スタンプラリー・処女航海記
7月の末、なにを血迷ったのか、東急線のとある駅に行ったとき、衝動買いをしてしまった「スタンプラリー帳」。せっかく買ったのだから、8月頭は自由の身になることだし、いっそのこと全駅踏破してやろう・・・と、妙なアイデアが浮んだ。
スタンプラリーは、駅に置いてあるスタンプを1つづつ押していくというだけの単純なものなので、主に夏休みの子供がターゲットになっている。今年は、JRでも「ポケモン・スタンプラリー」、営団ではディズニーの映画にちなんだもの、京王ではサンリオ・スタンプラリーと、色々ある。だが、この東急のスタンプラリーはとにかく量が半端じゃない。なんといっても89駅あるのだ。1駅毎に降りてスタンプを押し、次の電車を待って・・・ということを延々と繰り返す。炎天下だったり、待ち時間が長かったりしたらそれだけでも結構負担になりはしないか?途中で飽きたりしないか?
なんにしても、始めないとどうにもならないので、近くの東急線の駅を皮切りに、スタンプ集めを始める事にした。
まず、何を持っていくかを考える。車内は冷房が効いているが、外は真夏だ。温度差に対応するためと、他に何か使い道もあろうと、まずはバスタオル。汗をかいたときに着替えるTシャツ(2枚)、途中のコンビニで買ったペットボトルのお茶などなど。それを手が楽自由になるようにDパックに詰めた。もう一つ、スタンプ帳の出し入れがしやすいように、小さな手提げ、そこにはスタンプ帳と暇つぶしの文庫本。
スタンプ帳の裏に割引券が結構ある。これは駅の売店でスポーツドリンクをくれたり、駅直営?のコーヒーショップでコーヒーが安く飲めたりするもの。こんな店での休憩をマップを見ながらどこに入れるかというのを考えるのもまた一興。あとは、どこで昼を食べるか・・・を考えながらどのように路線を回ってくかを決める。
駅についてから一番大事な1日乗車券を買う。大人1日で630円程。(世田谷線は除く)考えてみればスタンプ帳は7万部出ているという(これは毎年完売するらしい)。で、スタンプラリーをするためにはどうしても1日乗車券を買わないとどうにもならない。普段乗らない人が必ずこの乗車券を買っていくのだから、これって結構東急の儲けになっているような気がするのは考えすぎだろうか。(^^;)(どっちにしても、高速道路のスタンプに比べれば初期投資は安いものだけど)
まずは、最初の駅の改札口を通り抜けて、スタンプラリーは始まった。時間にして8時半。朝早く出れば1日で回れるだろう・・・と言う考えは甘かった。
結局は、全駅踏破に2日かかってしまいました。(^^;)
全ての事を書くのはちょっと無理なので、気がついた事を箇条書きにしてみましょう。
*** 余裕のある所と無いところ ***
この場合の余裕は「時間の余裕」です。駅を降りて、次の駅に行くためには当たり前の事だけど次の電車に乗らないといけない。10時位になると、ある程度時間が等間隔になって電車が来るので、5〜8分おきになる。このくらい時間があると、スタンプを押してからちょっと改札の外に出て・・・なんて事もできます。まあ、その分のんびりとしか進まないので、1時間によくて7〜9駅位しか押せない事になります。しかし、普段便利だと思っていた東横線は3分に1本位電車がやって来るし、案外階段の上り下りが多く、必死に下って、改札を出て、スタンプを押して、必死に上がるとすでに次の電車が来ている・・・と言うことも度々。沢山押せるのはいいけど・・・あ、足があ・・(^^;)
例外として、折り返し地点でコーヒーを飲むときは、電車は気にせずにのんびりとコーヒーを堪能させていただきました。(^^)チケットを使うと150円で飲めるのですから。いわゆるブランドものコーヒーには及ばないけど、缶コーヒー等に比べれば格段の差です。なんといってもゆっくり椅子に座れるのがいいですね。
