図書館、6冊借り B××チャージ C××前売券購入 Dtsutaya更新、CD&DVD借り Eメモリースティック価格チェック FDVD予約のこと |
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| 2009年1月10日 あけましておめでとうございます。 中国から帰国して余韻に浸っています。 何か書こうと思いながら、仕事から帰ってコテンと寝てしまう。 疲れが溜まってるんでしょうね。 とりあえず、年末年始に読んだ本だけ紹介しておきます。 「米原万里の愛の法則」米原万里(集英社新書) 「北京大学てなもんや留学記」谷崎光(文春文庫) 「ボクの音楽武者修行」小澤征爾(新潮文庫) 「大奥」(4)よしながふみ(白泉社) 「ひまわりっ」(9)東村アキコ(講談社) 「ハローグッパイ」今野緒雪(集英社) 「変愛小説集」岸本佐知子訳(講談社) ・・・内容は後ほど。 ところで、「この人も好きかも!」、ってサイトがある。 好きな作家や漫画家を入力すると関連した「この人も好きなんじゃない?」、ってのを薦めてくれる。 ためしに「荻原規子」さんを入力すると下記の結果に。 う〜ん、微妙に違うような。 でも、まっ、いっか。 Ex荻原規子 が好きならこの人も好きかも! 話は変わる。 「ユリイカ」1月号は米原万里さんの特集。 先日「愛の法則」を読んだばかりなので、気になる。 (書店で取り寄せ中) 若くして夭逝されたのが残念で悲しい。 『ユリイカ 2009年1月号』 ![]() 米原万里さんを偲んでいくつかリンクしておく。 ・ 米原万里 - Wikipedia |
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