○ 季節のたより 2001.9号
・01.9.26 東京都町田市

本当に久しぶりに、近くの田んぼを歩いてみた。いつの間にかというか、あっという間に秋も本番になっていた。ヒガンバナはすでに盛りを過ぎ、白っぽくなっていた。林床部ではキバナアキギリが長いひげのある独特な花を咲かせていた。また、クサギも青い宝石を見せ始めていた。クサギは個体によってかなり花期にばらつきがあるようで、まだ花を咲かせている木もあるのに、すでに実も落ち始めているものもある。昆虫では、秋の田んぼの主役?、コバネイナゴがたくさんいた。かなりお腹いっぱい稲の葉を食べているようで、あまり遠くに飛べないものもいた。あんまり食いすぎて嫌われないようにしろよ。他には、チョウがたくさん。メスグロヒョウモン♀は、最初なんというチョウか全くわからなかったが、調べているうちに偶然名前が判明。え?これがヒョウ柄のヒョウモンチョウ??はてなマークが頭の中にいっぱいになった。しかし、その名の通り、「メスは黒いヒョウモンチョウ」なのであった。しかし、どこでどうなるとこういう進化になるのだろうか・・・。生物はわからないことだらけである。他には、セセリチョウがアザミに吸蜜に来ていた。ウラギンシジミはかなり羽根が傷んでいた。ガードレールに止まった赤トンボは、前足を「前へならえ」状態にまっすぐ伸ばしていた。平らなところに止まるときには、中足と後足のみを使っているようだ。杭の先に止まるときは6本使っている気がしたが、今度気をつけてみてみようと思う。
・01.9.27 横浜市青葉区寺家ふるさと村
夕方、田んぼの周りを散策。昨日はチョウチョ・デーだったが、今日はクモ・デー。まずは、ヒグラシがジョロウグモに捕らえられているのを発見。最近、元気のなくなってきたアブラゼミ・ヒグラシだが、やはり弱ってくるとクモの巣にかかっても逃げる力さえ残っていないようだ。セミは一番元気なのはもちろんツクツクボウシ。次はミンミンゼミか。もう一つ、変わった形のクモを見つけた。腹はグリーンでなかなかいい色である。また、アザミにいたクモの腹を見ると、なんと人間の顔が!人面グモである(^^)。植物ではナゾの植物発見。クモヒトデのような植物。どうも、花が終わったあとの雌しべがダラ〜ンと伸びているようなのだが、もとの花がどんなものだったのかがわからないので種名もわからず。もう少しして子房が膨らんでくれば、実から判別することもできるのだが。また、紫色の美しいツリガネニンジンもまだ咲いていた。もうこれが最後の時期であろう。
・01.9.28 横浜市青葉区
夕方、キンモクセイの甘い香りが漂い始めていることに気付く。朝はまだだったのに。季節の変わり目を感じる。最近、月がとてもきれいである。谷戸から見上げる上弦の月を見ていると、本当に、何千年も前からこの風景は変わってなくて、昔の人もいろいろな思いをもって同じ月を見てたんだろうなぁって思うのであります。



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