Monthly T  【2000年9月号】


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雑記
アスキー
その昔私は「ログイン」という雑誌を愛読していた。いわゆる「コンピューター ゲーム情報誌」なのだが、編集者の熱意が前面に溢れ出た一種独特の雰囲気を持った雑誌だった。 とにかくおバカな企画満載の雑誌で全くゲームと関係ない内輪ネタから鹿野司の「オールザット ウルトラ科学」なんてちょっと堅い読み物までなんでもありの雑誌だった。

中学生の頃は巻末に付いていたマシン語のソースを訳も分からず打ち込みMSXの ゲームに興じたり、大学の頃は洋ゲーのコーナーで紹介されたゲームに憧れ、IBM−PCを買お うと本気で考えたりと毎月この雑誌の発売を待ちわび、それこそ隅から隅まで舐めるように読んでいた。

それが今や本屋で3分間で立ち読みできる雑誌になってしまった(いや、ホントに)。 いまや私にとって株式情報誌と化している「ファミ通」の仕事せん隊「シレン ジャー」や「やりこみ」のページなんか読むとかすかに当時の面影を感じるが、あの頃の狂騒には程遠い。

MSXの生みの親,ログイン、MSXマガジン等の出版社、PC,家庭用ゲーム機 のソフトメーカー・・・いろいろな顔を持ちながらもアスキーは私のゲーム人生に大きく関与してきた会社である。 この数年の間に御家騒動があり、一時は潰れかけたという事情も承知しているが、 儲かるところだけを切り出した今の体質というのはちょっと味気なかったりする。

時事
オリンピック
元来お祭りゴトがあまり好きではない私としてはあまり真剣に見ているわけではない んだけど、女性陣・・・特に柔 道の田村とマラソンの高橋の健闘には目を見張った。筋骨隆々の女性選手が多い中、 あの小さな体でよく頑張っ たもんだ。 期待されながら勝つというのはホント大変なことで、その意味で彼女た ちの偉業には素直に拍手を送りたい。


カプコン
9/10頃から急騰。10日で5000円(20万の儲け)までに跳ね上る。しかしその後急転直 下の急落。 ホントに一日に3〜4万ずつ利益が出てウハウハ状態だったのに・・・売り時って難 しい。

投資金額 ---> \826,000
評価金額 ---> \838,000
評価損益 ---> +12,000
変動率 ---> 1.45%

ナムコ
小粒ながらも新作ラッシュを控えたナムコに手を出してみる。

「moto gp」 2000/10/12
「Tales of Eternia」 2000/11/30
「Smash Court 3」 2000/11/9
「7〜モールモースの騎兵隊〜」 2000/冬
「風のクロノア2〜世界が望んだ忘もの〜」2001

どれも弱いなぁとは思うが、マリオテニスのヒットを考えると、Smash Court 3はイ ケるんじゃないかなぁ と思ってみたり・・・。IT株全面安のあおりから急落。まぁここは我慢。

投資金額 ---> \331,000
評価金額 ---> \300,000
評価損益 ---> -31,000
変動率 ---> -9.37%




ゲーム
「ディノクライシス2」
前作は恐竜が硬くてストレス過多に陥りやすい作品だったが、本作は見事に方向転換されている。恐竜を 倒すとポイントが溜まっていき、そのポイントで武器や薬が買えるのだ。したがってバイオハザー ドにように終盤の敵を意識しながら発砲を控えたりする必要は全くない。とにかく打ちまくるゲームなのだ。

正直、ストーリーについてはお世辞にも誉められた出来ではない。元々発想自体が突拍子もないところに持ってき て話の展開も大味。恐竜倒してポイント溜めてショップで武器が買えるシステムも真面目に考えると頭がショート してしまいそうなくらい理不尽。

でもこの作品に限っていえばOKなのである。これは恐竜を餌にしたストレス発散型ゲームなのだから。今回から 採用の走り撃ちやサブ武器など画面の前でウラウラ〜と叫びながら恐竜をなぎ倒して行くのがこのゲームの醍醐味 である。そして圧巻はT−レックスを初めとする巨大恐竜の存在・・・私が奴等と遭遇したらたぶん腰が抜けて動 けないであろう。

情報によれば本作は北米地域で30万本を超える大ヒットだそうだ。う〜ん、確かにアメリカ人に受けそうだわ。

「カルドセプト」
今月は公式のセプター検索繋がりで知り合った男の子との対戦会。わけあってサターン版での対戦とあいなったが、 ジャッジメントの威力の前に叩きのめされた(PS版の3:1でさえ極悪と感じてますよ、わたしは)。好きなカード、 ジャッジメントなんてのたまうM氏の性格や推して知るべし。

