Monthly T  【2011年11・12月号】


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雑記
今年の我が家の重大事件は・・・三女の小学校入学くらい。健康面も殆ど 病気にかかっておらず、金銭面での大きな出費もない至極平穏な一年だった。

リアル白鵬
先日四女の幼稚園に白鵬が来たそうだ。最初妻からこの話を聞いた時、「白鵬? 嘘でしょ?」 と問い返したほどだ。 九州場所直後なので力士が来ること自体は珍しくないが、横綱の白鵬が来るとはにわかに信じられなかった。なんで も本来保護者には知らされないイベントなのだが、今年妻は母の会の役員をしている関係から園長先生のはからいで 特別に招待されたそうだ。会社から帰って話を聞いたところ、四女は体に触らせてもらったとのこと、妻は握手まで してもらったそうだ。ただ、あれほど手ブレに気をつけろと注意したにも関わらず撮影した写真の7割はピンボケ。 ビデオの方はキレイに撮れていたが、あれほどの強さにも関わらず物腰穏やかで紳士的、子供の質問に対する受け答 えもユーモアに溢れている。来年にはぜひとも九州場所を見に行こうと思った。

終始笑顔である


今年は震災や欧州通貨危機の影響もあり、株については散々な一年だった。 (数字 は12/31現在)

銘柄 取得金額
時価評価金額
評価損益
変動率
コメント
バンダイナムコHD 620,620
438,400
-182,220
-29.36%

ソニー 933,995
140,500
-793,495
-84.95%

東芝 642,995
316,000
-326,995
-50.85%

新日本製鐵 244,313
194,000
-50,312
-20.59%

日産自動車 389,895
208,800
-181,095
-46.44%

丸紅 555,840
475,000
-80,840
-14.54%

みずほFG 819,840
105,000
-714,840
-87.19%

トヨタ自動車 506,840
258,400
-248,840
-49.09%


ゲーム
今年のゲームオブザイヤーは「スカイリム」 に決定。 その圧倒的なボリュームもさることながら、シリーズを通しての世界観の構築が実に見事。他 者の追随を許さないダントツの1位といえる。優秀賞は「ドラゴンエイジ オリジンズ」、 「クライシス2」、「L.A.ノワール」、「Call of Duty Modern Warfare 3」、「バトルフィ ールド3」。(選考経緯の詳細はブログ参照)

「Call of Duty Modern Warfare 3」
毎年この時期に発売されるFPSの横綱ソフト。今回は「Modern Warfare 2」の続編にあたり、前作でお馴染 みのソープ、プライスとテロリストの頭目マカロフとの熱き闘いが中心となる。ただ、内容的には対テロ戦争 というよりは第3次世界大戦。随所に見せ場があり、序盤のニューヨーク沖での潜水艦制圧ミッションなどは 圧巻の迫力である。ただ、いかんせんそろそろこのシリーズの刺激に慣れてきてしまったのも事実である。

今月の実績 : 710/1000

「バトルフィールド3」
全世界での初週販売本数が500万本というヒット作だけあって全体的にソツがない。ライバルである「コール オブ デューティ」と比較してキャンペーンが弱いとされていたが、今回は結構頑張っている。取調室での回 顧形式や核爆発など「コール オブ デューティ」を意識していることは否めないが、移動中の地下鉄でのア クションや空母からの発艦ミッションはなかなかのモノである。グラフィックについても光の使い方が実に 巧い。

ただ、本作の目玉はあくまでオン。使用できる兵器も多岐にわたり、兵器のバランスやラグ遅延もまずは問 題なし。相変わらずのワイガヤ感である。短い時間でも気軽に遊べる点もヨイ。

今月の実績 : 520/1000

「太鼓の達人wii 決定版」
パーティーゲームとして購入するもあまりやっていない。AKB48やいきものがかりの「ありがとう」 などが収録されているが、J−POPはやはり少ない。

「スカイリム」
本作は「オブリビオン」の続編にあたるが、前作を上回るボリュームにまず驚かされる。メインシナ リオもさることながらサブクエストの分量が凄まじく、ちょっと寄り道したつもりが派生シナリオも 含めて丸一日かかるなんてことも珍しくない。また登場するNPC達も個性豊かな面々にあふれてい る。加えてプレイヤーの自由度は前作同様に高く、戦い方(剣or魔法)に加え生き様(所属勢力、悪 行)までもがゲーム上で選択可能だ。元々正義のヒーローを指向していたが、いつに間にか盗賊組織 に属して各都市で盗みを繰り返すなんて展開はこのゲームではままある話だ。

