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撮影機材についてお問い合わせをいただくことが多いため、ここにまとめて掲載いたします。 いずれも、それなりの吟味を重ねて選び出した道具ですが、客観的な比較検討をした訳ではありません。単なる “ 私のお気に入り ”、といった程度のものですので、お暇なときにでもおつき合いいただけたらと思います。
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Linhof, Master Technica 4x5
現在使用中のカメラはリンホフ社製の “ マスターテヒニカ ” です。 本体に “ West-Germany ” と彫ってあるので、今はなき西ドイツ製ですね。 学生時代に中古で購入したものと思います。 買ったときは黒かったのですが、側だけ少し暗めの赤色に仕上げてみました。 落ち着いた色調でまとまっていて結構気に入っています。
このカメラはフィールドカメラの世界標準ともいえる銘機で、とにかく頑丈にできています。 重いのが難点ですが、筐体の厚みが3mmくらいあり多少乱暴な扱いをしてもびくともしない感じです。 確か、写真家の白川議員氏がこのカメラをブロックの上に落としたとき、カメラは無事でブロックの方が壊れたのを見て絶賛していた、ということを何かの本で読んだ記憶があります。 何となくカメラへの信頼感が増してくるような気がしてきますね。 ただ、このテヒニカにも弱点があって、オリジナルの蛇腹には耐久性にやや難があるようです。 私のものにも表面にヒビが入っていました。 製造されてから30年くらい経っているそうなので、仕方のないことかも知れません。 光線漏れを心配していたのですが、だんだんとひどくなっていくような気がして、結局交換してしまいました。 その他、改良してほしいところがいくつかあります。 かなわぬ夢かと思いますが、黙っていては何も始まりませんので、書いておくことにします (<雑文>のページをご参照ください)。 |
Schneider, Apo Symmar 150mm
レンズ紹介の一本目はシュナイダー社製のアポ・ジンマー150mmです。 4×5カメラにおける標準の焦点距離で、出番も多く、当たり前ですがどこへ行くにも必ず携行します。 特に、窪みのあるレンズボードと併用すると本体に装着したままテヒニカを折り畳めるので、非常にありがたい存在です。 というのも、持ち運ぶときにレンズ一本分の容積が稼げますし、本体がレンズケース代わりにもなるからです。 ザックの容量が限られているので、山に持っていくときに重宝するという訳ですね。
このレンズのデビューは、確か鳥海山だったと思います。 それまで使っていた他社製のレンズが気に入らず、軽くてキレのいいレンズを、ということでシュナイダーを選んで持っていったのですが、これは正解でした。 山小屋の近くの湿原をやや引いた位置で撮影したのですが、全倍サイズに拡大しても葉の一枚一枚までがはっきりと解像されていたのです。 感激でした。 もっとも、全く同一の条件で撮り比べた訳ではないので、他社製レンズにも言い分はあると思います。 ただ、軽くてコンパクト、テヒニカ本体に収納可、という三拍子が揃っているので、もう手放せないレンズとなりました。 |
Nikon, Nikkor T*ED 500mm
焦点距離が500mmという、テニヒカでぎりぎり使用可能なテレタイプのレンズです。 特殊低分散ガラスを使用しているということで、画質や解像力に関して特に問題を感じたことはありません。
このニッコールは後玉(後群レンズ) を交換すれば焦点距離を変えることができるという優れた設計のレンズです。 写真では360mmという文字が見えていますが、後玉を500mm用に交換してあります。 720mmまで可能なのですが、テヒニカでは蛇腹が追従せず500mmが使用限界となっています。 残念な気もしますが、長焦点レンズは蛇腹の振動を拾いやすいので、使いやすさという点でも500mmが上限でしょう。 どういうことかというと、この500mmでさえ蛇腹を目一杯伸ばして使う必要があるため、ほんの僅かな風でも蛇腹が振動してしまうのです。 カメラ本体や三脚がいくらしっかりしていても、動く部分があれば、どうしても影響を受けてしまいます。 そういう訳で、このレンズの活躍の場はなかなか巡ってきません。 「無風で、しかもドラマチックな風景」 に出会える確率がかなり低いからです。 しかし、いつの日かこのレンズで 「作品」 と呼べるショットを切り取ってみたいものです。 |
Nikon, Nikkor M 300mm
非常にコンパクトなので、予備として持っていくことが多いレンズです。 重量制限の厳しい撮影行では500mmレンズの代わりになります。 多分1kgぐらいの重量差はあるでしょう。
この300mmも500mmと同様、蛇腹がかなり伸びるので、風には十分な注意が必要になります。 風上側に立って風をブロックしたり、レリーズを使用したりするのはもちろんですが、何といっても一番効くのは、「風の弱まるタイミングを待つ」 です。 通常なら、何十秒かに1回ぐらいは風の流れが止む瞬間があるので、それを逃さないよう細心の注意を払ってシャッターを切ります。 いわゆる “ 風の息 ” を利用するわけです。 被写体との関係でそんなにうまくいかないこともありますが、いずれにせよシャッターを切る瞬間に全てを凝縮させる気構えが必要になります。 |
