
その4 新発売の参考書(つまり初版)はあまり買わない方がよいかもしれない
新発売の参考書はきれいだし、最新の内容が載っていると思うが、だからといってすぐに購入するのは避けた方がよい。なぜなら、初版には漢字の違いや年号、答えなどの間違いが多い可能性があるからだ。どこの出版社でも万全を期して出版をするのだが、それでもミスは出てくるもの。出版社や著者、購読者からの指摘によりあとで気づいて訂正されることが多いので発売から少し経ったものがよい。重版をしている本は内容もこなれてきているので、単純に考えればその方が安心できるはずだ。
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その他へ・・・日本史関連の様々なジャンル
*オススメ度
★★★★★(超オススメ!)
★★★★(なかなかいいぞ!)
★★★(いいんじゃない?)
★★(ちょっと不満かな?)
★(あまりオススメできないよ!)
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「大学入試日本史B総演習」 |
新居弘 桐原書店 |
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オススメ度★★★★ |
初級から中級者向け |
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問題の質はなかなかいいと思う。問題と併記してある研究と図説が中途半端で物足りない。解答の解説がもう少し詳しくして欲しかった。表紙が地味なので特に女子受験生にはウケが悪そう・・・(受験生はなぜか表紙で選ぶ傾向が多い!表紙の美しさに惑わされないように!!表紙がキレイなものに限って内容が薄いという傾向が多いようだ) |
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| 「実力をつける日本史100題」 | 増進会指導部編 増進会出版社 |
| オススメ度★★★★★ | 中級から上級者向き |
| 問題編と解答編が分かれていて(セパレート方式)なので使いやすく、いい問題が載っている。これはオススメ!論述問題もしっかりとしていて解答・解説も非常に充実している。日本史が苦手な受験生は避けた方がいい。もう少し問題が易しいものも作って欲しいところだ。 | |
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「攻める日本史 入試即応 文化史実戦演習60」 |
野沢保 増進会出版社 |
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オススメ度★★★★★ |
中級者向き |
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「実力をつける日本史100題」と同じく、問題編と解答編が分かれていて(セパレート方式)なので使いやすくいい問題が載っている。これもオススメ!レイアウトも解説も納得。文化史総整理編と問題演習編に分けられており、しかも問題には類題や難易度は「実力をつける〜」とリンクされている。 |
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「攻める日本史 入試即応 近・現代実戦演習80」 |
野沢保 増進会出版社 |
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オススメ度★★★★ |
上級者向き |
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これまた「実力をつける日本史100題」と同じく、問題編と解答編が分かれていて(セパレート方式)なので使いやすくいい問題が載っている。こちらの方は難易度は高い。ふつうの問題ではちょっと物足りない人にはいいかもしれない。 |
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| 「短期完成77・7シリーズ 菅野の日本史 1〜7」 | 菅野祐孝 代々木ライブラリー |
| オススメ度★ | オールラウンド、7冊そろえれば・・・ |
| 菅野氏の授業の受講者は(いわゆる講師の熱烈ファン)必ずと言っていいほどこのシリーズ(7冊!)を購入したらしい。ハッキリ言って一体全てこの問題集を制覇した受験生は何人いるだろう?私の感想としては問題の質は大したことがない。解答の解説も詳しくない。これを購入した人はよほど菅野氏に絶対の信頼を置いているのだろうか!? | |