「ファイナルファンタジー\」
クリアしてみての感想を一言でいえば、

安心感はあるものの、冒険心が感じられなかった

といったところ。

ストーリーはRPGの王道をいく展開。テーマ的にも「人間の存在意義」といったお 子様にはちょっぴりヘビーで大人には何を今更という中道的内容。まぁこれはこれでいい。 FFは250万人が楽しむ娯楽作。「ベイグラントストーリー」のようなカルトでダークなストーリーだと 大半にそっぽを向かれてしまう。

システムそのものも安心設計。ちょっとプレイヤーがキャラを作り上げて行くという 遊び心に欠けているかなと思わなくもないが、キャラ設定自体が明確に定義されている以上、これは仕方が ないのだろう。

エンディングを含めた演出面では相変わらず図抜けている。これはもうこの会社の専売特許といっていい。 ちょっと現時点で他社の追随を許さないほどである。

個人的にはうまく纏まっており、充分及第点に達している作品ではあるが、FF8程、製作者のパワーが感 じられない作品のようにも感じられる。
詳細は年末公開予定の世紀末対決「DQZ vs FF\」にてUPする予定です(笑)。



ドラマ・TV
「葵〜徳川3代」
官僚政治
徳川幕府の制度というのは良くできたもので、今の世でいえば外様大名が国会議員、 譜代のブレーンが官僚に似た 役割を担っている。ただ官僚の絞めつけは今の世よりずっと厳しく大名は殆ど骨抜き 状態にまで貶められている。 ただその官僚グループの浮沈も激しく、一時は何様のつもり!と個人的に憤慨してい た本多正純(渡辺いっけい)も 時流に乗り遅れ窓際族に・・・盛者必衰ですね。



連ドラ

「リミット・もしも、わが子が… 」
田中美佐子と安田成美の設定が実にいい。かたや型破りの元高校教師、かたや警察官で一人の息子の母親。その2人の ぶつかり合いが見所の見応え充分の作品。特に安田成美・・・久しぶりのドラマ出演であるが当初は射撃練習もまともに できない運動オンチぶりが、子供の奪還のために犯人グループに一歩も退かない銃撃戦を展開するまでになる。

テーマも限りなくダーク。臓器売買目的で子供を誘拐して、東南アジアに移送、性的虐待で嬲りつくし、使い 物にならなくったら、解体して商品として個々のパーツを売り払う。このうえなく合理的である。しかも身代金 目的の誘拐ではないので足が付きにくい。書いてて気分悪くなりそうだが、一方でどんな手段であれ臓器移 植を臨む親が存在するわけで絵空事の世界ではない。

テーマの取り上げ方、アクション、配役・・・総合的に見て今クールいち押しの作品である。

「花村大介 」
これまたユースケの地をうまく引き出した作品といえる。弁護士というとお堅く金がたんまり儲かる商売だと 思ってましたが、彼をみてるとサービス業なんだなぁとつくづく感じてしまう。弁護士って専門的な法知識で 武装し、依頼人とは一歩隔てた関係で仕事に臨むもんだと思っていたが、花村大介 の依頼人と等身大で向き合 う姿勢にはある意味感心させられた。

毎回のゲスト出演者も豪華で、とにかく笑って気持ちいい気分にさせてくれる良作 だった。

「合い言葉は勇気」
出演者の個性が前面に押し出されており、極端な話それだけでも見るに値する作品といえる。 特に最終回の裁判シーンは息を呑む展開の連続であり、日頃なにか別なことをしながらドラマを見ている(笑) 私がTVの前に齧りついていた。配役面ではホント何人も注目人物がいるのだが、安西影虎役の國村隼なんて いい味出してますよねぇ。

「つぐみへ・・・」
割と無難な落しドコロ。テーマとしては今の世相にマッチしている。結局被害者側の救済っていうのはこういった 事件の場合ありえない。加害者が死刑になるわけでもないし、死んだものが生き返ってくるわけでもない。

ただ致命的なのはドラマとして面白味に欠けるという点(笑)。2話目で話が見えてしまい、あとは惰性で続いて 行く・・・金子賢演じる吉村がどういう死に様を迎えるのか気になるので最後まで見ているだけの状態・・・。

話は変わるが鶴田真由公式サイトを覗くと彼女がこの作品に賭けている意気込みが 痛いほどに伝わってくる。また彼女の日記をみてるとその感性に驚かされる。(毎日日記をUPしていること自体 驚いちゃうが・・・)

