体に馴染んでいない音楽と格闘する方法について

 次回のタマオケの演奏会メニューは「マーラー 交響曲7番」と「リヒャルト・シュトラウス 薔薇の騎士(ワルツ)」の2曲。ヴァイオリン奏者としては当然両方やるのだが、困ったことにマーラーの7番はマーラーの中でも特に体に馴染んでいない曲(他の曲はだいたい染みついていたのだが)シュトラウスに至っては聞くも初めてなら演奏するのも勿論初めてだ。

 3月初めに曲が決まった事を知り、楽譜が来る前にまずは音源をゲットして予習をしないといけない。マーラーは一応CDを持っていたのでひたすら聞き込む事に専念すればいい。(にしたって、もともと2枚組と言う長い曲だ。1回聴くだけだって大変だ。)しかし、リヒャルトはまず音源を探すことから始まる。チャットで「なにかよい音源ないかね〜」とぼやくと「それはヴィデオの方がいいですよ」と言われて「????」状態。恥ずかしながら、私は「薔薇の騎士」と言うのがオペラだということすら知らなかったのだ。

 オペラの曲をやるときは、まずはその場面を知らないとどうにも演奏ができないというのは、前回ダスビで「カテリーナ・イズマイロヴァの間奏曲」をやったときに痛感しているので、さっそくヴィデオを持っていそうなオペラ好きの友人に打診したところ快く貸してくれた。まずは感謝多謝。しかし、字幕が英語だったのがネックとなり、なかなか話の筋がわからない。まあ、粗筋は本を探して読む事にし、次にあちこちのCD店に出向いて音源を探してみたがこれがない。頼りになるのは「薔薇の騎士」と「ワルツ」と言う単語だけなのだが、それすらどこにもない。こんなときはCD店が全然ない環境を嘆くしかない。

 しかし、どうもこれは環境だけではなさそうだ。というのも、知りあいのCD屋の主人に訪ねたところ、その曲が入っているCD自体が少ないらしい。参考に・・・と、1枚貸してくれた。(商売っ気がない主人だ・・・(^^;))

 まあ、そんなこんなで練習のシーズンになって、マーラーはなんとか身に付くとまではいかないが、とりあえず覚え、薔薇の騎士は残念ながら全然曲を知らないという状況で練習に臨むことになる。当然ながらまともに弾けるわけがない。ただ、どんな曲なのか?というのがおぼろげながら分かってきた。セカンドヴァイオリンをやっていると、楽譜を見てもワルツになるとほとんど曲の輪郭はわからないもので。

 その後、改めて貸してくれたCDを聴くと・・・あれ?曲が違う。(^^;)一部しか練習で聴いた音がないのだ。いったいこの楽譜に書かれている音って実在するのか?そして、その後ヴィデオを聴くと、オペラ全編に曲が分散している。さながらコラージュのようになって1つの曲が成立しているのだ。要は壮大な要点集なのですね。

 先日の練習の後、新しく(?)入団した友人とお茶をした。なんでもその人はリヒャルトの大ファンらしい。一体どうやったらリヒャルトが弾けるのか?と聞いたら

「感覚ですよ。あなたがショスタコは感覚になっているのと同じでね。」

 こうなったら仕方がない。しばらくはヴィデオの垂れ流しと、お薦め曲にどっぷり浸ってリヒャルトを感覚で学ばないといけない・・・しかし、できるかなあ。前プロでこんなに悩むのは初めてだ。しかし、もっと難解なマーラー7番が控えている。

 退廃的なウイーンの状況、世紀末、色と恋の駆け引き。ああ、ユダヤ人虐殺とガリレオのだめおしの呟き、隠れんぼがなつかしい・・・(^^;)私の頭で理解できるかわからないが・・・やるっきゃないんだよね・・・・・(溜息)

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