*** 古い駅と新しい駅 ***
最近の新しい駅には新しい駅舎は、比較的地上何階とか地下何階かに造られているのでエレベーターがあったり、エスカレーターがあったりします。しかし、少し古い駅だと階段は多いけど、エスカレーターがない所がかなりあります。これは東横線によく見られます。こんなに階段が多くては、確かに障害者の方達には使いにくい駅なんだろうな・・・と。一応健康だと自負していても、たいへんなのに・・・エレベーターが付く駅が増えてくる事を切に願う次第。
また、目蒲線とか池上線は昔からの駅が沢山ありますが、この路線の駅は階段が比較的少ない。どの駅も10も上がり下りすればスタンプ台にたどり着くことができます。ちなみに、この線は時間も余裕があったので、なかなか利用しやすい駅でありました。ただ難点は、「改札口が最前列か最後尾か」と言う所が多いことで、今降りたところは最後尾、次の駅では一番前というパターンが何度もあり、暑い最中に駅のホームを延々と歩いていたことが妙に印象的でありました。(^^;)
番外編としては、地下鉄の新玉川線は冷房完備なので涼しいです。
*** 駅の対応 ***
親同伴がない子供も一緒に回っていました。多分、そんな子供達への配慮なのでしょうけど、トイレの場所をちゃんと分かりやすくしたり、迷子になった子供への伝言なんかもちゃんとやっているようでした。ただ、トイレに備え付けの紙がないのが・・・(^^;)大人だと入り口にあるペーバーの自販機を見て「あ、ここではペーパーは購入するのだな」と気がつくけど、子供だとそうはいかないんじゃないかな?せめて夏休みの間だけでもトイレットペーパーを置いてあげるといいのになと思ったりする。
*** 自分でやれよなあ・・・ ***
色々事情があるのだろうけど、おばあちゃんらしき人が3〜4冊程(孫のなのだろうか?)抱えてスタンプを押している姿が2〜3回見受けられた。でも、こーいうスタンプというものは「自分で踏破したスタンプ」が大事なのではないかな?いわゆる夏休みの宿題に使う人なんかもいるのかもしれないけど、それは違うだろうに・・・。
ということで、私の「踏破記念引き替え」は当然、私の名前で出すのです。(^^)
*** 暇潰し ***
電車を待つ間の暇つぶしは「文庫本読み」でした。途中の売店で見つけた向井万起男さんの「君についていこう(二冊、文庫版)」を見つけて思わず衝動買い。心臓外科医であり、宇宙飛行士である向井千秋さんの御主人の本です。これはとにかく面白いです。一度読んでみる事をお薦めです。後は・・・5冊程Dバックにいれておいた「フジミシリーズ」。(^^;)
1日目、暑い暑いと思っていたけど、午後になってから陰ってきて、4時頃には土砂降りのスコール状態。電車の出入りはそんなに苦にならなかったけど、予想外の足の故障で夜に他の所を回ろうと思った決心もアウト。ランドマークタワーに行こうなんていう考えもどこかに行ってしまいました。(^^;)
とりあえず菊名駅の喫茶店でコーヒーを最後に飲んで帰ろう・・・・と、JRの精算コーナーに行ったところ、この1日乗車券が使えない。しょうがないので、一度東横線の改札を出、下り、登り、妙に大回りをしてJRの改札口にたどりついた。(^^;)ああ、疲れた。結局1日目に踏破できたのは、田園都市線全線(こどもの国線を除く)、東横線全線のみ。(^^;)
2日目はとにかくタイムリミット5時を設定。(6時に横浜線の鴨居まで行かないといけない用事ができたため)ひたすら、ひたすら、駅をいったりきたり。荏原町で汗をかきながら「にぼしラーメン」を食べて(これうまいんだ)、大井町でコーヒーを飲む以外はとにかくほとんど休憩なしに走り回った結果(せめて蒲田のユザワヤには行きたかった・・・)、最後5駅位はカウントダウン状態になりながらも、5時10分にようやく最後の「目黒駅」に到着。
全駅踏破、ばんざ〜い!\(^o^)/
・・・そして、その足で某会社の夏祭りに直行。食べた、食べた。(^^)
そー言うことで、認定書はまだもらっていないけど、今年の夏の思い出はスタンプ帳になりました。来年はどうなるだろうか?(ちなみに、去年は東北自動車道のスタンプだった)
・・・これが、スタンプラリーに嵌まる事になった、一番最初の出来事でした。