技術ボランティア [ 会報第3号 ]

1998.12.1

発行者・青木与志夫

編集者・中島良一

※PDF版の会報はこちらです。
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〜目次〜

天井は見飽きた

技ボラたちと出会って
 ・
自己紹介
 ・
私にとっての、技ボラ
 ・
大学で
 ・
技ボラで学んだこと

 ・技ボラで期待すること

座談会「簡易環境制御装置はこうしてつくられた」(その2)
 ・
図面は作らない?
 ・
K-ECSのこれから
 ・
キット化か、量産化か

ことぶき日記(第3回)

風祭通信
 
合体、そして自爆・・・

お知らせ

monologue クマッキーさんが語る

技ボラたちと出会って  くまっきーさんのトレードマーク

kumacky@onosokki.co.jp

■技ボラに期待すること

技ボラで困難なこと
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ヒューマンインターフェースの仕様の決定が困難であり、試行錯誤を繰り返して完成に近づく。これは、多くのコストや時間がかかる。しかし、技ボラの皆さんはその不満をあまり言わない。本当に物作りが好きなんだなと思う。

なぜ、ヒューマンインターフェースが困難なのか。障害者の障害の程度が人にとって千差万別だからである。例えば、眼鏡を買う前に視力検査する。それは、眼鏡のレンズの度を使う人の視力にあわせるからである。もちろん、人それぞれ視力が異なるので眼鏡のレンズの度も異なる。私たち、技ボラにとっての困難は、対象としている障害者の実生活をあまり知らないことや失われた機能的能力―Disabilityの程度や失われていない機能的能力を知ることが困難なことにある。

 

その対策は
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そこで、ADL評価と今まで考えてきたインターフェースの評価を結合することを提案したい。ADLはActivities of Daily Living(日常生活活動、日常生活動作)のことである。この定義は、「一人の人間が独立して生活するために行う基本的な、しかも各人ともに共通に毎日繰り返される一連の身体動群を分類しリハビリテーションの過程やゴールの決定にあてる」である。

例えば、動作ステップ別に評価する方式として「手を使ういろいろな動作」という項目がある。この項目の中は

  • 名前と住所を書く時計の取り扱い
  • マッチ、ライターの取り扱い
  • たばこの取り扱い
  • 本、新聞の取り扱い

のようにさらに細目動作に分類される。この分類された動作を、独力でできる。監督を必要とする。介助を必要とする。持ち上げを必要とする。動作の適応なしの5つから選択評価する。

この評価結果や評価方法を利用すれば、リハビリテーションの過程やゴールの決定ができるだけでなく、ライフサポート機器のアイデアの評価も簡単に行え、完成のイメージが簡単にできるじゃないかと思う。

インターフェース装置のデータベース化をするべきだけど、データベースのソフトって難しい。

 

障害を持つエンジニアでも入ってほしい
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障害者のエンジニアも是非、技ボラに入ってほしい。発声できない人はマイコンと音声合成LSIを組合わせた機器をつくるなどで、簡単なスピーチ機器ができる。技ボラの中にはパソコン要約筆記の講師を務める方、点字の先生もいる。センサや電子部品の情報に詳しい人もいる。技術的な相談にのってくれる人もいる。自分のDisabilityやHandicapを克服したいと思う人の参加を大いに歓迎する。

 

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オリジナル:Prowler7010 最終修正日: 1998/12/22
編集:yossy.aoki 最終修正日: 2007/01/07