○ 季節のたより 2002.11号

・02.11.02           東京都町田市
      
 田んぼを歩いた。この一週間で生き物はグッと減ったようだ。コバネイナゴ?や,体力が落ちたのかメスにやっとこさしがみついているオンブバッタなどのバッタ類。
 トンボもマユタテアカネが急に減って,見たのはたった一匹。撮影をしていた私のコーデュロイのズボンに止まり,少しの間ひなたぼっこをしていった。オオアオイトトンボはまだ数頭いる。
 ツル植物のかわいい実を見つけた。その葉を何かの幼虫が食べていたが,そのデザインがあまりにも美しく見とれてしまった。
 チョウもかなり減っていたが,ヤマトシジミは数多く飛んでいた。
 田んぼの畦には,スミレの一種(地上茎のないタイプ)が咲いていた。狂い咲きかも。

・02.11.3        相模湖町城山
     
  登山道を歩いていると,アカスジキンカメムシの幼虫・テングチョウ・センチコガネの一種,フキバッタの一種などが出てきた。車道では,イモムシやオオカマキリがいた。それにしてもイモムシ(俗っぽい言葉ですみません(^^;)には,美しいものが多い。
                東京都町田市
 
 今日は暖かったせいか,カマキリがよく出ていた。でも,産卵場所を探し歩き回っているため,車に轢かれる個体も目に付いた。このコカマキリは,洗濯物の中に紛れて部屋の中に入ってきていたものだ。
 夕方,昨日のスミレを詳しく見ようと,田んぼに行ったところ,カワセミ♂がいた。カワセミが餌をとれるような場所でもないのに,いったいどうしたことだろうか。もちろん初確認である。数百メートル先に遊水池があるので,そこから遊びに来たのだろうか?
 ジョウビタキ・ウグイスに続いて,アオジもやってきた。

・02.11.4          横浜市金沢区長浜公園・野鳥観察園
      来年2月に予定している「第3回環境教育研修会 〜教師のためのバードウオッチング講座〜」(詳細は,後日,当HPでお知らせします)の下見のため,長浜公園・野鳥観察園に行った。初めて行った場所だが,野鳥たちが落ち着いて暮らせるなかなかいい環境となっていた。観察小屋もしっかりと作ってあり,観察する側にとっても非常に快適であった。カモの種類が豊富で,バードウオッチング初心者にも適している場所だと思った。
 また,暖かな日差しに恵まれ,モンキチョウが数多く飛んでいた。モンキチョウのメスは尻を上げ,オスに交尾を迫っていた。幼虫で越冬するモンキチョウだからこそ今から繁殖しても間に合うのだろう。
[観察した野鳥] カイツブリ・カワウ・ダイサギ・コサギ・アオサギ・カルガモ・コガモ・オカヨシガモ・ヒドリガモ・オナガガモ・ハシビロガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・スズガモ・トビ・カワセミ・ハクセキレイ・ヒヨドリ・モズ・ジョウビタキ・メジロ・スズメ・ハシブトガラス

・02.11.5          東京都町田市
この秋一番の冷え込んだ朝を迎えた。車のルーフには真っ白い霜が。初霜である。付近の畑も白い装いをしていた。これからは,毎朝,フロントガラスの霜をスクレイパーで落としてから出勤しなければならない。

・02.11.08         横浜市青葉区
「クィッ,クィッ」と鳴きながら,恩田小学校上空をツグミが通過した。珍しくトビが飛んでいた。

・02.11.09         神奈川県相模原市相模原貯水池
   
 2週間ぶりに相模原貯水池へ。暖かな日差しを浴びながら,気持ちの良い晩秋バードウオッチングを楽しんだ。
 キンクロハジロの寝癖頭がチョーかわいい。
 コガモはのんびりお昼寝。決して熟睡しているわけではなく,時々目を開けたり,まぶたをパチクリしたりしている。
 野鳥は,人間とは違い,下まぶたが動く。・・・とすると,人間の場合,眠くなることを「まぶたが重くなる」というが,野鳥の場合「まぶたが軽くなる」と言えばいいのだろうか(^^;。
 オオバンはエサ取りに夢中だった。空にはヒメアマツバメが2羽飛んでいた。2週間前にいたオシドリはいなかった。
 付近の草地には,トノサマバッタがいた。
 
[観察した野鳥]カワウ・アオサギ・マガモ・カルガモ・コガモ・オカヨシガモ・ヒドリガモ・オナガガモ・ハシビロガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・ヒメアマツバメ・スズメ・ムクドリ

