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平ケ岳山頂の一角にある池塘群の中の一つ。 差し渡し10mぐらいの小さな池である。 地図には 「姫ノ池」 と記してあるが、これはどうやら辺り一帯に散らばる池塘の総称らしい。 ただ、写真のものが際立って輝いていたので、個人的にはこれを姫ノ池と名付けている。
いつの日か腰を据えて撮影に取り組みたいと願っていたが、ある年の夏に運良くその機会に恵まれることになった。 結局、山頂には数日間ほど滞在することになったが、撮影することができたのは幸運だったと思う。 この日は一日中天候が安定し、鏡のような水面が青い空を映し出していた。 背後に荒沢岳を従え、澄んだ水をゆったりと湛える姿は、まさしく“姫”と呼ぶにふさわしいものであった。 |