「SUMMER SNOW」
そう来ましたか・・・。以前「ベストフレンド」でみたようなオチ。最近はこの作品 に限らず主人公が何の脈絡もなく死んでしまう作品が多いが、私はどうかなぁと懐疑的である。 私にしてみれば殆ど反則技とさえ思えてしまう。ユキの病気をどう扱うかという問題はあるものの、単なる家族ドラ マとして十分成り立つ良作と思っていただけに残念である。


漫画・小説
ダ・ヴィンチ特集「男がヒタる少女マンガ、女がハマる少年マンガ」
コンビニで偶然みかけて思わず購入。私の常日頃の研究テーマと合致している。
まずは統計の結果を抜粋。(黄色は既読作品)

男がヒタる少女マンガ
1 BANANA FISH
2 日出処の天子
3 動物のお医者さん
4 ガラスの仮面
5 残酷な神が支配する
6 陰陽師
7 月の子
8 パタリロ
9 サード・ガール
10 綿の国星

2作品しかしらない私としてはコメントのしようもないが、ストーリー性の高い作品 が上位を占めている。少女マンガ開拓の必要性をあらためて実感。

女がハマる少年マンガ
1 SLUM DUNK
2 MONSTER
3 名探偵コナン
4 ベルセルク
5 ONE PIECE
6 ヒカルの碁
7 バガボンド
8 多重人格探偵サイコ
9 HUNTER × HUNTER
10 行け!稲中卓球部

こちらは単純に男性が選んでも似たようなランキングになるんじゃないかという結 果。(「行け!稲中卓球部」がランクインしているのがいささか意外ではあるが・・・) 意外なのはあだち充、手塚治虫がノミネートされていないこと(11位ブラックジャッ ク、13位タッチ)

面白かったのが、「彼女に読ませたい少年マンガ」という企画で「沈黙の艦隊」、 「三国志」、「グリーンヒル」など女性には 受け付けられないであろう5作品が選出されていた。 予想通り評価は真っ二つに分かれたのだが、意外にも高い評価をしている女性が多 かった。

「辺境警備」 紫堂恭子
少女漫画の経験の浅い私にとってこの漫画は非常に受け入れやすかった。どうも少 女漫画というとキラキラした目をした美男美女しか出てこないという先入観をもっていただけに、 この漫画の主人公である隊長の設定にはある意味驚かされた。

話のあらすじは辺境の国境守備に左遷された中年軍人と同じく地方へ派遣された神 官、そして兵隊さんをはじめとする地元民との交流をメインとしたコメディなのだが、辺境だからといって 国境から蛮族が攻め寄せてきたりなんて展開は一切ない。ほのぼのとしたエピソードが淡々と進行して 行くなかで、徐々に隊長や神官の過去が明かされていく。また物語の端々にファンタジーではあるものの作 者の綿密な背景設定とこだわりが感じられる。

個人的には隊長さん大好き!私にとってこの漫画は誰がなんといおうと隊長さんメ インの漫画なのである。

「僕らの変拍子」 冬目 景
「現国教師RC−01」が個人的にはハマリ。まじめなハナシ、数学は機械にでも教 えられるかもしれないが、国語系は無理でしょう。高校の頃、司馬遷の史記を感情を 交えながら教えてくれる先生がいて、その熱い語り口と史記の名場面のくだり(四面 楚歌など)は今でも心に焼き付いているからね。

「いつも美空 1巻」 あだち充
H2の反動なのかオフザケモード全開ですね。まぁ個人的には今回は短くまとまった キレのある作品にしてもらえたらなぁと期待しています。でも、レンタルクラブ・・・確かにいいかも。 中学生くらいってまだ個々の種目の経験値が積み上がっていない時期で、単純に身体能力だけでそこそこいけてしま うのかも?もちろん一つの競技に傾注して黙々と頑張っている子供たちにとってはやるせない制度ではあ りますが・・・

「鮫肌男と桃尻女」 望月峯太郎
非日常的な世界を描かせると望月氏ってやっぱり上手い。一気に読めるジェットコースター的な仕上がりの 作品である。でも映画を観た後に原作を読むと映画版のキャスティングに改めて唸らされる。田抜役に岸辺 シロー、ホテルの支配人役に島田洋八なんてフツウ思い付かないよ。


CM
ジョージア / コカコーラ
坂本九の「明日があるさ」が妙に耳に残るCM。コカコーラのHPに紹介されている浜田雅功営業課長が勤める トアール・コーポレーションの人物相 関図をみて少し状況が呑み込めてきた。

清水圭が独立して社長となっていると聞いて、焦り半分でも俺は俺の道を行く さ!という浜ちゃんの表情が何ともいえない。 でも飲料系のCMって水準高いよなぁ。それだけイメージ重視ということかな。




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