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リデュース(Reduce:ごみを減らす)

 ■ 私が捨てたごみの行く先は…

1999年度の一般廃棄物の全国の総排出量は、5,145万トンです。この量は、東京ドーム139杯分に相当します。一方、2000年度の東京都全体のごみ排出量は467万トン(資源ごみを除く)で、前年度と比較して約9万トン(2%)減少しています。
 このうち、特別区のごみ排出量は350万トンと11年連続で減少しています。多摩地域では、人口の増加もあって、ごみ排出量が緩やかに増加しており、ごみ排出量は115万トンです。島しょ地域のごみ排出量は2万トンで、ほぼ横ばいで推移しています。

<23区に住む私たちが出すごみの最終処分場>

 23区では、一般廃棄物の収集・運搬・処理・処分は、2000年4月から、特別区が実施しています。このうち、最終処分については、特別区から委託を受けて、埋立処分場を管理している都によって実施されています。23区の一般廃棄物の最終処分は、中央防波堤外側埋立処分場と新海面処分場で海面を埋め立てて行なわれています。

詳しくは、東京都廃棄物埋立管理事務所のホームページ

<三多摩地区に住む私たちが出すごみの最終処分場>

 三多摩地域では、各市町村の焼却場からの焼却灰と、プラスチック類を対象に、西多摩郡日の出町にある最終処分場で埋め立てられています。三多摩地域の約97%のごみを最終的に埋立処分していることになります。第一処分場だった「谷戸沢処分場」は満杯のため、現在は第二処分場の「二ツ塚処分場」が操業中です。しかし、現行のごみ処理体制のまま縫続した場合、ニツ塚処分場は、2012年度には満杯になると予想されています。その上、多摩地域では新たな第三の最終処分場を確保することが極めて困難なため、延命化が課題です。そこで、エコセメント事業などによって、2027年まで使用が可能という予測になっていますが、いずれにしてもあと25年足らずでごみの最終的な行き場がなくなることが危惧されています。

<最終処分場の問題>

 東京湾、日の出町問わず最終処分場の問題は早晩満杯になる時がくることのほかに、環境汚染があげられます。
 埋立処分場の環境対策として、東京都は、中央防波堤外側埋立処分場について、外周に深い地層まで護岸を設けるなどでの廃棄物や浸出水が漏れないようにすることや、埋立ではごみ3mにつき概ね50cmの土で覆うことでごみの飛散防止や害虫の発生を防ぐなどの対策をとっています。
 しかし、東京湾の水質汚染や、日の出処分場での地下水汚染など不安は残ります。現に谷戸沢処分場は、遮水シート(厚さ1.5mmのゴムシート)に穴が開き、が破れ有害化学物質を含んだ汚水が敷地外に排出されていることが周辺住民の調査によって明らかにされました。その紛争では、住民が起こした裁判によって汚染に関するデータの公表を管理者の一部事務組合(都下市町村から形成される広域行政組合)に命ぜられましたが、組合はデータの公表を拒否し、その代わり1日30万円という高額の罰金を住民団体に支払っています。このお金は税金ですよ!(怒)
 第二処分場である二ツ塚では、谷戸沢の反省を踏まえ、設計上では遮水層の構造もしっかりしているようですが、いったん埋め立てが始まれば掘り起こすことはできません。10年、50年、100年…という長い年月の間に環境汚染が進んでいたということになりかねません。
 縄文・弥生時代の人たちはごみを貝塚という形で私たちに当時の生活を示してくれましたが、私たちはどのようなものを後世の人たちに残すことになるのでしょうか?

日の出最終処分場についてもっと詳しくは…

 日の出の森とごみ処分場についてのホームページ

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■ いったい私たちはどれくらいごみを出しているの?

環境省報告の「一般廃棄物の排出量の動向」によると、私たちは毎日1人約1キロのごみを出しています。

同省による上のグラフのコメントは、
「一般廃棄物の総排出量、および、1人1日当たりの排出量は昭和60年度前後から急激に増加しましたが、平成元年度から平成8年度にかけてはほぼ横這い傾向が続いています。
 昭和54年度以降にみられる減少傾向は第二次石油ショックと重なっています。また、平成2年度をピークとする増加傾向とそれ以降の横這い傾向はバブル経済期とその破綻とに重なってみえます。しかし、これからは経済の好不況に関わらず廃棄物量の削減を図っていかなければなりません。そのためには、使い捨て製品の使用の自粛や、リターナブル容器を用いた製品を選択するなど、生活様式を見直し、可能な限り廃棄物の排出を抑制し、その上でリサイクルを進める循環型社会への転換が必要です。」「総排出量が横ばいで、中間処理による減量やリサイクル量は増加しているため、最終処分される量は年々減少しています。しかし、一般廃棄物の最終処分場は、新たな最終処分場が作られないとすると、あと9年弱で満杯となると予想されています(平成8年度末時点)。」

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■ 家庭ごみ収集有料化の動きってホント?