Rodenstock, Apo-Sironar-N 210mm
最も使用頻度の高いレンズです。 多分、画角が私の好みにぴったりなのだと思います。
明るさ、解像力ともに特に問題はありません。 強いて挙げればやや重いのが気になりますが、明るいレンズなので仕方がないでしょう。 ところでこのレンズ、実は2代目なのです。 初代はトップページの大雪山の写真を撮影した直後に岩の上に落とし、昇天してしまいました。 レンズ交換時にボードがしっかり本体に噛んでおらず、パンした途端に落下してしまったのです。 前玉の中心に大きな傷がついてしまいました。 肝心の撮影は終了していたため大事には至りませんでしたが、撮影前であれば大いに後悔していたと思います。 すぐに同じレンズを購入しましたが、特に個体差もありませんでしたので、十分信頼できるレンズと言えそうです。 |
Fuji, FujinonSW 90mm
通常の小型カメラ換算で約30mmぐらいの焦点距離に相当する広角レンズです。 使い途はいろいろと考えられるのですが、現実にはあまり使っていません。 90mmでないと撮影できない被写体になかなか出会えない、というのが実状で、結局フィールドにはあまり持って行かなくなりました。 そうこうしているうちに、レンズ表面にカビが発生。 クリーニングの結果、画質への影響はほとんど無かったので一安心でしたが、普段からもっと使っていかないと、同じことを繰り返しそうです。
画角が大きいので、空の撮影にはぴったりでしょう。 大きな虹の撮影に適しているかも知れません。 このレンズについては、普段からちょっと意識しながら被写体を探すようにしています。 |
Husky, QuickSet
三脚についてはずいぶんいろんな機種に手を出しましたが、今では2つのパターンに落ち着きました。 これはそのうちの一つです。 雲台やパン棒の部分がコンパクトで非常に扱いやすい構造をしています。 作りもしっかりしており、フィールドで使用する場合、テヒニカとの相性は抜群だと思います。 カメラと三脚の重量バランスという点でも、実に安定している感じです。 水平を素早く出すために、位置合わせ用のシールを貼り付けています。
(購入時はパン棒に長短がありましたが、現在は短いものに交換済。) |
Gitzo, G 1228 + Husky, QuickSet
三脚の2つ目のパターンです。 雲台はハスキーですが、軽量化のため脚の部分をカーボンファイバー製のものに取り替えてあります。 重量制限の厳しい撮影行の場合に使用します。 このパターンは性能的には問題はないのですが、脚が軽くなった分、頭 (雲台) でっかちになり、安定性がずいぶん犠牲になりました。 重心がかなり高くなるので、カメラを斜めに構えるときなどは要注意です。
この三脚セットは、最低限の重量に抑えられている点と、雲台・パン棒・脚が分離でき運びやすくなっている点で、山での撮影にベストマッチしています。 |
Horseman, Bosscreen
本体についていたオリジナルのピントグラスは、貼り合わせタイプの明るいものに取り替えてあります。 フレネルレンズタイプの方がもっと明るかったのですが、ピント合わせの時にレンズ溝がどうしても気になるので不採用としました。 交換をしてもらった店の人の話だと、急激な温度変化にさらされると貼り合わせ部分が剥がれるということでしたので、撮影から帰って暖房の効いた部屋に入れるときなどは気をつけるようにしています。
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Schneider, LUPE 4x
なるべく軽くてコンパクトなルーペを、ということでシュナイダーのこのルーペを使っています。 ピントグラスの4隅のピントが見づらかったのですが、逆さまにして使うという技を店の人に教えてもらい、特に不満は無くなりました。 倍率は10倍くらいのものまで試したことがありますが、高倍率ではかえってピントグラス面のざらざらした表面が目立ってしまうので、4倍くらいがちょうどいいようです。
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(unknown), release short-type
レリーズは蛇腹の伸びに合わせて長短2本を適当に使い分けています。 ただ、持って出るのを忘れたり、急いで撮影しないといけない場面などでは使用せずに済ませることもあります。 ただし、これは力の入れ具合によっては画像がブレてしまう可能性があるので、細心の注意が必要でしょう。 写真のものは短い方のレリーズですが、ほとんどの場合はこれで間に合います。
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(unknown), leveler xy-type
水準器は、カメラ本体のホットシューに取り付けられるよう小振りのものを使用しています。本来であれば、三脚の水平も出した方がいいのですが、面倒なのでなかなか実行できていません。そのため、カメラをパンするたびに、左右方向の水平を合わせているという、何とも情けない状態で撮影しています。前後方向の水平が必要な場面はほとんどありませんので、好みのものが見つかれば、一方向のみの水準器に変えようと思っています。
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