司会 |
練り上げて行く時に、失敗というか、苦労した点は? |
yossy |
それはK-ECSに限らず、いわゆる福祉機器すべて同じだと思うんです。実際に使っている方、その病院のスタッフの方、あと実際に作る我々技術者、その3者が見る世界が、全然違うんですよ。 |
yossy |
だから自分が使うものは簡単なんだけども、やはり自分と全然違う世界、病院の中で、機械の仕様を煮詰めていくのが一番やっぱり難しい。だれも教えてくれないわけだし。自分としてはこうだと思っても、いざ作ってみるとまったく違ってる。そこが一番、時間と手間がかかる。 |
るき |
それは、まったく同感です。K-ECSにしても、技術的には全然難しくない機器なんですけど、それが実際に、病院の中で受け入れてもらえて、使い物になるかは、やってみないと分からない。異文化との遭遇ってところが、やっぱり…。 |
一同 |
(笑) |
るき |
あと技術者がこうしたいと口で説明しても、相手に技術的な土壌がないわけで、実際に現物を見て、あ、やっぱり使いにくいっていう事が多いですね。そこは、yossyさんがよく言う三現主義(現場で・現物を見て・現実的に)でやってかないとうまく行かない。
幸い、ことぶきさんは会話でコミュニケーションできるし、パソコンも詳しいんで助かったけども、もし気管切開の方だったら、意図がなかなか汲み取れない。そこが難しいんですよね。 |
司会 |
ことぶきさん、使う側から、実現するまでの試行錯誤は、実際体験していてどうでした? |
ことぶき |
ええ、僕は、いっしょに見てるだけでも好きなもんで、なんか一緒に作ったような気に
なって、喜んでるんですけど。
ニフティのホームパーティを使って、るきさん、yossyさんたちと、「モールスどぉお?」、「うん、やってみようかなぁ」とか、ゆっくりゆっくり煮詰めていった感じでしたね。 |