| 「詳説日本史準拠 日本史総合テスト」 | 日本史総合テスト編集委員会 山川出版社 |
| オススメ度★★★ | 初級から中級者向き |
| この問題集の表紙もジミ。(もともと山川出版や日栄社の表紙はどれもジミだが・・・)これは学校の授業などで使われそうな参考書だ。(ページの先頭に学年、組、番号、氏名の記入欄がある!)内容としては悪くない。但し、回答欄が小さすぎる。こんな半端な記入欄なら入れないほうがいいのではないかと感じてしまう。解答の解説は物足りない。しかも、いかにも問題集という感じで日本史が苦手な人やカタチから入る受験生(特に女子受験生!?)にはもっともウケが悪そうな気がする。 | |
| 「データ分析 早慶大日本史」 | 石川晶康・田中君於・桑山弘・樋口雅宏 河合出版 |
| オススメ度★★★ | 上級者向き |
| 河合塾に通っている受験生にとって著者のメンバーを見れば、いかにこの著書に力を入れていたかお分かりだろう。(河合塾のトップクラスの専任講師ばかり)内容は、左面が問題で右面が解説という方式になって、シンプルな形式。日本史が苦手な受験生はやってはいけない。(自分の実力のなさを痛感してしまうおそれあり!)解説もよくまとまっていると思う。早慶を受験する人以外は使用しない方がいい参考書だ。(早慶の入試問題は非常にクセのある問題ばかりだから・・・)あとはもう少し重要語句の太字体を強調した方がいいと思う。ちなみにコラムはいかにもまじめな河合塾らしい内容。 | |
| 「日本史論述テーマ24」 | 大谷浩三 河合出版 |
| オススメ度★★★ | 中級から上級者向き |
| 論述の参考書というものはなかなかいいものがないと思う。受験生も論述問題に対してなめてかかっているようなので、(論述問題を採用している大学は国公立の2次試験か一部の私立大の試験しかないことが挙げられる)種類はあまりない。その中でも私はこの本がいいのではないかと思う。ただし残念なことに重要事項とされているゴシック体が非常に判別しにくく、見にくい。もう少しレイアウトを考えて欲しいものだ。 | |
| 「一問一答日本史B用語問題集」 | 小池勲 山川出版社 |
| オススメ度★★★★★ | オールラウンド |
| 文句なし、超定番の一問一答の問題集。日本史で受験するものにとってはこの本を知らない者はまずいないだろう。とにかく日本史の用語を覚えるにはスタンダードなものといえる。英語で言えば、単語帳みたいなものだ。これほどよく名前が売れているのだから、チェックシート対応版でも制作した方がもっといいのではないかと思うくらいだ。 | |
| 「私大・二次対策 日本史B 日本史Q&A」 | 小池勲 山川出版社 |
| オススメ度★★ | 上級者向き |
| 上記の一問一答集の上級版と位置づけても良いであろう。内容は確かに難解事項も扱っている。気になるのは設問があまりにもシンプルすぎて何を聞かれているのかわからなくなる時があるように思える。この本ももう少しレイアウトなどに気を使った方がいいように思えるのであるが・・・。 | |
| 「入試に出る日本史B用語&問題2100」 | 増進会指導部 増進会出版社 |
| オススメ度★★★★ | 初・中級者向き |
| とうとうZ会も本格的な一問一答を出した。実際の問題形式に近い形で出すのがいいと思う。一問一答のベストセラーは山川出版が有名だが、こっちの方がすっきりしていていいと思う。右側に答えとちょっとした解説がとても良い。しかもチェックシート付で今の参考書のやり方にマッチしている。だがしかし、疑問に思うところは、コンピュータで頻出度分析しているのだが、その大学の対象の中に国立大学が含まれていることだ。どうせなら、中堅大学も分析対象に入れた方が良かったのではと思うのだが・・・。 | |
| 「金谷の日本史頻出問題解法」 | 金谷俊一郎 学習研究社 |
| オススメ度★★★ | 中級者向き |
| レイアウトは左面が問題で右面が解説という方式になって、シンプルな形式。(河合塾の早慶大日本史と似ている)問題の内容も良くできていると思う。しかし、解答を載せる場所が問題すぐあとにあるのでもう少し気を使って欲しかったような気がする。(どうせなら別のページにして欲しかった)解説やこの問題集のウリ(!?)の表解はもう少し詳しくなっているといいのだが。 | |
| 「詳説 日本史史料問題集」 | 野呂肖生・毛利和夫 山川出版社 |
| オススメ度★★ | オールラウンド |
