○ 季節のたより    1998.2号

・98.2.2    横浜市都筑区
 朝8時半頃、カワウ12羽がきれいにV字になって飛んでいった。どこへ行くのか。

・98.2.3    横浜市青葉区桜台公園
 前からこの公園の存在は知っていたが、人工的な池もあり、大した公園ではないだろうと思って入ったことはなかった(正確には、一度だけ入り口のサクラの木の下で花見の宴会をしたことがある)。
 夕方、通りかかったので、何の気なしにちょっと見てみようと思って入ってみた。と、クヌギだのコナラだの雑木をうまく行かした公園で、なかなか気持ちがよい。ツグミが、「ケケッ」と鳴いて飛んでいったり、シジュウカラが何羽も「ツツピー、ツツピー」とさえずったりしている。ススキの生えた斜面では、ホオジロが「チチッ、チチッ」と鳴きながら隠れる。
 こんな雰囲気の良い公園の近くを10年近くも通りながら、歩くことをしなかったことを後悔した。
ただ、この公園には、人目に付かない場所にベンチや東屋があり、何か心が落ち着かない空気が流れているのが惜しい。街の公園らしく、雑誌や粗大ゴミが散乱しているのもそう思わせる原因だ。
 まあ、他人から見れば、私も双眼鏡ぶら下げてふらふらと歩いているので、私がいることで、この公園の雰囲気を怪しくしていると思われているかもしれないが。

・98.2.8    東京都町田市
 自宅の庭のマンサクの花が咲き始めた。今年は、雪のせいか、ウメにしてもマンサクにしても花が小振りのような気がする。また、近所を散歩したら、オオイヌノフグリの花が咲いていたり、ツクシが芽を出していたりした。春も近い。アカガエルが卵を生んでいるかもしれないと思い(厚木の自然保護センターでは、1月18日に産卵が確認されたらしい)、田んぼを丁寧に見てみたが、その気配はなかった。

・98.2.11   神奈川県相模原市相模原沈殿地
 3ヶ月ぶりに相模原沈殿地にカモを見に行くことにした。今までは、自動車で行っていたが、暖かかったので自転車で行った。走ってみて気づいたのは、自宅から境川を越えて国道16号までは、起伏があり、多摩丘陵という感じがしっかりする。が、16号を越えて沈殿地までは、全くの平らな土地で、ああ、やっぱりここは相模原台地だ、と、地形の違いをはっきりと体感することができるのだ。これは自転車で走ってみて初めてわかった。やはりチャリンコはすばらしい。
 沈殿地では、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ユリカモメ、セグロカモメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ジョウビタキ、ツグミを見ることができた。カモの頭が光の当たり具合で色を様々に変えるのが美しかった。

・98.2.21   横浜市都筑区
 定例の自然観察会。アジサイが、緑色の若芽をのぞかせている。月出松公園に行くと、ツクシが芽を出していた。低木の植え込みの脇をアオジが歩いている。と、ツグミ大の鳥が飛び立って、近くの木の枝に止まる。腹が赤い。双眼鏡で見ると、アカハラだ。この観察会での初記録である。時折、「ツィー」と小さな声を出す。これで、月出松公園には、去年はシロハラ、今年はアカハラが登場したことになる。
 また、以前、会のメンバーが「市長への手紙」で、「月出松公園に野鳥が利用できる水場を作って欲しい」と要望していたのだが、それがとうとう実現して、立派な2段作りのバードバスを作る工事が始まっていた。とてもうれしい。野鳥たちも、たいそう喜ぶことに違いない。

・98.2.23   横浜市都筑区
 川和富士公園で、マンサクの花が咲き始めた。花びらがよじれた感じがとてもかわいらしい。

・98.2.27   横浜市都筑区
 朝8時頃、都田公園で、ヒバリがさえずっていた。華やかな歌声を聞き、春が本当にすぐそこまでやってきている感じがした。
           東京都町田市
 夜7時20分頃、自宅の裏の林から、「ホッホ、ゴロスケホッホ」という声が。最初は、「まさか」。2度目の声で、「多分そうだ」。3度目で、「フクロウだあ」。数年前までは、自宅の前に立っている電柱に止まっているのを見つけたり、声を聞いたりしたものだった。しかし、ここ数年はさっぱり。もうフクロウはいなくなってしまったんだろうと思いこんでいた。田舎である我が町だが、少しずつ住宅が増えてきている。が、フクロウはまだ生きていた。いつまでもここで暮らしていて欲しい。 


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