![]() T・B・I・とにかく・ぼくは・いきている 第8回 認知リハユーザーのベテラン・Dさんに松岡がインタビューしました。 |
松岡 高次脳の方はみなけっこうそうですが、Dさんも、顔だけ見るとわからない、ですよね。ちょっと話をしていても・・・・ D (笑)ありがとうございます。 松岡 非常に・・・こう・・・・みんな知的なお顔をしていて、知的にお話される・・・・。 D ヤマイダレがついてるんですよ、私の場合は(笑) 松岡 いえいえ(笑)そういう・・・だから、希望として、ふつうのひとと見られたい、障害があるなんて見られたくないでしょうか? D ・・・・・・・微妙ですね〜。あの、オチはもちろん「見られたくない」。それはもう、誰でも共通しています。そんなん、見られたくないですよ。ただそのうえで、自分ひとりで生きているわけではない、つきあってゆかなきゃいけない、そのようなことを考えた場合、周りにどう見てもらうか、って考えなきゃいけないじゃないですか。自分としては、まだあるのかな・・・と思います。残念ながら社会では高次脳っていうのは、そう言っても「普通だよ」って感じで・・・・・どこを見て普通と言っているのか、ほんとに頭のMRIの写真でも持ってきて見て下さいと言いたくなっちゃうんですが・・・。 松岡 やっぱりわかってほしいと・・・・。 D ですねえ。でも、障害があるから分かってほしいってのは、一つの通過点なんですよ。オチは、ふつうにもどりたい、訓練して戻りたいってのが第一です。そのために、頭にハンデがあるんだ、ってことを、よく認識してもらいたいってことはあります。 松岡 まだ、通過点なんですね・・・・。 |
| ◆ 地域における高次脳機能障害に必要とされるサービスについて/りはけん太白 斎藤茂 | ・・・・そのなかから家族のニーズが見えてきた。それを列挙すると以下のようになる。 @回復への期待。 Aどうしたらいいのか混乱している気持ちを聞いて欲しい。 B情報が欲しい。 C将来への不安・先行きの見えないストレスがある。 D介護と見守り負担:24時間対応なので精神的・肉体的に苦痛があり開放されたい・・・・・ |
| ◆私と認知リハビリテーション(練習帳によるリハビリテーションを行っている当事者さんに書いて頂きました) | ・・・・・ただまだ今も時々、特に過去の傷に触れられたり、ストレスからテンションが高まりフラストレーションが溜まったりしてくると、前より忍耐力が少し落ちたのか、その場その場での情報処理が上手く出来ず、ミッシングリンクに陥った様なパニック状態になり、やけにセンシティブ(繊細)で傷つき易くなった。身体症状として手足を始めとして体中のあらゆる筋肉関節が、まるで風邪を引いた時に起こる関節痛の様な感覚に襲われ、それに追い打ちをかけるように更に、前述の体中の全筋肉関節が、まるで金縛りにでも遭ったようになり、意識はしっかりしているのに、意のままに動かせなくなりその場で固まってしまう。その時呼吸も物凄く浅くなってしまう。又、傍からは「何を固まって考え込んでいるんだ。」と言われた事もあるが、内実はそれどころではなく暫くの間思考停止してしまっていたりする・・・・・・ |
| ◆ 外傷性脳損傷における非失語的言語障害(その2)/松岡 恵子 | ・・・・・ 以上のように、TBI当事者では単語の知識や言葉を探すスピード、言葉からの推察能力などが非TBI群と比較して低下していることが示されました。 これらの障害に対しては、それらを改善するための認知リハビリテーション方法の開発が重要であると思われます。従来、言語能力のリハビリテーションといえば言語療法がありますが、一般的にそれらは古典的な失語症状(ひらがなの読みも出来にくいなど)へのリハビリテーションが主であり、本研究の対象者となったTBI当事者のように、一見したところ失語症状のない対象者に対し、本研究の調査項目のように「単語からの類推能力」といったより高度な言語能力の改善を目指すリハビリテーションの実践例はあまり報告がなく、それぞれの臨床現場で工夫して行っているのが現状と思われます・・・・・ |