るき |
K-ECSについて、入力方法でいうと、モールス入力というのを技術的にやってみたかった、というのがあります。
別の装置なんですけど、「モールス・キーボード」っていう、モールス信号を使ってキーボードを操作する装置があるんです。その関連の装置を作ったことがあって、ことぶきさん手先が器用なんで、モールス使えるんじゃないかと考えたんです。 |
ことぶき |
それまで僕が使ってきたスイッチ類は、ナースコールが主だったんですけど、作業療法室で作ってもらったのが多いんですね。それはテコとか、昔からの機械的な仕組みで、自分が出せる力を利用してスイッチを入れるものでした。K-ECSのスイッチはハイテクで制御していて、自分の力を使わないでも、電子的にスイッチが入る。実際、使い始めたときは、こういうのがあるんだなぁって、感心しました。それに、僕の手の力を考えて、OT(作それに、僕の手の力を考えて、OT(作業療法士)さんなんかは、スイッチを軽くしてるから、誤動作が多かったんです。それまでのスイッチ類は、病院のスタッフが間違って触ったりしてね。モールスで、ツー・トン・トンと長い音と短い音を入れるのは意識してやらないと、入力できませんので、そういう誤動作がなくなる。 |
ことぶきさん使用のスイッチ
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るき |
でも実際つくってみると、モールスはあんまり人気はないんですよ。(笑)
お年寄りには難しいとか、若い人でも、指がちゃんと動かないと、操作しにくい。 |
yossy |
私も最初は、みんなモールス入力で十分、使えるだろうと思ったんですが、実際は、モールスできる人は限られるという話を聞いてるんで。今、取り組んでるK-ECSの新版は、シフト方式、スキャン方式の入力にして制作している段階なんです。 |
司会 |
制作がはじまってから、動くまで半年ぐらいはいろいろやり取りしながら、煮詰めたことになりますが、その経過は? |
るき |
期間的にかかっていても、実際に作業できたのは通すと5日間ぐらいしかないと思うんです。トータルで言えば。一台目というのは試行錯誤というか、まぁ、10時間考えた内の8時間は前の考えを否定する事に費やしているんで。(笑)
だからたぶん2台目からは1週間でできると思うんです。 |