◆[茶摘み通信]
- 始まりは、一九九六年二月、”茶摘みオフ”と称して技術ボランティアの方に私の職場である埼玉県の某病院の言語療法室に来ていただいたあたりからだと思います。OTもエンジニアもいない、しかし特殊なスイッチ、意思伝達装置を必要とする患者さんは何十人という単位でいらっしゃる病院です。パソコンのぱの字も知らないSTが、一念発起してパソコン通信を始めて、AACについて色々情報を集め始めた頃でした。
- 技術ボランティアの最初の作品は、るきさんの「簡易・意思伝達装置」でした。スイッチ操作が難しかったので、pasanにスイッチを作っていただきました。その後、各種アームの製作、スイッチをつなぐためのコード類の製作、ST室用のパソコンの調達とソフトのインストールなどなどの活動をやっていただきました。ユーザーとなる患者さんも使いやすい道具が完成したときはとても嬉しそうです。透明文字盤を使って、不具合のモニターやアイディアの提供など積極的に参加されます。
- 病院職員と市販の機器だけでは対応できないようなところをサポートするのが茶摘み班での技術ボランティアの役割でした。今のところ、介助者が毎日入れ替わる病棟で使う物という性質上、・取り扱いがシンプルで介助者がすぐに覚えられる物、・少々取り扱いが乱暴でも壊れない物、という条件を満たしていないと実用的ではありません。技術を駆使すれば夢のような便利な道具も製作可能かもしれませんが、ユーザーをとりまく環境に合った使いやすさ、丈夫さがとても大事だと考えさせられます。
- 今までは、おもにユーザー、ST、技術ボランティアの三者で、モノ作りをしてきましたが、今後は病棟スタッフにも参加してもらって、「現場で受け入れられやすい道具の条件とは」という視点をきっちり押さえたモノ作りができるといいと思います。今後ともご支援を宜しくお願いいたします。m(_ _)m
あづさ(BYI07434)
オリジナル:Prowler7010 最終修正日: 1998/07/11
編集:yossy.aoki 最終修正日: 2004/07/16