バリアフリー
バリアフリーという言葉をご存知だろうか。
要は、高齢者や身体障害者が不便を感じないで生活できるようにすることである。例えば、ドアの所にある段差を無くして通行の妨げにならないようにすることや、エレベータを設けて車椅子の人が自由に上の階に行けるようにすることである。
アメリカに来てから、この「バリアフリー」を意識する事が多くなった。
例えば、私が滞在しているこの
ホテルもバリアフリーである。
ホテルに入るドアは押せば開くタイプだが、入口のところにある車椅子のマークがついたボタンを押せば自動的に開くようになっている。当然、入口から部屋の中まで段差は無い。また、エレベータは車椅子が入るほど大きく、操作ボタンの位置も考慮されている。
ホテルの入口に近い駐車スペースには車椅子マークが書かかれており、身体障害者専用になっている。日本ではこの駐車スペースに駐車する健常者をよく見かけるが、こちらでは見たことが無い。
ヘンリー・フォード博物館、ショッピングモール、何度か行ったことがある日本食レストランもバリアフリーであった。バリアフリーな建物ばかりで驚いている。
私が現在世話になっている会社もバリアフリーである。バリアフリーの環境に長時間過ごして気づいたのだが、健常者にとってもバリアフリーはメリットが大きい。
通路が広いことや、ドアが大きく開くというのも良いことだが、何より車輪のついたものをどこへでも持って行けるのは便利である。
日本では重い荷物を運ぶとなると「若い奴、手を貸してくれ」などと言われ、荷物がぶつからないように狭い階段を苦労しながら昇ったりするハメになる。しかし、バリアフリーならば、車輪さえついていれば一人で運べてしまうのである。しかも安全に。
そんなわけで、日本でもバリアフリーの建物が増えれば良いと思うのだが、バリアフリーには「広いスペース」が必要である。土地が安く、建物自体が大きいアメリカならばともかく、土地が高く、狭い建物が多い日本ではバリアフリーを実現して行くのは少々難しいだろうと感じている。
(2000/09/23 23:31 JST)
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