グリーンフィールド・ビリッジ
グリーンフィールド・ビリッジとは、アメリカの歴史的な建物や街並を再現した村である。
ヘンリー・フォード博物館に隣接しており、共通チケットも発売されている。
ライト兄弟の自転車屋、エジソンの研究所、当時の農家、風車小屋、当時のメリーゴーランド、蒸気機関車、蒸気機関を動力とした工場など、色々と興味深い建物が再現されている。
その中でも面白く感じたのは、1900年頃工場の中にあった、金属を加工する機械である。現在の金属加工機はモーターによって駆動されているが、当時のものは蒸気機関によって産み出された「回転力」をそのまま利用するようになっていた。そのため、工場の中には蒸気機関から「回転力」を伝達するための軸が随所に見られる。
当然、ライト兄弟が飛行機を飛ばした頃もモータ駆動の金属加工機など無い。ライト兄弟が営んでいた自転車屋の奥にも、「回転力」を伝達する軸が設置された工作部屋があった。
家の中に展示されているものも良かったが、昔の建物が並んでいる風景もナカナカ良かった。
煙を吐いて走る蒸気機関車、見上げてしまう程大きい風車小屋、私が日本で住んでいる部屋より広い奴隷のための小屋、昔の工場と外に放り出された鉄のパイプ、当時の農家と草を食んでいる牛達、とうもろこし畑、のんびり走る乗合バスなどが美しい芝生を背景にたたずんでいるのである。
時間がゆっくり流れているような風景であった。
ビリッジの入場料は$13.5と少々高いが、のんびりするには良い場所だと感じた。「何かを見に行く」のも良いが、雰囲気を楽しむにも良い場所である。ここに来るならば、半日くらいかけて、のんびり巡るのが相応しいように思う。
(2000/09/24 11:37 JST)
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