デススロットル〜隔絶都市からの脱出
(サターン:18禁ドライブシューティング)
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このゲーム、買いたいと思いまして秋葉原に行き、あちこちの店で、「デススロットル下さい」と言いましたところ、ほとんどの店で
「なんですか?それ?」
と言われた苦い思い出があります。
ですが、ゲーム内容はもっと苦かったでございます。
ゲーム自体は、タクシー運転手になって夜の街を徘徊し、客をゲットしつつ道行く人々を虐殺していく3Dドライブシューティングゲームです。
これだけだと何のことかよくわかんないと思いますので、ストーリーから説明させていただきます。
「舞台は近未来。治安が悪くなりすぎて行政からも見放された都市があった。
そこで政府は、犯罪の一掃を図るべく、その都市を周囲から隔絶し、水道に「犯罪的思想を消滅させる薬」を混入した。
ところがその薬、どこか間違っていたらしく、都市の人々は次々と神経を破壊され、狂人と化した暴徒が増えた。
主人公のタクシー運転手は、この都市からの脱出を図るべく武装したタクシーに乗り込み、客を相手に地道な商売で金を貯め、何とか裏ルートでこの都市から脱出できないかと動き始めた。」
まぁ、ざっとこんな話です。
オープニングデモで、明るいさわやかな家庭生活を夢見つつもスラムと化した街で目が覚める主人王が涙ぐましいです。
それはともかく、主人公は客を取るべく、夜の街をタクシーで徘徊するのですが、当然治安の悪さは尋常ではありません。
街には暴徒が溢れかえっています。
主人公は暴徒達を時には車に備え付けの機関銃で射殺し、時にはタクシーで跳ね飛ばし、地道に商売を続けていく・・・。
だけのゲームなら、まだ問題ないんですね、このゲーム。
じゃ、何が問題なのかって言いますと、ゲーム全体に流れる倦怠感が尋常じゃないのですよ、これ。
壊れかけたカーラジオから流れてくる、どこか投げやりなジャズのようなBGM。
窓を流れて行く、けばけばしい町並み。
そして何より、クリア不可能な難易度。
いくらまじめに働いても、なかなかお金は貯まらない。
嗚呼、所詮この都市からの脱出は不可能なのか・・・。
そんな無力感に苛まれつつ、目の前の暴徒を轢き殺してゆく。
あ、後ろの方で、お客さんが呼んでる声がする。
久しぶりにお仕事お仕事・・・ってことで、バックバック。
・・・・・・・・・・・。
すると突然「ギャー!!」という断末魔の悲鳴。
あっ、間違ってお客さん轢いちゃった。
・・・・・・・・・・・。
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ま、いいや。
客の一人や二人轢いたって状況は変わらないさ・・・。
あっちの方でもタクシーに跳ねられてる人がいるし。
所々に肉塊と化した人々が転がっているが、もはやそれが暴徒だったのか善良な市民あったのか区別する術など無い・・・。
そんなふうにして、やがてプレーヤーは幸せな生活を夢見ることに飽き、ただただ倦怠感に満ちた殺人を繰り返してゆく。
カーラジオから流れてくる、やる気のなさげな歌が心地よい・・・。
そんなゲームです。
おまけに、たまに拾う客もプレーヤーの正気を奪ってゆきます。
口に立派な髭を蓄えた金髪おかっぱ頭のセクシーなお姉さんが、「私には光が見える!!風のように走れ、世の末はすぐそこじゃ!!」と言って乗ってきたり。
ジェイソンの仮面に海パンとロングコートのみ身につけた男性が「やあ、これからロデオに行くんだ。ストロベリーのモチーフで、車の内装を統一しようと考えない?」と言って乗ってきたり。
しかも、タクシーもタクシーで、嫌な客が乗ってきたら、ジェット噴射で客を上空に排出するシステムが塔載されており、ためしに実行してみたところ、客は前方の遥か上空に飛んでいき、やがてビルの壁にぶつかり肉片となりました・・・。
なんかもう、長時間プレイしていると、「生きていてごめんなさい」って気分にさせてくれること甚だしいです。
そんなゲームなのですが、たまにふと倦怠感を楽しみたい衝動にかられて、サターンにセットしてみたりします。
(決してお勧めはしません。やるとしても長時間プレイは避けましょう。精神に悪いです。・でも、18禁という枠をこれでもかというぐらいに使ったゲームという点では、評価できるかもしれません。)
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参考情報
メーカー:どうでもいい。
難易度:凶悪。クリアは不可能と思っております。
プレイ時間:クリアしようと思わなければ、少しプレイして電源切ればオッケー。
攻略本:たぶんありません。
入手環境:2―3000円ぐらい?少し探す必要あるかも。
知名度:普通の方は、たぶんご存じないかと。
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