「村上プロが打つ!」リストにもどる
2007/3/31
みなさん、こんにちわm(__)m
たぬ御殿15回目の登場となります、最高位戦Aリーグ所属、村上淳でございます。
今年度も去る3月7日水曜日、最高位戦Aリーグが開幕いたしました。
緊張の初日は3着、2着、ラス、2着でマイナス24.6ポイント。
12人中9位からのスタートとなりました…
ただし内容は悪くなかったと思うので、
自分としてはまずまずのスタートだと思っております。
これから半荘44回、全て記録を取られるわけですから、
例年通りプロとして胸を張れる牌譜を残すことを目指して打つつもりです。
そうすれば当然結果はついてくると信じて…
去年のAリーグ首位は出来すぎでしたが、
今年も3位以内に入って決勝に進み、
張最高位にリベンジできるよう頑張ります。
みなさま、今年も応援のほどよろしくお願いいたしますm(__)m
それでは本日の成績です。
4121331421221 収支プラス14000P
なかなか良い成績なのですが、ラスを2回ひいてしまいました…
しかも半荘8回戦でひいた本日2回目のラスは、
ラス前に3900点は4500点を放銃し、100点差でラス!!
親番で3着目だったとはいえトップ、2着とはかなり離れていました。
ラスをひかないことに集中すれば絶対に避けられた、
というより避けるべき放銃だった(要は自分のアガりの可能性はかなり低く、
ベタオリすべき局面だった)のでかなり後悔してます。
前回お話した通り、目標のラス率までは100回中12回しか
ラスをひいてはいけなかったので、これであと87回中10回と
さらに厳しくなりました。
まあそもそもかなり厳しい条件ではあるのですが…
夏くらいまでなんとか可能性だけでも残したいものです。
とはいえ本日は一日を通してかなりいい麻雀が打てたと思います。
本日は「強引な(ダメもとの)仕掛け」についてお話したいと思います。
みなさんは「鳴いてマンガン」と言われて最初に何を想像しますか?
クイタンドラ3、役牌ドラ3、役役トイトイ、ジュンチャンサンショクドラ1…
僕が一番最初に描くのは、「役牌ホンイツドラ1」です。
もちろん役役ホンイツでも、ホンイツトイトイでも構わないのですが、
役牌がトイツの配牌をもらったらまず「ホンイツ」を考えてほしいと思います。
そのくらい「鳴いても2ハン」のホンイツは効率がいい、ということです。
ここで言う効率とは「得点効率」のことですので、
牌効率を犠牲にしてでも得な時が多い、と考えてください。
本日の実戦より。
東2局北家












ドラ
半荘1回戦、東1局に2000点を放銃した後の配牌です。
配牌をもらった瞬間に「役配ホンイツドラ1」をイメージします。
第1ツモが四萬で打9ソウ。
2巡目、すぐに中が出てポン、打8ピンとしました。









ポン

ドラ
ここで大事なのは絶対に南を切らない、ということです。
そして次にマンズや字牌を持って来たら、
牌効率を損してでも3ソウを切ります。
(赤5ピン引きを考えて4ピンは最後に切る)
実際には4巡目、上家から出た八萬をチー、打3ソウ。






チー

ポン

ドラ
さらに次巡すぐにツモ南!
2巡後に四萬が出て8000点のアガりとなりました。
これはうまく行きすぎの例ですが、
例えばイーシャンテンで4ピンにくっついたとしても、
2000点のテンパイをとらない(南を切らない)、
という選択もありだということです。
早い巡目であればあるほど、強引にマンガンを狙いに行く価値はあるわけです。
この半荘はその後ツモられまくって22300点のラスでしたけど(;^_^A
他にも2回ほど強引なホンイツ仕掛けをしましたので紹介します。
まずは8回戦(この回もラスでしたが…)













