・季節のたより  2000.1号

・00.1.1     神奈川県相模原市相模原貯水池
 新春バードウオッチングに出かけた。2ヶ月ぶりに訪れたが、カモが少ないのに驚いた。他の場所は知らないが、今冬の鴨の渡来状況はどうなのだろうか。
 ここでの珍客であるカンムリカイツブリが3羽、ミコアイサ(メス)が1羽いた。ナポレオンハットのかわいいヨシガモが少ない。
 [観察した野鳥]カンムリカイツブリ3、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ(メス)1、セグロカモメ1、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス 

             東京都町田市

 新年早々すんごいものを見た。車で走っていたら、道路前方から大小2羽の野鳥が飛び立った。見ると、大きい方はオオタカ若鳥。小さい方はドバト。どうやらオオタカがドバトを捕らえた直後に私が通りかかったらしい。ドバトの傷は浅く再び逃げられたようだ。しかし、オオタカは私の車に驚いて飛び上がったが、再びドバトの群れに襲いかかる。3回ほどの急襲の後、ドバトとオオタカの姿が消えた。あわててそのあたりを探すと、ドバトが畑の上でボー然としていた。風切羽根の一部は折れ、血が地面にたれていた。オオタカの姿は見えない。ギリギリのところでドバトは一命を取り留めたようだ。

・00.1.2      東京都町田市
 
 雑木林の中でマンリョウらしき樹木を見つけた。赤い実が枯れ草色の中でひときわ鮮やかだった。野鳥によって種が運ばれたのだろうか。また、日当たりの良い斜面ではキク科の植物が地面にへばりつくようにして葉を広げ寒さから身を守っていた。
 野鳥では、キジバト、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、ホオジロ、アオジ、ムクドリ、ハシブトガラスなどを自宅周辺で見ることができた。

・00.1.3      東京都町田市
   
 今日は、ポカポカ陽気。午後3時半頃近所を散歩。お目当てはツクシ。昨年は、元旦に見つけている。日当たりの良い斜面や畑の脇あたりを、目を皿のようにして探すがツクシはまだ出ていなかった。でも、地面を這い回ってよーく見ていたら、フキノトウの赤ちゃんらしきものがあるし、キランソウ・オオイヌノフグリ・タネツケバナの花が咲いているのを見つけた。この時期にこんなに花が咲いているのがわかりびっくり。一足早い春の訪れを感じた。

・00.1.8      東京都八王子市都立小宮公園
 八王子駅に近いところにある小宮公園に行った。雑木林がとても良く管理されているのに感動した。区域を決めて計画的に伐採し、萌芽更新を行っているのだ。そんな気持ちのよい雑木林をのんびり歩いた。葉を落とした木々の中では、野鳥が目立つ。キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、アカハラ、シロハラ、ツグミ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、シメ、スズメ、カケス、ハシブトガラスがいた。
 多かったのはヤマガラで、木の実を足で挟み、渾身の力を込めて嘴で割ろうとしていた。その「カツン、カツン」という音が静かな空間に響いていた。

・00.1.9      横浜市金沢区野島公園
 
 八景島のおかげで海の水の流れが悪くなったという野島に行った。地元の人によると昔はもっと海がきれいでヒラメなんかもとれたそうだ。カイツブリ、ハジロカイツブリ?、カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、トビ、シロチドリ、ユリカモメ、セグロカモメ、ウミネコ、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ツグミ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラスを見る。
 その他、カニ、イソギンチャク、カキやアサリなどの貝類がいたり、ノゲシの一種やセイヨウタンポポの花が咲いていたりした。

・00.1.10     東京都町田市
 庭にコジュケイ3羽が出現。餌を探し一歩一歩慎重に歩く姿はまるでニワトリ。よくそんなにゆっくり歩けるなあという感じで歩いていたのに、何かに驚いた拍子にものすごいスピードで走った。この時はまるでダチョウのようであった。

・00.1.14     東京都町田市
 夜、帰宅したらなんと食卓の上にネズミが。うちの下の息子の仕業。息子は学校で飼育委員なのだが、飼育小屋の餌を狙って小さなネズミがよく入っているそうな。前にその話を聞いたとき、「それを捕まえてこい」と言っておいたのをちゃんと覚えておいたらしく、素手で捕獲して持って帰ってきたのだ。多分、ハツカネズミ(もちろん野生の)だと思うんだが、やたらかわいい。とりあえず、飼うことにしました。基本的に野生動物を飼うことには反対なんだけど、今回はまあいいか、って感じで。さっきは餌を与えようとして逃げられ、食卓の上を走り回り大騒ぎ。いやはや。

・00.1.16     東京都町田市
    
 近所を散歩したら、いろいろな花が咲いていた。ビワ、ウメ、マンサク。春の兆しをはっきりと感じた。また、キランソウやオオイヌノフグリも3日よりもたくさん咲いていた。この暖かさは尋常ではない。セリ、キツネノボタンなども芽を伸ばしている。
 植物がこんなにがんばっているのなら、もしかしたらアカガエルも・・・、なんて思って田んぼを覗いてみたがこちらはまだだった。湧水地では、石の下でマゴタロウムシ(ヘビトンボの幼虫)が寒そうに丸くなっていた。動物たちにとってはまだまだ完全な冬のようである。 