本作のスゴイ点はこの物量作戦を完遂したという事実にある。おそらくこうした作品を思い付くコト は誰でもできる。だが、それをこのボリュームで実現するとなると話は別で、物語の組み立てやデバ ック作業だけで想像を絶するパワーを要した事は想像に難くない。加えて日本語ローカライズに際し て字幕に加えて完全吹き替えを実現した点も見逃せない。本作の場合、書物なども含めるとテキスト 量が膨大で、それを海外版とほぼ同時期の発売にこぎつけた事実は感嘆に値する。

以上、褒め過ぎた感もあるが、本作がオフラインRPGの現時点における最高峰だという事は疑いよ うのない事実である。

今月の実績 : 580/1000

ドラマ・TV
「江 〜姫たちの戦国〜」
正直つまらなかった。特に後半は前半のじゃじゃ馬ぶりが影を潜め、勢いが全く感じられなかった。 思うに浅井三姉妹の物語は運命に翻弄される要素があまりに多くを占めるため、ドラマティックでは あるものの主人公独自の物語性には欠ける。結果、誰もが知っている歴史の追随に終始し、後半での 春日局(富田靖子)との確執なども中途半端な印象を受けた。配役面も確かにカタイんだけど、面白 味はなかった。

「坂の上の雲」
足掛け3年、全3部13回の大作が昨年末終了した。連ドラではないのでドラマオブザイヤーの候補外 ではあるが、そのクオリティーは突出しており、司馬遼太郎の原作をドラマ化したNHKの気概が充分 に感じられた。映像へのこだわり、荘厳な音楽、綺羅星のようなキャスティングもさることながら、明 治日本の躍動感や日露戦争の薄氷を踏む苦労がドラマを通して十二分に感じられる。正岡子規との親交、 日本海海戦におけるT字戦法などもよく表現されていたが、このドラマの山場はやはり旅順攻略戦だと 私は思う。児玉源太郎(高橋英樹)が第3軍司令部に越権行為ともいえる進言をする以下の場面が印象 的だ。

児玉「二つ、二〇三高地占領の上は二八糎榴弾砲をもって、一昼夜一五分ごとに連続砲撃を加え、敵の逆 襲に備うべし」
参謀「二八糎砲をもって 一昼夜一五分間隔でぶっとおしに二〇三高地に援護射撃を加えよと仰いましたか?」
児玉「うむ、言うた」
参謀「となれば、味方を撃つ恐れがあります。恐れというよりその公算大であります」
児玉「そこをうまくやれ」
参謀「陛下の赤子を陛下の砲をもって撃つことはできません!」


上の「陛下の赤子」発言、よくも言えるなぁと思ったが、ここで児玉は烈火のごとく怒るのである。

「陛下の赤子を無為無能の作戦によって、徒に死なせてきたんは誰か!これ以上、兵の命を無益に失わせん よう、ワシは作戦転換を望んじょるんじゃ!」
「援護射撃は、なるほど、玉石ともに砕くじゃろう。じゃが、その場合の人命の損失は、これ以上、 この作戦を続けて行くことによる、地獄に比べれば、はるかに軽微じゃ!」
「援護射撃は危険じゃっちゅうその手の杓子定規の戦略で今までどんだけの兵が死んできたんか…」

最後は児玉も目に涙をため、声を震わせながらの発言である。もちろん乃木軍が苦心惨憺しているこ とは分かる。だが、この場合結果が出なければ何の意味もなく旅順攻略の第三軍どころか大陸で展開 する数十万の兵、ひいては日本全体の存亡がかかっていることを第三軍の参謀は理解していない。児 玉が旅順に向かう列車の中で要塞攻略で戦死した兵の墓標を線路沿いに並べていることに対する不見 識ぶり(投入される増援兵はコレを見て何を思うか?)を大庭中佐にぶちまける場面もそうだが、目 の前の戦況に拘泥するあまり大局がまるで見えていない。

作戦転換後の総攻撃でなんとか二〇三高地を奪取し、霧が晴れて旅順港が見えた場面・・・泥だらけ の兵達がある者は白い歯を見せて抱き合い、ある者は嗚咽する場面ではこちらも涙が出そうになる。

「ステキな隠し撮り 〜完全無欠のコンシェルジュ〜」
「ステキな金縛り」のスピンオフというか番宣だが、三谷幸喜自身が手掛けていることもあり、独特 のリズム感がある。内容的には三谷幸喜演じる映画監督のシーンが一番面白い。実際あんな感じなの だろう。あと深津絵里はとびっきりの美人という訳ではないが、歳を重ねても可愛いね。

連ドラ
今年のドラマオブザイヤーは「スクール!!」。 優秀賞は「それでも、生きてゆく」、「四十九日のレシピ」、「マルモのおきて」、「11人もいる!」、 「CONTROL〜犯罪心理捜査〜」。(選考経緯の詳細はブログ参照)

