○ 季節のたより  2000.12号

・00.12.09    東京都町田市
 久しぶりに近くの田んぼを歩く。さすがにカエルは消えていた。水路には、シマアメンボが2匹泳いでいた。アメンボって、どうやって冬眠するのだろう。また、モンシロチョウとムラサキシジミがそれぞれ1頭、飛んでいた。コジュケイがあわてた様子で、バタバタと飛んでいった。

・00.12.10    横浜市青葉区
 こどもの国そばのモスバーガーのドライブスルーで待っていたところ、チョウゲンボウがひらひらと舞い、すぐ前の鉄塔に止まった。普段は遅く思えるモスバーガーの待ち時間も、今日だけは短く感じた。

             東京都町田市
  
 カケスがジャージャーと鳴く雑木林を歩く。畑では、ヒナバッタの仲間を見つけた。意外と元気でピョンピョン跳んでいた。また、ぐっと減ってしまったジョロウグモの残党を見つけた。ヤツデにはハエが集まっていた。

・00.12.13     東京都町田市
 昨夜は、満月を過ぎたばかりの月がまぶしいくらいに輝いていた。放射冷却も激しかったようで、今朝は玄関前の睡蓮鉢に、氷が厚く張っていた。初氷だと思ったが、家族によると、数日前に、すでに初氷があったようだ。いつの間にか完全な冬になっていた。

・00.12.15     東京都町田市
 午後8時半頃、ムササビ探しをするために近くのお寺に行った。12月はムササビの恋の季節である。私が町田に転居してきた8年ほど前にはそのお寺にムササビが何頭もいた。しかし、その後、「もうムササビはいなくなったよ」と聞いていた。数年ぶりに訪れる夜の寺は真っ暗でかなりの迫力。以前、夕方観察したときは、ムササビの入っている穴にアオゲラが飛び込み、ギャーギャーと大騒ぎの末、アオゲラが飛び出していったのを見た。しかし、その木もすでに伐採されなくなっていた。
 さて、当のムササビだが、結論から言うといるようないないような。生き物の存在は確認できたのだが、それがムササビかどうかは不明。また行ってみたいと思う。

・00.12.16    東京都町田市玉川学園5丁目
 
 朝、出勤する途中の道路で動物の礫死体を見つけた。タヌキかな?と一瞬思ったが、かなり小さい。なあんだ、ネコか。そう思いながらも通り過ぎる瞬間、車窓越しに死体の顔をのぞき込んでしまう。と、鼻筋に明瞭な太い白線!!!ハ、ハクビシンだあ!!そこは住宅街の中で、玉川学園大学の豊富な緑からは数百メートル離れている。こんな所にまで進出してきているとは・・・・。初めてのハクビシンとの出会いであった。(死体ではあったが)
 尚、夕方から37度8分の熱が出る。ムササビ探しで体が冷えたのか、はたまたハクビシンのたたりか?(画像は翌日撮影)

・00.12.17     横浜市青葉区寺家ふるさと村
  
 冬の谷戸を歩く。道ばたには、冬だというのにヒメジョオン、タネツケバナ、ウシハコベなどの花が咲いている。
 池でカモを見ていると、上空にオオタカが飛び出す。ドバトに攻撃を仕掛けるが失敗。逆にカラスの猛攻撃を受けまくっていた。もうルリビタキもやって来ているらしい。たった30分ばかり歩いただけだったが、たくさんの収穫に大満足。
 [観察した野鳥]オオタカ・マガモ・カルガモ・キンクロハジロ・カワセミ・ハクセキレイ・セグロセキレイ・タヒバリ・ヒヨドリ・モズ・ウグイス・シジュウカラ・メジロ・ハシボソガラス・ハシブトガラス

・00.12.18     横浜市青葉区
 
 職場で11.7に見つけたナガコガネグモがまだ何とか生きている。かなり動きが鈍い。また、立派なツチイナゴの成虫も見つけた。こいつはこのまま成虫のまま越冬する根性のあるバッタだ。

・00.12.25    東京都町田市
 庭でルリビタキ(♀タイプ)を見る。尾羽付近にちらりと見える青色が美しい。

・00.12.30    東京都町田市
 近くのお寺に3度目のムササビ探索に出かける。今日は、ちょっと早めに、と、4時半頃現地着。明日は、お寺周辺は初詣の準備等で騒がしく、ムササビは巣穴から出られないだろうから、もしムササビがいるとしたら今夜が20世紀最後の活動日となるはずである。息子と2人である1本のカヤ?の巨木に見当を付けてそのそばで静かに待つ。すでに薄暗く、その木に巣穴があるかどうかもわからなかったが、その木の太さなら、うろがあるに違いないと信じることにした。しばらくすると、その木の上部でかすかに物音が。ムササビが巣穴から出たのだろうか。緊張が高まる。そして、17時28分。音もなくスーッとムササビが大滑空。出たぁっ!!やっぱり、まだいたのだ、ムササビは。大感激ぃっ!結局確認できたのはその1頭だけだったが、木が揺れるかすかな音や、ギャーッという何かの声(グルルルルル・・・というムササビ特有の声は無し)があちこちから聞こえ、数頭の生存の予感があった。
 しかし、もし明日の夕方、お寺の初詣の準備が終わっていて、静かな夕方を迎えたとしたら、ムササビは何も知らずに巣穴から出るだろう。が、明け方巣穴に戻ろうとしたら、お寺の周りは初詣客でごった返している・・・、という状況だったら、彼らはどうするのだろう。巣穴に戻るに戻れず、困るだろうなあ。かわいそうなムサちゃん。でも、毎年それを乗り切っているんだろうし、俺が心配することもないな。ハイ。よけいなお世話でした。

・00.12.31     東京都町田市
 昨日、20世紀最後のムササビ活動日などと大きく出たのに、やはり気になって今日も夕方ムササビ探索に行ってしまった。そのお寺は初詣を派手にやらないようで、いつもと同じ静けさであった。今日は、曇りだったので、昨日より早く出現するだろうと予想していた。案の定、17:14、ムササビ出現。しかも、2頭。昨日は、カヤの木のどこかにうろがあると思っていたのだが、その横にあるサクラの木から2頭が続いて出てきて、カヤの木を登っていった。そして、2分後の17:16、「グルルルルルル・・・」と鳴いた後、昨日と同じコースに大滑空。巨木の周りはオープンスペースになっていて、高尾山のムササビより滑空を観察しやすい。もう1頭は、17:20、違うコース飛ぶ。大満足の大晦日であった。今日こそが、正真正銘、20世紀最後の大滑空でした。
また明日も行こうっと。
 

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