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ガバっとシート



Twingoの助手席
 Twingoのシートは「ガバっとシート」である。


ガバっとシートとは?

 さる友人曰く「ガバっとシートとは、助手席のシートの背もたれ(?)を運転席側から倒して『ガバっと行ける』シート」。要は助手席の背もたれの角度調節レバーが内側についていて、運転席側から簡単に操作できるシートの事である。

 何がどう「ガバっと行ける」シートなのかは私には分からないが(笑)、ガバっとシートには色々と便利な事があるらしい。

ガバっとシートは珍しい

 そんなガバっとシートだが、これは結構珍しいものだったりする。

 今まで接した事のあるクルマでは、背もたれ角度調節レバー(またはダイアル)は殆どが外側、つまりドア側についていた。私が見た事のある唯一のガバっとシート装着車は、大学時代の先輩が乗っていたホンダ・プレリュードくらいである。

 クルマのように多くの人が操作する機械では、初めて使う人でも戸惑わないように、操作方法を統一するのがセオリーである。そういう観点からすると、Twingoの背もたれ角度調節レバーが内側にあるのは、何かしら理由があると考えられる。

ガバっとの理由は?

 実を言うと、Twingoがガバっとシートなのは「Twingoをデザインした人が『ガバっと』行くのが好き」だからだと思っていた(笑)。単に好みだけでレバーの位置を変更していのだろうと。

 しかし、最近になって、これは小さな車内を有効に使う為では無いか、とも思うようになってきている。


 一般的に、運転席と助手席の間隔が広い方が、車内が広く感じるものである。しかし、あまりにもシートを外側に置いてしまうと、シートとドアの隙間は狭くなり、結果としてシートの外側のレバーは操作し難いものとなる。

 Twingoはこの問題を解決する為に、背もたれの調整レバーを内側に持って来て、常に操作し易いようにしているのでは無いだろうか。

本当のところは?

 もちろん、これは私の頭の中で考えたことなので、真偽のほどは分からない。だが、シートベルトを取るのに苦労するほどドアとシートの隙間が狭いTwingoでは、シートの外側にレバーがあったらさぞかし操作し難いだろう。

 とは言いつつも、私にとっては、こんな色気の無い理由よりも「Twingoをデザインした人が『ガバっと』行くのが好き」という理由の方が未だに有力だったりする。その方が笑える理由であるし、なにより「フランスのデザイナーならば、そういう事を考えそうじゃないか」と友人などに説明すると、皆、妙に納得してくれるからである。

(2003/02/15 07:14 JST)


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