「家政婦のミタ」
巷では人気のようだが、純粋に評価すると疑問点だらけ。ミタ(松嶋菜々子)の行動の極端さや阿須田家の特異 性などに現実感が全く感じられないし、ドラマ内での説明も不十分だ。コレで家族再生のドラマって言わ れてもねぇ。ネタモノと割り切ればヨイのだろうが、本作が空前の視聴率を記録したとはなんとも信じがたい。

「DOCTORS 最強の名医」
全8話ということもあり、話の主旨が今一つ見えなかった。主人公(沢村一樹)に二面性があり、病院改革 のためには裏で手をまわして何でもするというコトだが、普通そう簡単に人は踊らないだろう。ただ、押す トコロと引くトコロのバランス感覚は上手だね。あと、高嶋政伸のキャラは「冬のサクラ」をうまく継承し ている。

「蜜の味 〜A Taste Of Honey〜」
これまた掴みどころのない作品。女同士の嫉妬バナシかと思いきや突如禁断の愛に移行。流れ流れて最後は 二人一緒に紛争地域で医師活動をする・・・中学生が考える劇画みたいな展開だ。唯一の救いは榮倉奈々のAK B48の余興が見られたことくらいだ。

「11人もいる!」
もう何人いるのか訳が分からなくなる作品。ボケとツッコミのテンポのよさは宮藤官九郎の独壇場・・・他 者の追随を全く許していない。あと、真田ヒロユキ役の星野源が地味に面白い。

「南極大陸」
TBS開局60周年記念番組という鳴り物入りの大作だが、巷の評価は芳しくない。確かに「官僚たちの夏」のよ うな人間同士のぶつかり合いも少なく、感動させようという演出ばかりが過剰に過ぎる気がする(中島みゆきのテ ーマ曲も含めて)。敗戦後の日本国民に誇りを持たせようという先人の想いと南極越冬の苦労は充分に伝わってく るが、震災と結び付けようという製作者側の意図が丸見えなんだよね。

「僕とスターの99日」
トップ女優とさえないボディーガートの恋愛なんて中学生の妄想みたいな作品だ(笑)。でも主演に西島秀俊を持っ てくる辺りは流石だと思う。あと、キム・テヒは文句なく正統派美人トップクラス(My格付)の女優なので、正直 見ているだけで、目の保養になる。しかし総括するとTBSvsフジの日曜ドラマ戦争は今年に限ればフジの圧勝だね。

映画
ターミネーター3
女ターミネーターと「審判の日」が目玉の本作。流れは「T2」と似たり寄ったりで、前作から 10年以上経過しているにもかかわらず、ストーリーや演出面でプラス@の要素が非常に乏しい。 というか、ジェームズ・キャメロンが指揮を取り、エドワード・ファーロングやリンダ・ハミル トンが出演した「T2」の方が今もってはるかに面白い。正直「4」に繋がる断片を採取したと いう印象しかなかった。

アンフェア the movie
本作は連ドラの時から非常にスタイリッシュでキレのある作品だったが、その点は映画版である本作も健在。 ただ、警視庁内の裏金や真犯人の顛末はどこかで見た風景。あまり新鮮味はない。それにしても江口洋介が 加わるとハナシが締まるね。

ザ・マジックアワー
う〜ん、個人的にイマイチの評価。場面場面で楽しめる要素はあるが、業界ネタが多く、映画という よりお芝居を観ている感覚だ。

漫画・小説
今年も漫画喫茶通いは継続。「砂の栄冠」や「ラストイニング」といった高校野球漫画が地味に面白 かったり、「センゴク 天正記」は相変わらず丁寧に描かれていると感心させらたりの1年だが、コ ミックオブザイヤーはグラゼニ。実際、プロ野球の世界も ダルビッシュみたいな圧倒的才能の人物ばかりではなく、生涯年収という意味では非常にシビアな世 界なので年収1800万の中継ぎ投手である凡田夏之介のしたたかさにはある意味頭が下がる。
「ヤマの記憶」 山本作兵衛
山本作兵衛の作品は今年国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録されたが、ユネスコも 渋いトコロをチェックしていると感心する。ただ、彼のように実際に炭鉱で働いた経験をなんらかの形で 後世に残すということは非常に重要だと思う。筑豊の炭鉱もほんの50年ほど前までは賑わっていたはず だが、それを伝承する人というのは意外に少なく、五木寛之の「青春の門」や松本清張の作品などで窺い 知る程度。だから彼の作品のようにビジュアル付きの解説があると非常に分かりやすく、男も女も子供も ヤマで生きていたのだと改めて感心する。


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