| 毎度のことだが、表紙が購買意欲を削いでしまう表紙だ。でも中身はかなり多くの史料を掲載している。問題自体に無茶なところもあるが、これをやっておけばまず史料問題を極めたといえるかもしれない。(でも、この本、ページ数が多すぎて、途中で挫折する受験生が多いかもしれない・・・)もう少しレイアウトに気を使って欲しい。できれば問題の文字の大きさを大きくして欲しい。そして、ポイントや出題傾向も目に付くようにすればいいと思う。 | |
| 「日本史問題集」 | 瀧音能之 東進ブックス |
| オススメ度★★ | 初級者向き |
| さすがは東進ハイスクール!生徒のニーズ迎合した表紙!(かなり皮肉である)この問題集もセパレート方式であるが、あまり意味がないような気がする。文字も大きくて読みやすい反面、あまりにも色を多用しすぎで(特に赤色をふんだんに使用!)かえって見にくいと感じるのは私だけではないと思う。でも、これでだけではとても日東駒専あたりでも太刀打ちできないだろう。日本史が苦手で仕方ない受験生にはいいのかもしれない。 | |
| 「この指とまれ! 日本史必修編」 | 八柏龍紀 代々木ライブラリー |
| オススメ度★★ | 初級から中級者向き |
| 八柏氏は代ゼミの有名講師の1人。この参考書は書き込み系の参考書である。山川出版の「書き込み教科書日本史」と似ているがこちらの方がいくぶん色つきなので見やすい。しかし、内容的には割と平凡な気がする。しかも、フォント(文字)が文章の量の割に小さいので長時間読んでいると疲れてしまう。レイアウトがすっきりしすぎているので、答えが導きにくいのも難点かもしれない。 | |
| 「徹底演習 日本戦後史頻出問題25」 | 高野良弘 桐原書店 |
| オススメ度★★★★★ | 初級から中級者向き |
| 桐原書店では珍しい(!?)セパレート方式の参考書。日本史において戦後史は特に現役生はもっとも弱い箇所である一方で、近年戦後史の出題割合も増えている。(バブル景気についての問題などすでに政治経済レベルの問題が日本史の範囲で出題されている大学もあるという)その隙間をねらった参考書である。内容は文句無し、解説も良くまとまっていてわかりやすい。しかし、戦後史を極めるならもう少し最近までの内容を扱って欲しいところだ。(改訂の問題で無理かもしれないが…) | |
| 「よくでる 日本史B一問一答重要用語問題集」 | 石黒清裕・小池勲 山川出版社 |
| オススメ度★★★★★ | 初級から中級者向き |
| 定番である山川の日本史用語集のチェックシート版とでもいうべきだろうか、以前の批評に「チェックシート版があればよい」と記述したがその通りの物が出た。しかし、内容は用語集より易しくなっている。レイアウトもチェックシート対応以外に、表・写真やゴシック体、章末の確認演習問題など山川出版としてはかなり気を使っているようにしているようだ。基本的に内容はセンター試験レベル。もうワンランク上を狙うならZ会などの用語集を薦めたい。 | |
| 「はじめる 日本史50テーマ 入試への基礎」 | 中島博司 増進会出版社 |
| オススメ度★★★★★ | 初級者向き |
| 難しいと言われるZ会の参考書。その中でも非常に基礎的な問題集である。ちょっとした講義と実戦問題がついている。実戦問題と言ってもレベル的には学校の定期考査問題程度で普段の学習のために使うならいい参考書だ。チェックシートも付属し、おまけにセパレートで一問一答の基礎用語集がついていて非常にお買い得感のある参考書だ。 | |
| 「竹内の日本史 早大日本史サクセス80」 | 竹内睦泰 愛育社 |
| オススメ度★★ | 中級者以上向き |
| 数ある早大受験者向けの参考書の中で、この問題集はシンプルな内容だ。残念ながら解説が少なくて、河合塾の「データ分析早慶大日本史」より内容が薄い。丁寧な解説がないと早大あたりの日本史はかなりレベルが高いので、実際に問題を解いて答え合わせをしてみても納得がいかないことも多くあるのではないだろうか?蛇足だが、やたらに竹内氏の写真が掲載されているのはルックスに自信があるのだろうか? | |
| 「データ分析 明中立大日本史」 | 石川晶康・田中君於・桑山弘・樋口雅宏 河合出版 |
| オススメ度★★★ | 上級者向き |
| その名の通り、「データ分析早慶大日本史」の続編で、明治・中央・立教大に絞った問題集。スタイルは右側が問題で左側が解説の「データ分析早慶大日本史」と同じ。早慶大の日本史問題集は多いが、明・中・立大の問題集はあまり見かけない。蛇足だが、「データ分析早慶大日本史」の章末に載っていた息抜きコラムがこの本には載っていない。ちょっと寂しい!? | |
| 「ウソで固めた日本史 日本史正誤問題練習帳」 | 石川晶康 河合出版 |
| オススメ度★★★★ | 中級者以上 |
