獣旅団

(スーファミ(ニンテンドウパワー専用)、シミュレーション)

ストーリーは、特段特筆すべき点は無いです。

英雄(主人公)がいて、なんか悪いのを倒しにいくという、ごく普通のファンタジーです。

ゲームは、いたって普通のウォーシミュレーションゲームです。マス目状のマップがあって、そこでコマとなる兵隊(モンスター)を償還して、敵軍と戦い、敵の本陣を占領すると面クリア→次の面(マップ)へ進む・・・という、よくあるやつです。

ファミコンの「キングオブキングス」に似ていると言えば、ご存知の方はイメージがわくと思います。

画面もいたってシンプルです。ルールもいたってシンプルです。

・・・と書くと、何のとりえも無いゲームのように聞こえると思います。が、そんなことはありません。

はっきり言ってこのゲーム、歴代シミュレーションゲームの中でも、屈指の名作だと思います。

それは何故か?どこが良いのでしょうか?

それはこのゲームが、シンプルだからこそ、です。

例えば、ファミコンの頃からゲームをされている方は、

「俺は、プレステ2とか現行機種の、派手で入り組んだシステムのシミュレーションなんかやりたくないんだ!

俺がやりたいのは、ファミコンウォーズのような、説明書なんか読まなくても簡単に分かる、でもバランスの良い、詰め将棋のようなシミュレーションなんだ!」

って思うことありませんか?

私はあります。

だけど、いざそう思って昔のゲームを引っ張り出してプレーしてみても、現実には、現行機種の派手なゲームに慣れてしまった我々は、昔のゲームの画面のショボさ、操作性の悪さ、単調な展開、やりこみ余地の少なさ等に辟易としてしまうことが多いです。

(分かりやすい例として出してしまいましたが、実際には、ファミコンウォーズは今やっても面白いですけどね)

「古き良き時代のシンプルなベースは生かしたまま、画面や操作性はそこそこ改善してあって、かつ飽きさせないように色々な味付けがしてあり、ゲームバランス等の完成度も高い、そんなゲームは無いだろうか・・・。」

って思ったことありませんか?

私はずっと思ってました。

そして・・・、そんなゲームが、現実にいたのです。 それがこの、幻獣旅団なんです。

このゲーム、前述の通り、システムは至ってシンプルかつ単純です。

が、ゲームバランスが非常に良いんです。

難しすぎず、楽すぎず。

各面とも、かなり必死にならないとクリアできませんが、でも理不尽に難しすぎず、「なんとかクリアしたぞ・・・」という心地よい達成感をプレイヤーに味わわせてくれる、絶妙のバランスです。

更に、各ユニットの特殊能力や、各面の地形等もいろんなバリエーションがあって、プレイヤーを飽きさせません。

そのバリエーションも、最近のゲームにありがちな、単に奇をてらった、うっとおしいものではなく、詰め将棋のようなバランスの良い正統派シミュレーションとしてのベースは生かしたたままで、実に上手く作られております。

時間に余裕さえあれば、100時間以上は遊べます。

またうまい具合に、このゲーム、クリアまでに恐ろしく時間がかかります。全部クリアするには、少なく見ても70時間以上はかかります。(人にもよりますが・・・)

ちなみに余談ですが、

「ローソンのニンテンドウパワー書換サービスが2002年8末で終了する」

というニュースが流れたとき、全国のマイナーゲームコレクター達は、おそらくその時点で書換サービスのラインナップから消滅してしまうであろうソフトの確保に、血眼になって奔走しました。

そのソフトの一つに、この「幻獣旅団」がありました。何故なら発売元のアクセラが、既に御臨終していたからです。

で、8末が過ぎました・・・が、結局、何故かは知らねど「幻獣旅団」は書換終了せず、今でもニンテンドウパワーの書換ラインナップに健在です。

お時間ある方は、是非、書き換えて遊んでみて下さい。

参考情報

メーカー:アクセラ

難易度:けっこう難しいです。クリアするためにはけっこう必死になります。

プレイ時間:私はまだクリアしていないのでなんとも言えませんが、おそらくオニのような時間が見込まれます。でも、1面完結型で、ルールもシンプルなので、気が向いたときに少しずつやってもよいかと。

攻略本:ありますが極レア。

入手環境:2000円で任天堂で書き換えてくれます。ただし書換用のメモリーカートリッジが飢饉状態です

知名度:普通の人は、たぶんご存じ無いかと。一部で盛り上がりましたが。


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