| T・B・I− とにかく・ぼくは・いきている− 第7回 松岡恵子がZさんにインタビューしました。 |
![]() Z それから、その時にですね、看護師さんに「私は誰でしょう?」みたいな質問をされて、からかわれたというか、まあテストみたいなもんだったと思うんですけど、それでですね、その時に全部看護師さんに名前をノートに書いてもらって一所懸命おぼえたという記憶があります。 松岡 看護師さんの名前を覚えようと。 Z それが結局、記憶力の回復につながっているかなという気はします。 松岡 そうですね、まさに認知リハビリの第一歩というような。 Z 病院でも(自分で)認知リハビリをしていた感じですね(笑) 松岡 そうですか(笑) Z あとですね、食事の時に、僕はあまり意識していないんですけど、左側の半分を残しちゃうというか、要するに、空間・・・・なに空間無視だっけ? 松岡 半側空間無視かな。 Z そう、それがあったという風に言われていますね。 松岡 ご自分ではあまり・・・・ Z その意識はなかった・・・・(続く) |
| 「記憶の練習帳(新興医学出版社)」出ました! | 当研究所の英知を結集した「記憶の練習帳(全八週分)」が、とうとう発売になりました(新興医学出版社)。 「あ・い・う・え・お・のつく単語を覚える」に始まり、「映画のストーリーと題名を覚える」「コメについての知識を覚える」「文章をまとめて覚える」など、難易度別に構成されたバラエティー豊かな課題は、臨床現場でもご家庭でも行いやすい練習帳となっております。 あらゆる認知障害における記憶のリハビリテーションに必携の一冊、ぜひ全国の書店でお求め下さい。 |
| 子どもの外傷性脳損傷(TBI)について思うこと TBIリハビリテーション研究所 藤井正子 長谷川美穂子 |
・・・・・勿論事故前の、その方の背景がものをいうことは無論であるが、認知リハビリテーション、つまり練習帳による毎日の訓練結果で、なにか振る舞いが変化した徴候がみえはじめたのである。顔つきが変わったなどという表現では、なかなか説得力がないのであるが、よく子どもが大人の前で示す人の関心を引くようなおどけは全くみられなくなり、おちついてきたことは皆が認める所である・・・・・ |
| 交通事故による心的外傷とその回復 西 大輔 |
・・・・・・・・さらに、交通外傷患者のなかには事故の記憶がない人も少なくない。私たちの研究では、事故の記憶がない人は比較的精神症状が軽い場合が多いという印象を現時点では受けているが、記憶がなくても重い精神症状を呈するケースがあることを、シャルコーという精神科医が1世紀以上も前に残している。それによると、1887年8月にフランスで起きた貨車と機関車の衝突事故で、貨車に乗っていた車掌が胸と膝と頭に傷を負って・・・・・ |
| TBIの家族の課題 式守晴子 |
・・・・ご家族の方がより健康に過ごせるよう支援することも看護の役割です。支援には二つの方向があります。一つはご本人の状態を改善するような家族の働きかけを理解して、それを支援する方向です。もう一つは家族に直接働きかけて、家族の健康を維持する方向です。こうした家族支援を考えるためには、家族が抱えている問題や努力している点を理解することが必要です・・・・ |