| 非常におもしろい視点でできた参考書だと思う。特にセンターや難関私大の正誤問題は読解力とスピードが重要視される。この参考書を学習して選択肢の文章を「疑って読む」能力が養成されるはずだ。表紙や文章が非常にシンプルで意外と書店で見つけるのが大変かも!? | |
| 「日本史B講義の実況中継 上・中・下・文化史」 | 菅野祐孝 語学春秋社 |
| オススメ度★★★★ | オールラウンド |
| 日本史受験者ならふつう誰でも知っている参考書。上・中・下・文化史とあるが、時代の流れをつかむ程度であるならばいいと思う。しかし、この本は読んでいると自分で覚えてしまったという錯覚に陥ることがよくある。この本の一番最初に記してあるとおり、例えばサブノートなどを作成するというような自分理解できるような地道な作業をやっていないとイミがない。(受験生時代受講したことがあるが、確かに立体パネルはよくできていた。もう菅野氏は立体パネルをやっていないらしい!?) | |
| 「石川近現代日本史講義の実況中継 上・下」 | 石川晶康 語学春秋社 |
| オススメ度★★★★★ | 近現代の講義ものならコレ!オールラウンド |
| 日本史の実況シリーズのなかでもかなり的を絞った一品。よくできていると思う。これを読むと菅野氏の実況中継下巻より詳しくて良い。(菅野氏の実況中継はかなり前の講義録のため・・・)この本も同じく読んでいると自分で覚えてしまったという錯覚に陥るため、注意。ちなみに石川氏は河合塾の人気講師。服もおしゃれでなかなか熱血漢のある人だ。 | |
| 「竹内流超速無敵の日本史戦略」 「竹内流超速無敵の日本史の流れ」 「竹内流超速無敵の近代史の流れ」 「竹内流超速無敵の文化史の流れ」 「竹内流超速無敵のテーマ史の流れ」 |
竹内睦泰 KKロングセラーズ |
| オススメ度★ | オールラウンド |
| 竹内氏は代々木ゼミナール日本史科の元スター講師(2000年度で引退)。内容としては、ハッキリ言って読みにくい。文章のメリハリがなく、ダラダラと読んでしまって、結局何が大切でどこが重要がポイントを見失ってしまうような気がする。重要事項に関しては、ちょっとした気遣いが欲しいところだ。私としては、解説系の参考書を購入したいなら実況中継シリーズをオススメする。特に「近現代の流れ」に載っている児玉源太郎や秋山真之、明石元二郎は絶対出てこないし、石原莞爾のエピソードも余談が多すぎる。これはコラム扱いとして載せるべきだ。ちなみに「日本史戦略」は勉強法だけが載っているものなので注意!(日本史を受験する心構えとしては当たり前のことばかりしか書いてないので新鮮味がない!)ちなみに、竹内氏の問題集「史料集」や「論述集」は私に言わせれば内容が薄く、ホントに大したことがない。 | |
| 「前田のテーマ図式日本史講義」 | 前田秀幸 代々木ライブラリー |
| オススメ度★★★ | 上級者向き |
| 前田氏も代々木ゼミナールを代表する講師のひとり。特に早稲田対策には定評があるそうだ。図解説明も多くとても見やすい。(但し、シンプルすぎる感もある)でも、難関大学に的を絞っているので内容も濃く、日本史がある程度得意な受験生でないとオススメできない。 | |
| 「超よくわかる日本史B」 | 溝辺良 学生社 |
| オススメ度★★★★★ | 初級から中級者向き |
| 古代は天皇、中世・近世は将軍、近代・現代は総理大臣という時系列にまとまっている。イラストはすべて作者の手書きという気合いの入れようである。重要事項は赤字で記されているので、チェックシート(赤色の下敷きなど)を利用するとよい。非常によくできている。ちなみにこの作者、私の高校時代の恩師である。しかも私はこの参考書の編集を手伝っている。(詳しくは、まえがきを読んでみて下さい) | |
| 「前田秀幸の図解で覚える合格日本史」 | 前田秀幸 ごま書房 |
| オススメ度★★★ | 中級者以上向き |
| 「図解の前田」といわれるくらいテキストも図を多用している。この参考書は左側に解説、右ページに図解という型式になっている。内容もバリバリの受験対応なので初心者にはお勧めできない。まず、ある程度日本史の内容が把握できているくらいのレベルがないとわからないかもしれない。「前田のテーマ図式日本史講義」と同じく日本史がある程度得意な受験生に対してはオススメ。個人的には図解の部分をもっと見やすいように工夫して欲しいと思った。 | |
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「菅野の日本史B立体パネルForever」 |
菅野祐孝 代々木ライブラリー |
