○ 季節のたより 1998.3号
・98.3.1 長野県霧が峰八島湿原
クロカンでの自然観察会に参加。宿泊先の鷲が峰ひゅってでは、コガラ、ゴジュウカラ、シジュウカラ、ハギマシコなどが、盛んにエサ台にやってきていた。
フィールドでは、前日からの雪のため足跡はすべて消されていたが、ウサギや、カモシカの食痕を観察することができた。
・98.3.4 東京都町田市
家の前の道に街灯が3本できた。今まで真っ暗だったので、明るく安全になった。
が、付近に住んでいる生き物にとって、街灯はどうなのだろうか。夜、今まで通り、寝たり活動したりすることができるのか。2月の末に声を聞いたフクロウにとって、街灯はじゃまにならないのか。
また、息子が小さいときには、家の前の通りが暗いので、怖くて夜一人で歩くことができなかった。そういう「闇」体験ができなくなってしまった。近所の小さい子は、もう夜の恐さを身近に味わえない。
街灯設置を素直に喜べない。
・98.3.5 横浜市都筑区
朝、ヒバリがさえずり、上空をコゲラが飛んでいった。が、夕方からは雪に。なかなか咲かないミツマタの開花がまた延びそうだ。
東京都町田市
昨日、息子がスミレを見たというので、朝1番で見に行った。小さな株が5つ。皆かわいらしい花をつけていた。夜、図鑑を見て、2人で、「花期から見るとアオイスミレかねえ」などと話したが、スミレの識別は難しく、今となっては、花も雪の下に。雪が解けたら詳しく調べたい。
また、ウグイスが、この春初めて、ホーホケキョとあまりうまくないさえずりを聞かせてくれた。といっても、めちゃめちゃ下手というわけではないので、数日前から練習をしていたのかもしれない。
・98.3.7 横浜市都筑区
定例の自然観察会。
野鳥では、カワウ、キジバト、コゲラ、ヒバリ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラスといった常連組が顔を見せてくれた。
植物では、アジサイの青々とした若芽が鮮やか。また、なんとかウツギ(スイカズラ科)の花が咲き始めている。春になると花が一斉に咲き出すので楽しい。
・98.3.8 東京都町田市
エナガの夫婦が早くも巣作りを開始したようだ。盛んに庭に落ちているキジの羽を拾っては同じ方向に飛んでいく。必ず2羽でやってきて、仲良く2羽で羽をくわえて飛んでいく。何度も行ったり来たりしている。キジの羽根標本を作った後、死体を埋めておいたのだが、タヌキだかネコだかが引きずり出して食い、放置しておいたのをエナガはしっかり見つけていた。3メートルくらいの位置に私がいるのだが、そんなことは全く気にせず熱心に羽拾いを続けていた。
近くの田んぼに、2月8日以来一ヶ月ぶりに行ってみた。アカガエルの卵がたくさんあり、一部はもうオタマジャクシになって元気に泳いでいた。ツクシが背を伸ばしていたり、関東タンポポが咲いていたりした。
アカガエルの卵
・98.3.12 横浜市都筑区
おととい、職場でちょっとした事件があった。先輩のペン立てに入れておいたオオカマキリの卵から幼虫が孵化したのだ。暖房が効いた部屋だったのでかなり早く帰ってしまったようだ。ほとんどは筆で捕まえて外へ逃がしたのだが、この寒さのなか生きていくことは大変だろう。
今日、ふと手元を見るとオオカマキリの子カマキリ(ちとややこしい)の残党が、のこのこ歩いていた。何も食わず3日間部屋の中を歩き回っていたのだろうか。
・98.3.13 横浜市都筑区
コブシの花が咲き始めた。月出松公園には、アカハラ。先日の個体か。その他、ホオジロ、ツグミ、アオジ、シジュウカラなど。ツバメもそろそろやってくることだろう。
・98.3.15 東京都八王子市
交差点で止まった軽トラックの屋根に飛び乗り、数歩歩いてまた飛び立つという変なカラスを発見。その車が停止したらすぐに飛び乗ったので、その車めがけて飛んできたという感じではない。遊び好きのカラスのやることは理解できない。
・98.3.17 横浜市都筑区
いつ咲くか、いつ咲くかと毎日見ていたミツマタが咲き始めた。まだ一分咲きとも言えないが、やっと咲いてくれたのでうれしい。
・98.3.20 東京都町田市
自宅のサクラ(サクランボのなる木)の花が咲き始めた。気がついたら結構咲いていたので、18から19日くらいに咲き始めたのではないだろうか。三枝さんの継続観察しているサクラは、19日現在まだ咲いていないようだ。品種がわからないので、この差については何も言えない。
・98.3.26 神奈川県津久井郡城山町
この春、初めてツバメを見つけた。本当は、まずは地元の町田か横浜で見つけたかったのだが。ま、もうすぐやってくることだろう。長旅、お疲れさん。
・98.3.30 東京都町田市
サクラの花はもう元気をなくし、そのかわり、モモの花がほころび始めた。自宅の脇で、サワガニを見つける。冬眠からさめたのだろう(サワガニって、冬眠しますよね?)。タチツボスミレも咲き始めた。ニホンアマガエルだろうか、カエルもゲコゲコ鳴いている。シジュウカラは巣作り。春は一日一日どんどん変化していくので忙しい。
・98.3.31 東京都町田市
春の雑木林を歩いてみた。シュンランが2株。見事な花を咲かせている。タマノカンアオイも所々にあり、根元の落ち葉をかき分けてみると、かわいらしいつぼみが。もう少ししたらまた来てみよう、と落ち葉をかけておいた。
わき水のたまったところには、プラナリアがいる。鶴見川にプラナリアというのは結構珍しいのではないだろうか。
多摩丘陵はまだまだ楽しいところがたくさんある。


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