 2001年10月に東京都市長会による「多摩地域におけるごみゼロ社会をめざして(案)−家庭ごみの有料化について−」では、循環型社会の形成堆進に向けて、市民が、ごみの排出者としての責任を持ち、減量・リサイクルに努力するシステムとして、2004年度までを目途に全市において家庭ごみの有料化を進めるという提案がされています。

<市長会が主張する家庭ごみの有料化のメリット>

1. 家庭ごみの有料化は、公平性の確保やごみ減量・リサイクルの促進を目的としていますが、結果として、焼却量や最終処分量の減量にも寄与するとともに、処理費用の削減や財源確保にも役立つ。
. 家庭ごみの有料化は、市民意識や消費活動の変化を通して、生産者側にごみになりにくく、リサイクルが容易で、長期使用に耐えられる製品の開発等への誘導を促すことにより、拡大生産者責任の強化を図ることができる。

たしかに、そういう側面もあるとは思いますが、一方の問題点として、@先行実施されている自治体において有料によって本当にごみが減ったのかという検証が充分でないこと。A不法投棄や有料化が実施されていない自治体の収集所への集積が発生すること。B排出する量は同じでもダイオキシンを発生させやすいごみを多く出すかどうかという質は全く問われないことなどがあります。

2002年10月時点での三多摩各市の家庭ごみ有料化の状況

実施中 青梅市、昭島市、日野市、東村山市、福生市、清瀬市、羽村市
実施予定 三鷹市(時期未定)、調布市(2003年度中)
答申済みで未実施 八王子市、小平市、狛江市、東大和市
検討中 町田市(2003年度審議会設置)、国立市、東久留米市、稲城市、あきる野市、西東京市
予定なし 立川市、武蔵野市、府中市、小金井市、国分寺市、武蔵村山市、多摩市

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■ 産業廃棄物

 環境省の「産業廃棄物の排出量の動向」によると、平成8年度における全国の産業廃棄物の総排出量は約4億2,600万トンとなっています。平成2年度以降の排出量の状況をみると、4億トン前後で大きな変化はなく、バブル経済の崩壊後はほぼ横這いとなっています。

日本における廃棄物の現状をまとめると…

産業廃棄物の排出量が最も多い業種は? 電気・ガス・熱供給・水道業(下水道業を含む)次いで建設業、農業、パルプ・紙・紙加工品製造業、鉄鋼業、鉱業 左記の上位6業種で総排出量の約8割を占めている。
産業廃棄物の排出量が多い種類は? 汚泥、動物のふん尿、がれき類 汚泥の排出量が最も多く、全体の半分近くにも達している。左記の上位3種類の排出量が総排出量の8割を占めています
産業廃棄物の排出量が多い地域は? 関東地方、近畿地方、中部地方 左記の3地域からの排出量が全体の半分以上を占めています。

産業廃棄物の問題は、本来の適正な処理がされずに不法投棄があとをたたず、特にこれまで環境にも恵まれていた山林や里山がその捨て場になっているケースが多く見られることです。また、廃棄物中間処理施設であるごみ焼却工場をめぐっての問題も全国各地で起こっており、特に、茨城県新利根町にある竜ヶ崎地方塵芥組合のごみ焼却工場(既に閉鎖)や大阪府能勢町ごみ焼却工場に代表される周辺のダイオキシン汚染問題は深刻です。

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■ディスポーザー付マンションってどうなの?

ディスポーザーは、流しの下に取り付けて、生ごみをカッターで粉々にして、水と一緒に流してしまう器具です。台所の生ごみがたちどころに目の前から消えてしまい、たいへん便利で清潔なものといわれ、最近建設されるマンションでは標準装備されているものが多く見られます。以前はそのまま下水に流してしまう構造で社会的に問題になり、国も下水道に負荷をかけるとして設置を認めない方向でしたが、その後、規制緩和の流れの中で「ディスポーザー排水システム」として本体と専用浄化槽が一体となったものについては設置してもよいという判断が旧建設省(現国土交通省)より出され、国の規制はなくなり、下水道管理者の各自治体が設置の是非を判断するようになりました。

 「ディスポーザー排水システム」とは、いったん、マンション敷地内地下の浄化槽に溜め、微生物などで生分解して一時処理してから一般下水道に流すしくみのようですが、家庭からの排出量も一定のはずはありません。大量に排出されたときにきちんと一時処理されずにあふれてしまうことはないのでしょうか?また、生分解そのものも実際には実験の通りいくのでしょうか?

 いずれにしても、「自分の目の前から臭いもの、汚いものが消えればそれでいい」という考えから、排水管やごみ処理の行方まで想像した生活への転換ってどうでしょう?

■えっ、使い終わった油は下水に流しちゃいけないの?

 油は汚れの負荷が大きいんです。食用油を台所から1cc流すと、魚の住める水質までに薄めるには、約200 リットルもの水がいる。また、油は固まり配水管を詰まらせる。肉料理の後など、食器に付いた油汚れは、紙などでふきとりましょう。

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