チェンマイ滞在記(8)Royal Chedis
Doi Inthanon山頂から少し下り、Royal Chedisに立ち寄る。
ここは良く整備された公園になっていて、大きなな仏塔が2基、左右の丘に聳えている。現国王ラーマ9世プミボン国王夫妻の60歳を記念して建てられたものなのだそうだ。
まずは左手の国王の仏塔に向かう。清掃か修復なのか、作業中で足場がかかっているが、内部は仏伝が壁画になっていて、中央には白い石像の仏陀が鎮座している。
ここでJackにタイ式の礼拝の作法を教わった。まず胸の前で合掌し、そのまま顔の前まで持ってきた後に額を床に着ける位にする。これを3回繰り返した後に、再び胸の前で合掌。手を持っていく順番が多少異なるが、ブータンの礼拝作法に似ている。3回繰り返すのは三宝(仏・法・僧)への帰依を意味する。この辺も同じ仏教なのだなあ、と思う。
三という数字はカトリックでも重要視されていて、父と子と聖霊の三位一体を表す数字だし、Kyrieも必ず3回繰り返される。この辺、何か関係があるのかしらん、と思ったりする。
タイの寺院では、ワットプラケオなど特別なところを除いて堂内撮影可である。現に、お参りに来たタイの人も仏陀をバックに記念写真を撮りまくっている。こちらも見習って写真を撮らせてもらうことにした。
仏塔の周りは回廊が幾段かあって、ラーマーヤナ(タイではラーマキエン)のレリーフが途中途中に飾ってある。本来、ヒンドゥーの神話であるラーマーヤナだが、仏教と一緒になっているのは興味深い。日本だって、八百万の神と仏がごちゃ混ぜになって信仰されているし、そもそも仏教の天部はインドの神々なのだから(帝釈天=インドラ、梵天=ブラーフマ、吉祥天=ラクシュミーetc・・)、少しも不思議ではないのかも知れない。王妃の仏塔は全体的に紫をベースに造ってあってなかなか優美な感じがする。内部のレリーフは王妃の業績やこれまで訪れた国の風景等があって、凱旋門や自由の女神の脇に鳥居が描いてあったりしてびっくりする。国王の仏塔ではラーマーヤナであった所はタイの伝説のレリーフになっていて、樹木が女性となって迫ってくる、なんてのがあったりして面白かった。
天気はガスがかかっていてあいにくなのだが、ここからの眺めはなかなかいい(はず)。来る途中にヘリポートなどがあったりしたところを見ると、政府の要人なども来るのだろうか。
Doi Inthanonはチェンマイから近いこともあり、タイ国内でもポピュラーな観光地らしい。ただしJackの話では日本人はほとんど来ないとのこと。確かに、地元の観光客はいっぱいいたけれど、外国人は見なかったなぁ。