栄養学園 健康のススメ

卓球メールジャーナル第119号(2005年5月25日配信)

 ●栄養学園 健康のススメ(12) 脇田美佳
 「最終回」

 今回で最終回となりました。一年間、食と健康に関することをお話してきましたが、食をみなおしていただくきっかけになったでしょうか。勤務している短大の授業で、幼稚園、保育園、小学校の先生になりたい学生を対象に、若者や子どもの理想的な食について話した後、「じゃあ、来週の水曜日、がんばって理想的な食事をして、それを書き出してきて」という宿題を出します。学生から「先生もね」という声が返ってきます。

 すばらしい食事を期待しているわけではなく、毎食、赤、黄、緑の三群がそろっているか、一日のトータルでみたときに三群をさらに二つづつに分けた六群((1)タンパク質を多く含む魚・肉・卵・大豆・大豆製品、(2)無機質(カルシウム)を多く含む牛乳・乳製品・海藻・小魚、(3)体内でビタミンAの働きをするカロテンを多く含む緑黄色野菜、(4)ビタミンCを多く含む淡色野菜・果実、(5)炭水化物を多く含む穀類・イモ類・砂糖、(6)脂質を多く含むサラダ油、マヨネーズなど油脂類・脂肪の多い食品)がすべて食べられているか、食生活指針でいわれるように…といろいろありますが、無理矢理簡単に言ってしまえば、ご飯やパンを食べて、肉や魚や卵をかたよらず順に食べ、必ずたっぷりの野菜をいっしょに食べる、その野菜も緑黄色野菜を忘れずに、ということになるでしょうか。

 本当は野菜を食べないといけないとわかっていてもまぁいいかと思ってしまう、つい好きだから肉ばかり食べてしまう、などとわかってはいるけれどできない人はたくさんいると思います。

 ところで、わが家の食事ですが、毎日何を食べているかは内緒。わが家には、予備校生と卓球部所属の高校生がいますが、野菜は必要だけど積極的には食べたくない、肉が好きだから毎食肉でもいい…など、わかってはいるけれど理想の食は実行できない、あるいは、母の都合で、忙しさに追われ「野菜はどこにあるの」「ごめん、きゅうりでも果物でも食べといて」と言い残して家を飛び出すような、あきれた日も登場します。

 予備校生は、高校でカルタの練習に明け暮れていた頃に比べ、ややふっくらした体型になった気がして、エネルギー摂取と消費の関係を考えました。食べる量は変わらないので、使うエネルギーが減ったのでしょう。「ハードなカルタの練習と、体育の授業がなくなったからね」と本人はいいますが、つまり、摂取エネルギーが使いきれず余るのかな。余ったエネルギーは、猛勉強に使ってもらえればとも密かに思っています。高校生は部活で忙しく、疲れて帰ってきます。ヘトヘトになりながらも続ける部活のおかげで、ついた体力はすごいと思いますが、食事を待っているうちに寝てしまったりもし、そんな時は、摂取エネルギーが足りないかなという感じです。

 わかっていても、食生活を理想に近づけるよう実行するのはむずかしく、なかなかたいへんなことです。でも、長い間、健康で快適に暮らせるよう、食の見直し・改善はできることからはじめようね。私も、がんばります。

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