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オススメ度★ |
初級から中級者向き |
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93年に発行された参考書。私が浪人で予備校生の時、菅野氏の授業にもぐって(ゴメンナサイ!)立体パネルに非常に感動した一人でもある。この参考書が出たとき、正直がっくりした。今になって目を通してみると、やはりこの参考書、なんだか味気ない。結局この立体パネルは授業で聞いてこそ発揮するものだと痛感する。別冊に問題があるが解答は解答のみの何ともお粗末なもの。厳しいことを書けば、手抜きの参考書といえよう。講義部分もこれでは体系的に日本史が覚えられるとは到底思えない。 |
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「横田の交響曲(シンフォニー)日本史」 |
横田伸敬 大和書房 |
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オススメ度★★ |
初級者向き |
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横田氏は現在、東進ハイスクールの看板講師(確か、元は代ゼミの講師であったと思う)。初版が10年以上も前(1989年発行)なので、若干時代遅れの感があるが、文章が会話体なので読みやすい。しかし、残念なことに現在の主流になっている2色、または3色刷のような多色刷ではないので、そこが残念である。本文中にある公式やセオリーももう少し見やすくするといい参考書になると思うのだが…。また、扱っている内容自体が易しいので日本史が苦手な受験生が読むようなレベルである。学校の定期考査対策で、わからないところを理解するというレベルだ。 |
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| 「横田の日本史B 原始〜中世」 「横田の日本史B 近世〜近現代」 |
横田伸敬 東進ブックス |
| オススメ度★★★ | 上級者向き |
| 同じく横田氏の参考書。この参考書は面白いことに、ワンポイント講義と一問一答問題が収録されたCDが付いてくる。この考えには新しいことに挑戦しているという東進ハイスクールの意気込みがうかがえる。内容は割とレベルが高い。入試に直結した内容を扱い、教科書で言えば下段のコラムに書いてあるようなものも割と多く扱っている。文章は会話体で、「交響曲日本史」と違ってバリバリの関西弁で書かれている。(親近感や紙面での臨場感を涌かせるためだろうか?)CDの内容は割と平凡。一問一答問題形式の連想単語は内容的にもう少し内容を吟味して出した方がいいと感じた。 | |
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「山内邦夫の日本史速習速解法」 |
山内邦夫 学研 |
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オススメ度★★★★ |
初級から中級者向き |
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山内氏は研数学館の看板講師。内容は政治史、外交史、文化史の3テーマに絞ってある。難易度はかなり基本的なところを抑えていて良くできていると思う。重要語句は黒太字と紫字で記載されていて見やすい。雰囲気は菅野氏の「実況中継シリーズ」とちょっと似ている。(講義の途中に入試問題があるところがよく似ている)入試直前の最終チェックなどに使うと効果的かもしれない。ちなみに研数学館の本部校舎(東京・お茶の水、現在は大正大学が建物を使用か)看板は随分と年季が入ったモノ。機会があったら見る価値があるかも(!?)。 |
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| 「竹内の日本史 超戦略 はじめての論述アプローチ」 | 竹内睦泰 代々木ライブラリー |
| オススメ度★ | 初級者向き |
| いささか辛辣な批評だが、この参考書は使えない。内容は割と平易に作られているが、これだけでは全く論述力がつくとは思えない気がする。なぜなら、解説がなくて模範解答すら添付されていないからだ。これでは自習能力に欠ける受験生にとって意味のない参考書になるおそれがある。本文中の論述キーワードが本当にキーワードのみであり、詳しい解説が欲しいところだ。巻頭に論述問題の勉強の仕方が載せられているが、勉強法の最後に「教師からの講評をもらうこと」と書いてある。つまり、この参考書は竹内氏の授業を受講している生徒に対して出された参考書なのかもしれない。竹内氏の授業に絶対の信頼を置いている受験生にとってはいいのかもしれないが… | |