東場で東はション牌でした。
7巡目、7ソウをポンして打2ピン。
最終形は、









ポン


12巡目5200点テンパイ。これはアガれずでした。
もう一つは11回戦、ラス前の2着目。













發は1枚切れ。6巡目に出た白をポン、打3。
最終形は、



ポン

チー

ポン


これもアガれませんでした…
なんだかアガれなかった例ばかりで説得力はありませんが、
ホンイツはうまく使えばかなり攻めの幅が広がること間違いなしです。
クイタンなどと違うメリットとして、
仕掛けた後に字牌が残ることが多いため、
鳴いた後リーチがかかったりしてもオリやすい、という点があります。
よってかなり遠いところからダメもとで仕掛けても、
うまく行かなければしっかりオリる、という作戦もとれるわけです。
字牌が多く、メンゼンではとてもテンパイしそうにない手の時、
無理矢理ホンイツに向かってみてはいかがでしょうか?
何回かに1回マンガンをアガれればもうけもんですよ。
その代わりダメもとで仕掛ける場合、
相手の攻撃には細心の注意を払ってくださいね!
所詮「ダメでもともと」なんですから…
ではまた!!
2007/3/3
みなさん、こんにちわ!!
とうとうプロ入り11年目に突入いたしました、
最高位戦日本プロ麻雀協会Aリーグ所属、協会理事でもあります村上淳です。
思えば10年前、当時大学2年生だった僕は開店したばかりの
「たぬ」(現在の本たぬ)でアルバイトをしておりました。
10年前の2月、壁に貼られた「最高位戦日本プロ麻雀協会プロテスト」の
ポスターを見て「強い人と打ちたい!自分の力を試してみたい!」という
単純な動機から軽い気持ちでプロの門を叩いたのでした。
それから10年、麻雀への熱い想いは冷めることなく、
現在もこうして「私は麻雀プロです」と言い張って生きているわけです。
麻雀というゲームはその性質上「競技プロ」の存在が非常に難しく、
現在も自分を含めプロと名乗る多くの人間がその基本的な雀力、プロ意識、
生活基盤、さまざまな点で他の「プロ」のレベルに到達していないと思われます。
それでも私はこれからも「麻雀プロ」と名乗り続け、いつかは名実ともに
村上淳=麻雀プロと言われるよう頑張り続けるつもりでおります。
みなさま、よろしくお願いいたしますm(__)m
…ご挨拶が長くなった上にちょっぴりセンチメンタルになってしまいました(;^_^A
それでは本日の成績です。
213222211 プラス12000P
先月の最初にたてた「ラスを引かない!」という目標が、
1ヵ月遅れて達成されました。それはもちろん嬉しいのですが、
先月が12回打って5回ラスですからね…
とりあえず、トータル成績を出してみます。
半荘163回
トップ57回、2着43回、3着32回、ラス31回
トップ率は35.0%。
予想通り、だんだん下がって来ました。
この先3回に1回トップを取り続けても下がるわけですから、
この数値はさらに下がるはずです。
もちろん何度も言う通り、3回に1回以上トップを取れるくらいに
強くなりたいとは思っているのですが…
連帯率は61.3%。
この2ヵ月2着が多かったせいで少し上がりました。
ラス率は19.0%。
1月の5ラスによって当然上がってしまいました…
この数値を目標の16.6%以下にするには、
あと100回打って12回しかラスを引けない計算になります!!
達成は至難の業ですが、一度口にした以上は一応頑張ってみようと思ってます!
夏くらいには完全に諦めてしまっている可能性は高いですけどね(>_<)
ちなみに順位率は2.226。
ラスが多かったわりには0.015の上昇ですみました。
3着が2回しかなかったですからね(^^)v
さて、今日は半荘4回目にやってしまった
自分のミスについてお話したいと思います。
今まであまりお話したことのなかった点差による押し引きの話です。
南2局、西家の僕は31500点持ちの2着目。
トップはトイメンの親で41000点、その差は9500点です。
3着目が北家(下家)で19000点、
ラス目が南家(上家)で8500点でした。
7巡目にタンヤオ赤1のイーシャンテンになった僕は、
「ここでマンツモして一気にトップを!」と燃えておりました。
リャンメンとリャンカンのイーシャンテンでしたから、
先にリャンカンを引けばメンタンピン赤。
ツモ裏でハネマンですから、チャンスなのは間違いないですよね。
だがしかし!次巡8巡目にラス目の南家がリーチと来ました。
僕は先ほど言ったようにここがチャンスとばかりに燃えていましたから、
わりとノータイムで危険牌をペチリ。
その次も安全牌はあるもののイーシャンテンを維持。
さらに持って来た危険牌(ション牌の
)をツモ切ったところで南家の「ロン!」
リーチ、中、ドラ、裏の8000点1枚をフリコんでしまったのです。
この時、一瞬は「まあ仕方ないか…覚悟の上だ」と思ったのですが、
実はしょうがなくない、完全にオリるべき局面であったことに気付いたのです。
理由は簡単、「リーチ棒によって点棒状況がガラリと変わった」からです。
気付いた方もいますよね…?説明します。
ラス目の南家は8500点持ちでした。
その南家がリーチに来たわけですから、残りは7500点です。
一方、僕はトップ目と9500点差…
そうです、もしうまく行って次にテンパイし、追いかけリーチをしたところで、
トップを獲るためには南家からは見逃さざるを得ない状況なのです。
2軒リーチになればトップ目の親はオリるでしょうから、
(すでにラス目のリーチに対してオリていた)
3着目から出るかツモらなければアガれないリーチになってしまうわけです。
そんなリーチをかけるためにラス目のリーチに対して危険牌を切る、
今考えれば非常に損な選択をしていたのです。
第一トップ目は親なのですから、
ラス目がマンガンをツモってくれれば2000点差縮まるわけですし、
わざわざ放銃のリスクを負ってまでアガりに向かう必要はなかったのです。
この放銃によってラス前はトップ目が41000点、
2着目が自分で23500点、3着目は変わらず19000点、
そしてアガったラス目は16500点で親をむかえる、
とトップを狙うどころかすぐにラスに落ちてしまうくらいの
点棒状況になってしまったわけです。
これは今年目標とした「ラスを引かない打ち方」からも
完全にハズれていますよね。
普段ならアガりに向かう手牌でも、点棒状況によっては
完全にベタオリしなければいけませんよ、というお話でした。
今回は牌姿が一つも出て来ませんでしたね…
ま、たまにはいいか!?
それではまた来月!!
2007/1/28
みなさま、新年明けましておめでとうございます!!
プロ入り10年、いまだ無冠の準最高位村上淳(31)でございます!
昨年に引き続き、第4金曜日にゲストとして
高田馬場新たぬに打ちに来ることとなりました。
今年も1年、よろしくお願いいたしますm(__)m
さて、昨年は予想以上の好成績を納めることができました。
今年の目標は「ラスをひかない」。
ラス率18.3%はあまり納得のいくものではなかったので、
今年はトップを多少減らしてでもラス率を下げるぞ!と意気込んでおりました。
目標は16.6%以下(6回に1回以下)。
こうやってHPに成績を発表している以上、多少Pを損しようとも
トッププロらしい成績を残すことにこだわってみようと思ったのです。
ところが…本日の成績です。
212424243414 マイナス6000P
やっちゃいました!!たぬゲスト初の1日5ラス。
しかも「ラスをひかないぞ!!」と気合いを入れたその日に…
2回目のラスまではかなり集中して打てていたのですが、
その次の半荘にミスを犯してトップを取り損ね(2着)、
その後かなり集中を欠いたように思います。
こんなんじゃ今年も今まで通り「少しでもPを得するように打つ」
に変更するしかないかな…とほほ(>_<)
ちなみにこんなにひどい成績にもかかわらずマイナス6000Pで
済んでいるのは、おそらく2回のトップがそれぞれ6万点、
7万点オーバーだったからだと思われます。
2回ともご祝儀をかなりツモっての大トップだったので、
かろうじて少なめのマイナスで済みました。
それにしても今後もこんな成績を取り続けるようでは
念願の最高位も夢のまた夢ですな…
来月から気合いを入れ直して頑張らないと!!
で、今回は過去1年のたぬ御殿を読み返してみまして、
かつて「もろ引っ掛けリーチは数えきれないくらいしている」
と書いたのを思い出しました。
本日、半荘2回目に2局連続でモロ引っ掛けリーチをしたので、
僕がどんな時にモロ引っ掛けをしているのかをここであえて
発表してみようと思います。
ちなみに「モロ引っ掛け」とは「待ちがリーチ宣言牌のスジになっている」
状態を指すようです。一体誰が考えた言葉なんでしょうかね。
…まずは一つめ、東3局南家6巡目にこんなイーシャンテン。












