yossy |
いや、最初は、なかなかコンセプトがまとまらなかったんだよね。 |
るき |
あの時、95年6月頃に、「BASICStamp」っていう名前で、プログラム組み込み可能なワンチップ・マイコンの製品を見つけて、使ってみていたんです。その後、10月頃になってyossyさんから、K-ECSの話があって。それだったら、BASIC Stampを使ってできそうだなと思ったんです。 |
yossy |
そう、それが起爆剤だったんだ。最初、とにかく、小さく、安くしたいというのがあったけど、素材が見当たらなくてね。 |
るき |
それからいろいろ試行錯誤があって、実際に使い出したのは、96年の春くらいでしたね。 |
ことぶき |
最初にできたのは、お弁当箱のタッパーのケースに入ったやつ。 |
るき |
最初、できたK-ECSは、yossyさんに入出力部分をつくってもらい、私がモールスの解析部分を分担しました。その後、それだと量産には向かないんで、もう一回、仕様を共通部品を使ったものにして、いわば1.5号機というべきものをyossyさんが制作してくれました。それが今、ことぶきさんが使っているやつで、操作性は初期版とほとんど同じになってます。 |
司会 |
簡易型の環境制御装置というのは、同じようなもので製品化されたものはないんですか。 |
るき |
環境制御装置自体は、皆無ではないんですけども、いろいろ付加価値がついちゃって50万円くらい。ベッドだけを動かすっていうのは、ないですね。 |
司会 |
いまyossyさん言われてた、病院内での生活の質の向上ってことですけど、ベッドの上げ下げだけでも、大きな改善になる、と。その辺は、ことぶきさん、使ってみてどうでしたか? |
ことぶき |
今までほんとに、K-ECSがない時には、ベッドの頭の上下は、必ず人頼みだったんですね。看護婦さんであったり、手の効く患者さんだったり、その人が来るまで待ってなくてはいけないというストレスがあります。
たとえば病室に、お客さんが来た時に顔たとえば病室に、お客さんが来た時に顔が見えないんですね。「こんにちは」って来た時に、聞いた声だなって思ってベッドから起き上がるってのは、すごく自然なことですよね。それができないと、お客さんが来るのを前から待っていたりしなくてはならいから、やはりストレスが溜まってくる。
ベッドを動かして、頭をちょっと上げたベッドを動かして、頭をちょっと上げたり下げたりするだけでも、見える範囲がかなり違う。見る、見えるものが変わるだけでも、かなり環境的には良くなると思いますね。
ベッドの上しか見えなかったら、いつもベッドの上しか見えなかったら、いつも天井ばかり見ていなくちゃならないわけですし(笑い)。 |
yossy |
K-ECSをつくって思ったのは、頭の上下だけでもものすごく喜ばれるということですね。患者さんの生活を考えると、ベッドの環境というのは、電動車イスと同じくらい大切なんですね。 |