| 「ゴロる日本史」 | 芝田啓治 学生社 |
| オススメ度★★ | オールラウンド |
| 日本史が苦手な生徒にとって記憶定着の手助けになるのが語呂合わせ。この本はびっしりと語呂合わせが掲載されている。まず、この本は日本史をひととおり理解していないと全く意味のない本であると思う。(実際、私も授業で語呂合わせをたまに教えることもある、詳しくは日本史用語の覚え方へ)すでに学習したのだが、なかなか覚えられない用語を覚えるために使う参考書である。無理にこの参考書の語呂合わせを記憶するのではなく、覚えにくい事項だけを押さえておくだけでよいと思う。なぜなら、語呂合わせばかり覚えても時代の流れがつかみにくいからだ。レイアウトは正直言って生徒にはあまり好かれそうではない感じだ。コラムをもっと充実すればよくなると思うのだが。 | |
| 「日本史ハンドブック」 | 瀧音能之 東進ブックス |
| オススメ度★★★★ | 初級者向き |
| この本は同じく東進ブックス発行の「日本史問題集」と同じような体裁で作成されている。内容はかなり基礎的な事項が掲載されており、日本史が苦手な受験生にとってはいいかもしれない。左ページには解説、右ページは史料や表、地図などが載せられている。なるべくわかりやすくしようという気負いがうかがえる。前述した、「日本史問題集」のようにかなり緑や赤の文字が着色されていて非常に目立つようにしている。息抜きコラムもあり、受験生のココロをとらえた参考書といえるであろう。 | |
| 「風呂で覚える日本史」〔年代〕 | 教学社編集部 教学社 |
| オススメ度★★ | 年号の苦手な受験生向き |
| 別名「ふろ日」という。(本当にそう言われているかは定かではないが…)この本、書名でもわかるように濡れても大丈夫な素材でできている(プラスティックフィルム状)。しかし、これを使って本当に風呂に入ってわざわざ勉強をするのだろうか?かなり疑問が残る。(せめて風呂の時間くらいは勉強などを忘れて頭のなかをリフレッシュしたいと思うのは、私だけではないだろう…)内容に関しては、まず近代・現代からはじまり、近世、古代、中世と続いている、珍しいスタイルだ。見開きページの左には、年号と覚え方が書いてある。覚え方の言葉が長すぎで覚えにくいと思うのだが、苦手なところさえ覚えればそこそこ使えるかもしれない。右半分には、頻度と関連語句もある。 | |
| 「本番で勝つ!日本史B 超合格講座」 | 山田康雄・三谷昌克 文英堂 |
| オススメ度★★★★★ | オールラウンド |
| 見た目や本の紙質は語学春秋社の「実況中継シリーズ」に似ている。しかし、内容はいたってオーソドックス。実況中継シリーズと比べてほとんど遊びが無く、まじめな作りである。赤を含めた2色刷なので見た目も割といい。通史だけでなく史料や文化史まで全時代を1冊にまとめているので、ハイレベルな内容ではなく、中堅私立大やセンター試験を視野においた受験生にオススメできる。 | |
| 「超速!最新日本史の流れ」 | 竹内睦泰 ブックマン社 |
| オススメ度★★★ | オールラウンド |
| 「竹内流超速無敵の〜」のシリーズの移植版だそうだ。こちらの方が本が大きく、重要事項が緑の字になっていていくらか見やすく、遊びが少なくなっている。竹内氏の講義系参考書が好きならばこちらの方がいいかもしれない。★の評価をあげたのは、見やすさなどを考慮した、ただそれだけ。 | |
| 「本番で勝つ!日本近現代史の「超」合格講座」 | 塚原哲也 文英堂 |
| オススメ度★★★★★ | オールラウンド |
| 「本番で勝つ!〜」のシリーズの近現代史版。語学春秋社の「実況中継シリーズ」の近現代史よりも文字がハッキリと読みやすくてきれいに色分けされており、史料もしっかりと掲載され、内容も広く扱っており読みやすい。近現代が苦手な受験生(特に現役生)はいいと思う。 | |
| 「大学入試合格ナビ菅野の日本B講義録」 原始・古代 「大学入試合格ナビ菅野の日本B講義録」 中世 「大学入試合格ナビ菅野の日本B講義録」 近世 「大学入試合格ナビ菅野の日本B講義録」 近代・現代 |
菅野祐孝 代々木ライブラリー |
| オススメ度★★★★ | オールラウンド |
| かつて「実況シリーズ」で爆発的に支持を得ていた。菅野氏であったが、装いも新たに代々木ライブラリーにて新たに講義録を出した。内容は実況中継シリーズより若干詳しくなり、内容も充実しているが、ときどきハイレベルな用語もしばしば出てくる。日本史がそこそこ得意な人向けかもしれない。ちなみに現在は代ゼミTVネットの講師とのこと。 | |