・02.11.10          群馬県赤城(長七郎山・小沼付近)
 
 9時頃の気温がマイナス4度!積雪数p!道路は凍結!。山はいきなり冬だった・・・。そんな寒さの中,ミソサザイが1羽,鳴きながら飛んでいった。「早く山を下りろよー」と言いたくなった。

・02.11.13          東京都町田市
     
 アリが2匹でダンゴムシの死体を運んでいた。
 秋の日差しを浴びてオオアオイトトンボが木の枝で休んでいた。とうとうこの1頭以外目にしなかった。トンボでは,他にマユタテアカネらしき赤とんぼを1頭見かけた。
 この時期に咲いているタンポポはセイヨウタンポポに決まっていると思っていたが,花びらの下をのぞき込むと,カントウタンポポだった。カタバミやスミレの一種も咲いていた。花が少ない時期なので少し目立っていた。
 真っ赤に熟したトキリマメの実が割れて,中から真っ黒な種が顔を出していた。

・02.11.16〜17        千葉県我孫子市手賀沼
   
 第2回ジャパンバードフェスティバルに参加してきた。ほとんど自分のブース(全国愛鳥教育研究会)にいたので,水鳥を観察することができなかったが,親水公園そばには,ほぼ餌付けされてしまっているユリカモメ・オナガガモ・オオバンが集まっていた。
 我孫子市の鳥であるオオバンの足は非常に奇妙である。水かきが付いているのだが,関節のようなもの?があるのだ。カモのような大きな水かきと比べ,泳ぐのは不利だが,湿地を歩くには便利なのだろうか。考えてみれば泳ぎ・歩きにも適応したテレマークスキーのような水かきとも言えるか(^^;。

・02.11.18            横浜市青葉区
今の季節にぴったりの秋カラーのガを見つけた。人間のファッションにも応用できそうかも(^^;

・02.11.20            横浜市青葉区
フェンスの高いところに止まるツグミを見つけた。まだえさのある時期はツグミはあまり地面に降りないが、これから餌がなくなってくれば、地面でピョコピョコ歩く姿を見ることができるようになる。

・02.11.23            東京都町田市
 夜、自動車を走らせていたら、ヘッドライトに照らされた道路をアマガエルらしきカエルがピョンピョン跳ねている姿が浮かび上がった。カエルが冬眠する温度は10℃と聞いたことがあるが、もう少し低くても耐えられる個体がいるようである。

・02.11.26            横浜市青葉区
雨が上がり、日が射すとキイロスズメバチがひなたぼっこに訪れた。かなり弱っているようで、5センチほどに近づいてもほとんど動くことはなかった。

・02.11.28            東京都町田市
朝、家の玄関の外壁に蛾が止まっていた。夜、仕事から帰宅しても同じ場所に同じポーズで止まっていた。君はいったい何の目的があって生きているのかい?と聞きたくなる。それに、この寒いのに、羽を大きく広げているのも不思議である。この時期に発生する蛾なら体温の低下を防ぐために、もっと体表面積の小さい形態の方が理に叶っていると思うのだが。

・02.11.30            東京都町田市
                 
 11月最後の日、近くの田圃を歩いた。
 もう冬も間近というのに、気をつけて見ると意外と花も多いことがわかった。アザミ・ヒメジョオン・キツネノマゴ・カントウタンポポ・セイヨウタンポポ・ヤクシソウ・カタバミなどの花がきれいに咲いていた。ヤツデの花にはたくさんのハエが集まっていた。なぜかこの花はアブ・ハチ・ハエの類が良く集まる。日当たりがよい場所では、いろいろな濃さの紫色をしたスミレの一種の花が咲いていた。また、トキリマメの黒い種やサルトリイバラの赤い実がまだ残っていた。
 今日は、予報より天気は良く、気温も高くなったお昼頃になると、昆虫たちも動き出してきた。
 もう息絶えたと思っていた赤とんぼの一種が数頭飛び出してきたし、ナナホシテントウや、模様の色や形の違うナミテントウが歩いていたりした。ウラギンシジミも数頭出てきて私と一緒にひなたぼっこを楽しんだ。
 野鳥では、ウグイス・アオジなどの漂鳥の地鳴きを良く聞いた。また、インコらしき羽が数枚落ちていた。かご抜けのインコが猫か何かに襲われたのだろうか。
 
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