チェンマイ滞在記(1)手配の顛末
実は今、バンコク行きJAL717の機上にいる。
思いつきで旅に出ることは良くある。だが、海外となるとなかなかそうも行 かない。私の行きたがるところは往々にしてヴィザが必要なところだ。まし て、ハイ・シーズンとなれば飛行機の手配もままならない。今までだって、最 低2週間前には手配を済ませていた。何となく行ってみよう、という意志だけ ははっきりしていたからだ。
しかし、その年のGWは直前まで本当に全く予定を入れていなかった。私がプロデュースする新商品の発売を控えていためだ。
新しいことを立ち上げるのは往々にして予想外のトラブルが伴う。その対応 があることを予測し、わざと予定は入れていなかった。
しかし、幸いにしてGW前に 当座の製造は全部済ますことができた。その見通しがついた4/23、私は外勤先で 昼にABROADを買い、東南アジアで行けそうなツアーに何箇所か電話をかけてみ た。ビルマやラオスが5日間で行って来られるのを見つけたときは驚きだが、 さすがにヴィザや飛行機手配で不可能とのこと。されば、ヴィザの要らないタ イならどうだ。バンコク行きはハイ・シーズンだが、3日前まで手配OK・タイ 専門のエージェントというのにコンタクトを取り、何とかなりそうだ、との感 触を得た。そして週が明けて4/26には手配完了との連絡。出発6日前の決定は 今までの最短記録だ。
何故チェンマイか。さしたる深い理由はない。何せ直前の決定なので、行け るところへ行こうと思って決めた。極端な話、この前チベットの帰りに寄った 広州の飲茶があんまりおいしかったので、ソウルや香港あたりでも行ってうま いものでも食べてくるか、とも思った。さすがにグアム・サイパンははずして おいたけど。
南の島でのんびりは大変結構だが、日本とあまり変わらない状況が容易に想 像がついたから。それなら、沖縄や小笠原でも行った方が余程マシだ。
件の3日前まで手配OK、の広告の中に、プーケットやバンコク・アユタヤに 混じってチェンマイのコースがあった。今更プーケットだし、バンコク・アユ タヤは行っているからもういい。チェンマイのコースも、オリジナルはバンコ ク観光の時間があったが、バンコクには用はない、チェンマイだけにしてくれ と交渉してアレンジしてもらった。
タイ北部の古都チェンマイ。大学の研究室にチェンマイ大学からの留学生が いた。6日前まで私にとってはそれだけの話であった。
タイはトランジットを除きどういう訳かすべて個人旅行で来ている。97年正 月にブータンからの帰りにバンコクの王宮付近(ワットアルン)に立ち寄った こと、98年正月にカンボジア・アンコール遺跡の旅の帰り、ツアーと別れて東 北タイ(イサーン)のクメール遺跡を訪ね、戻る途中でバンコク王宮付近の寺 院・博物館を1日と、汽車に乗ってアユタヤを1日見て回っこと。
今回も、5/2の昼前に成田を発って、バンコク経由で夕刻にはチェンマイに入 る。5/5の夜にバンコクに戻り、翌朝の便で夕方には成田に帰ってくる。その 間、全くのフリー。今もどこに行くかは決めていない。明日までに考えるつも りだ。
正直言って、クメールの遺跡はともかく、上座部仏教が主流のタイの寺院は あまり馴染めないところがある。とはいえ、同じ仏陀を礼拝する者同志であ る。いるうちに慣れてくるだろう。勿論、お寺参りはたくさんするつもりであ る。
また、チェンマイは山岳少数民族を訪れる旅の起点でもある。市内にはたく さんのトレッキングツアー代理店があるとか。実は今回の荷物の中に、久々に 山道具を入れてきた(そのため、5日間の装備にしては重くなってしまったが )。そんなのも体験できたらいいな。また変わった服でも買ってこよう か、なんて思っている。聞くところによると、温泉地もあるらしいぞ。
そんな安易な理由で決めたチェンマイ行き。さて、どうなることやら。