| 「カリスマ菅野の合格日本史ここが知りたい」 |
菅野祐孝 文英堂 |
| オススメ度★★ | 中級者以上 |
| いままでとはちょっと違った、完全な大学受験用参考書とは違ったスタイルとなっている。大まかには3部構成になっていて、半分は大学受験・予備校講師の現実が書かれている。後半はテーマ史が数題講義形式で書かれている。前半部分は竹内氏の超速シリーズの第1巻「無敵の日本史戦略」っぽいところがあるが、こちらの方が読んでいてためになる。残念ながらテーマ史の内容がわかりやすいと思うのだが、読んだあとに充実感が薄く感じるのは私だけだろうか?息抜きコラムもおもしろい視点だが、大まかすぎで日本史をある程度学習していないとよく理解できないかもしれない。 | |
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「まんが日本の歴史」 |
児玉幸多 小学館 |
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オススメ度★★★★★ |
オールラウンド |
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数あるマンガ日本史でオススメがこの本。集めるのにかなりの出費かかさむが、内容は侮れない。受験レベルに対応している。なぜかといえば、総監修者の児玉氏は日本史受験生にとって超定番教科書の山川出版社の「詳説日本史B」を手がけていたからだ。あと、個人的にはこのマンガの絵がクセがなくて、親しみやすく気に入っている。 |
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「マンガ日本の歴史」 |
石ノ森章太郎 中央公論社 |
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オススメ度★★ |
上級者向き |
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漫画界の巨匠、故石ノ森章太郎氏が手がけた長編歴史萬画(彼は「漫画」を「萬画」としている)。上述した小学館版「まんが日本史の歴史」よりはるかに高度な内容、しかもハードカバー版だと全48巻(現代史編は全7巻、合計55巻!!)という大作。読み応えアリ。ホントに日本史が好きな人でないとオススメできない。どうしても入手したい人は文庫版があるのでそちらの方がリーズナブル。 |
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「角川新版日本史事典」 |
朝尾直弘・宇野俊一・田中琢 角川書店 |
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オススメ度★★★★ |
オールラウンド |
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内容はかなり充実はしているが、山川の教科書との連動性がいまいち足りない。受験にも対応(そう書いてある)ならいろいろな教科書(まぁ、あえて指定するなら大学受験の定番教科書、山川出版社の「詳説日本史B」と言いたいところだが・・・)も参考にして欲しい。付録が受験対策に使える。 |
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「まんが 日本の歴史がわかる本 古代〜南北朝時代」 |
小和田哲男 三笠書房 |
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オススメ度★★ |
オールラウンド |
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小説版が漫画化されたものである。内容的には受験に即対応とはとてもじゃないが言い難い。でも、歴史内容のポイントはキチンとついていると思う。暇なときにパラパラと読んだりするのには向いているかも。また、幕末部分がよく理解できない人はこの本を読むと理解しやすいかもしれない。 |
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| 「MANGAゼミナール 大学受験頻出555 日本史」 「MANGAゼミナール 大学受験頻出555 近・現代日本史」 「MANGAゼミナール 大学受験頻出555 日本文化史」 「MANGAゼミナール 大学受験頻出555 部門別 日本史」 |