・00.1.22     長野県車山高原
 車山高原スキー場のリフトから下を見ると、ノウサギの足跡が多数。その他、ニホンカモシカの足跡も混じっていた。真夜中のスキー場を歩くカモシカの姿を想像するとちょっとおかしい。
 夕方には大門街道でチョウゲンボウが夕闇の中を直線的に飛ぶ姿を目撃。いつ見てもかっこいい。

・00.1.23     東京都町田市
 今日は珍客が登場。渓流の鳥「ミソサザイ」が家にやってきた。濃い茶色の小さい体がかわいい。以前も春先に一度やってきて美しいさえずりを聞かせてくれたことがあったが、この時期は初めて。春までいて欲しいものだ。
 この冬は隣家がエサ台を設置したのでやたらと鳥を多く見ることができる。特に、ヤマガラがこんなに家のまわりにいたのを初めて知って驚いている。
 このほか、生活クラブ(生協みたいなもの)から届いた山芋に入っていたモミ殻を家庭菜園にまいておいたらスズメが喜んで集まってきている。モミ殻の中にも少しは餌になるものがあるようで、まるまる太った寒雀を見るのは楽しい。また、いい加減に設置してあるコンポストの周りにツグミがやってきてその周りの土を掘り、生ゴミをあさろうとしている。おいおい、ネコじゃないんだからやめなさいってば。

・00.1.29     東京都町田市
 朝、出勤前に息子と二人で近くの田んぼに行った。目的はアカガエルの産卵が行われているか確認するためである。結果は「まだ」。田んぼは厚い氷で覆われ、アカガエルが目を覚ますにはまだちょっと早いようだ。
 午後6:13。フクロウが「ホホ、ゴロスケホッホ」と鳴く。この声が聞けるのはとてもうれしい。

             横浜市青葉区
 寺家ふるさと村に昨年11月頃から珍鳥「アカガシラサギ」が居着いているとの情報を1週間くらい前にゲット(おそーい)。職場から約5分ほどの距離なのに、全然遊びに行っていなくて全く知らなかった。
 そこで、仕事の終わった午後、ノコノコと出かけていった。バードウオッチングの鉄則「鳥を見るより人を見ろ」通り、双眼鏡であたりを見回すとバードウオッチャーが7、8人固まっているのが見えた。近くに行ったところ案の定そこにはアカガシラサギが。とても人慣れしていて警戒心は薄い。地味な鳥で、見ている人は「きれいねえ。」と言う。私も「そうですねえ。」と相づちを打っていたが本当は「これじゃ、ゴイサギの幼鳥に毛が生えたみたいなもんじゃん。」と、心の中でつぶやいていた。まあ、じっくり見ていたら首のあたりが、なかなかシックに見えてはきたんですがね。
 ほとんどの田んぼは水が入っていないのだが、アカガシラサギがいるところだけちょっと水が入っていて、そこにずっといるのだと言う。見ているとアメリカザリガニを捕食した。しかし、こんなところで餌は十分足りるのだろうか、と心配になるほど狭い水域であった。
 ところで、アカガシラサギって、「アカガ+シラサギ」なのか、「アカ+ガシラ+サギ」なのか、夏羽の頭の赤い色彩からすると後者だが、羽根が白いことからすると前者。でもそうすると「アカガ」の「ガ」の意味がわからん。んー、悩んでしまう。
 [その後、人に聞いたところによると、後者が正解だそうです。]

・00.1.30      東京都葛飾区水元公園
 
 親子バードウオッチングを開催。18名ほどの参加があり、なかなかの盛況。今度は青葉区あたりでもやってみたい。
 観察会の中で、カラスの使用済みの巣を見つけた。クリーニングを出したときに付いてくる針金ハンガーが巣材として大量に使われていたのがおもしろかった。これだから東京電力に嫌われるのだ。
 野鳥では身近な水鳥が一通り出た。近距離で野鳥を見ることができるので、初心者の観察にはもってこいの場所だと思った。
 植物では、アジサイが若芽を出していた。早いものは既に若葉となっているものも。
[観察した野鳥]カイツブリ・カワウ・ゴイサギ・ダイサギ・コサギ・アオサギ・マガモ・カルガモ・ヒドリガモ・オナガガモ・ハシビロガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・バン・オオバン・ユリカモメ・セグロカモメ・キジバト・コゲラ・ハクセキレイ・ヒヨドリ・モズ・シロハラ・ツグミ・シジュウカラ・アオジ・カワラヒワ・シメ・スズメ・ムクドリ・オナガ・ハシボソガラス・ハシブトガラス

・00.1.31      横浜市青葉区
 なにやら目がかゆい。ちょっと鼻もぐずる。きたきたきたー。花粉の季節が。今年は飛び始めも早く、量も多いとか。恐怖の春の季節だ。      

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