一方、東京電力などの各電力会社は、2000年10月、「グリーン電力基金」を始めました。これは、任意に参加者を募り、一口500円の寄付を上乗せして電力料金を支払ってもらい、同額を電力会社も支出して基金をつくり、自然エネルギーの普及に役立てるというものです。使用量に応じて一定比率を上乗せするグリーンファンドと異なり、一定の金額を寄付として積み立てる制度になっています。基金は、関東では、財団法人広域関東圏産業活性化センター(GIAC)が管理し、有識者などで構成される委員会での審議を参考にその使途が決められます。市民共同発電所も助成対象となる可能性があります。
電力会社の制度は、市民の目からみると、あまりにも広範囲なファンドであるため身近に感じられないこと、使途の決定における透明性に欠けており市民が拠出したお金が確かに自然エネルギーの普及のために使われるとの実感が得にくいしくみであることなど、改善の余地は多いと思われます。電気の使用量に応じての負担ではないため市民のもう一つの環境保全行動である省エネとの連動ができないことも問題です。
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