宇佐美正利・瀧音能之 |
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オススメ度★★ |
オールラウンド |
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厳しいこと書けば、所詮は大学の漫画研究会のお遊び漫画だ。まず、読みにくい。小学館や中央公論社の中身とは比較にならないくらい解りづらい。漫画と言ってもこれでは歴史の流れが理解できないような気がするのは私だけであろうか。宇佐美・瀧音氏と聞けば予備校講師としてはかなり名を馳せている人。せっかくのポイントも読みにくい漫画によって(!?)台無しだ。少なくても歴史上に出てくるキャラクターくらいはせいぜいまじめに描いて欲しいものだ。 |
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「マンガ 教科書が教えていない歴史 1」 |
藤岡信勝・自由主義史観研究会 |
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オススメ度★ |
受験対応ではないが・・・ |
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これも同じく、小説版が漫画化されたものである。歴史認識を新たに見直そうとしている自由主義史観研究会による著書。内容的には、受験には対応していない。(たまに役に立つ事項はあるが・・・)もし、本当に歴史に興味を持っているならば、読んでみるべき本である。この本や自由主義史観研究会の本などを読んでみて、日本史の教科書を改めて読んでみると・・・実際にこの本を読んでみて「歴史教科書とはいったい何か、歴史をどうとらえるべきなのか」ということを考えさせるきっかけになるかもしれない。 |
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「謎とき日本近現代史」 |
野島博之 講談社現代新書 |
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オススメ度★★★★ |
余裕のある人にオススメ! |
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野島氏は駿台予備学校の日本史講師。それだけに受験生でもわかりやすく、そして日本史を受験する者にとってちょっと疑問に思っているところをできるだけ詳しく、わかりやすく説明してくれている。例えば、「日本はなぜ植民地にならなかったか」とか「明治憲法下の内閣はなぜ短命だったか」などいろいろと扱っている。日本史が好きで、ちょっとした息抜き程度に読むといい本だと思う。 |
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| 「いまからでもまにあう 面白日本史」 | あこがれ共同隊(代表)粟野邦夫 大和書房 |
| オススメ度★★ | 日本史が大好きな人なら読んで楽しいかも |
| コシマキ(本に付いている帯のこと)には受験参考書とやや控えめに書かれているが、参考書には向かないと私は考えている。人物や事件をわかりやすくするために手書き風の挿し絵を多用している(例えば、藤原良房を連想するために乳房の挿し絵を描いてある)が、これが非常に見づらいし、逆に覚えにくい。説明は読んでいて面白いが、これが本当に受験に役に立つかと言えば、ほとんどは役に立たない。歴史の流れをつかむのには向かないが、これもちょっとした息抜き程度に読むとおもしろい本だ。 | |
| 「歌って覚える大学受験シリーズ 日本史編」 | 監修:三浦五郎 歌:井上あずみ 徳間コミュニケーションズ |
| オススメ度★ | 宮崎駿氏のアニメファンなら聞くべきか!? |
| 残念ながらこれは本ではない。日本史の年号を覚えるためのCDである。監修は元代ゼミの三浦氏。歌はなんと『天空の城ラピュタ』や『となりのトトロ』の主題歌や挿入歌をうたっている井上あずみさんだ。内容は正直言ってあまり覚えられないと思う。なぜなら、語呂合わせをリズムに合わせてダラダラうたっているだけなのだ。唯一の救いが井上あずみさんの美しい歌声。「いい歌声だなぁ」と聞き惚れてしまう。なんだか聞いていると「君をのせて」や「となりのトトロ」、「さんぽ」とオーバーラップしてしまうのは私だけだろうか?ちなみにこのCDは随分前に発売されているようなので、入手は中古CDショップじゃないと手に入らないかもしれない。 | |