ドラ
ここへ8巡目に絶好の赤5ピンをツモ!













ドラ
役がある、ダマテンでも5200点(ツモればマンガン)、
ピンズ引きでさらに待ちが良くなる可能性がある、
などダマテンにしたくなる理由はたくさんあるのですが、
僕の基本は即リーチ!8巡目で7枚待ちならなかなか優秀ですし。
結果は七萬出アガりの8000点のご祝儀1枚でした。
さらに東4局、親を迎えて5巡目に早くもイーシャンテン。












ドラ
すぐに二萬・四萬を引けば6巡目7枚待ち赤赤、
迷わず六九萬待ちでリーチですよね。では先に六九萬を引いたら…?
実はこの時、対面と上家の第1打が一萬だったので、カン二萬はかなりよさそう。
解説・他に字牌や孤立牌がある場合、一二、一二二、一一二三、一二三四、
などから第1打に一萬を切ることは少ないので、二萬を持っていない可能性が
高めであるということになります。すなわち四萬以上のマンズを持っていて
一萬は孤立牌であるケースが多いわけです。
二萬を持っていて一萬を切るよくあるパターンとしては
一二四、一二二四、などが考えられますが、
全体としては少ないといえるでしょう。
一二二二はかなりレアなのであまり考慮しません。
もちろん2打目以降の手出し牌によって第1打からかなり手が整っていたと
判明した場合は、一二二、一二三四などから切るケースも増えるので
2打目以降の捨て牌もとっても大事になります。
というわけで、六九萬を引いたらカン二萬でリーチにいくことに
なりそうなので、五萬は右端に置いておきます。
テンパイと同時にスムースにリーチをしたほうが、
リャンカンであることが疑われにくいですからね。
ちなみに六萬を引くと八萬を切ってリーチに行く選択もありますが、
八萬を切っても二萬が出やすいわけではないので五萬を切ります。
この先状況が変われば六萬を引いた時に五萬より安全度の高い八萬を切って
リーチに行くこともありますし、手変わりを待つため一萬を切ってヤミテン、
あるいは九萬をひけば役ありなので一萬切りダマテン、
五萬切りダマテンなど選択肢は増えるかもしれませんよね。
この瞬間は二、四、六、九萬の何を引いても即リーチをすると決めていた、
というわけです。とまあいろいろと考えてはいたのですが、
実際には次巡すぐ六萬を引いて五萬切りリーチ!
めずらしく2局連続モロ引っ掛けリーチとなったのでした。












ドラ
数巡後、二萬を出あがりして7700点のご祝儀2枚でした。
みなさん、以前にも書いたとおりリーチ宣言牌のスジを切る時は
フリコミを覚悟して切りましょう!!
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