季節のたより 1999.8号
・99.8.1〜11 北上川流域(盛岡〜石巻)
カヌーでのツーリング。双眼鏡は持たずに行ったが、かなり様々な野鳥を観察することができた。
[観察した野鳥]
ゴイサギ・ササゴイ・アマサギ・ダイサギ・コサギ・アオサギ・オシドリ・カルガモ・カワアイサ・ミサゴ・トビ・サシバ・チョウゲンボウ・コジュケイ・イカルチドリ(?)・イソシギ・ウミネコ・キジバト・ホトトギス・アマツバメ・ヤマセミ・カワセミ・アカゲラ(?)・コゲラ・ヒバリ・ツバメ・イワツバメ(?)・キセキレイ・ハクセキレイ・セグロセキレイ・ヒヨドリ・モズ・ウグイス・オオヨシキリ・シジュウカラ・メジロ(?)・ホオジロ・カワラヒワ・スズメ・ムクドリ・オナガ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・(ドバト)
以上のように数多くの水辺の鳥が生息していた。ヤマセミ・カワセミは、盛岡〜一関区間に多い。魚を捕る猛禽である私のお気に入りのミサゴは、一関〜柳津までの下流部で頻繁に見られた。そして、その多くはペアであった。
防水の双眼鏡を買おうかな・・・。
・99.8.12 東京都町田市
帰宅してみるとツクツクホウシが鳴いていた。東京にも夏の終わりが近づいている。アブラゼミ・ミンミンゼミ・ヒグラシも元気。また、水草が激しく増殖している池では、モノサシトンボがひょうきんな顔を見せている。網戸には、シャチホコガの一種(?)が止まっていた。図鑑って羽を広げた状態でガを載せているので、パッと見ただけでは何がなんだかよくわからない。その他、ムラサキシジミを見つけた。
花では、去年植えて置いたミソハギが可憐な花を咲かせている。その隣にはサンカクイのもじゃもじゃの花がある。
夜は、ペルセウス座流星群を見に山梨県上野原まで行くが、厚い雲に阻まれ、完全退却。
・99.8.14 東京都町田市
大雨洪水警報が発令されるほどの大雨。近くの境川は大増水。真茶色の水が大量に流れている。そんな中でも、ツバメが飛んでいた。餌となる小昆虫が飛んでいるのだろうか。
・99.8.15 東京都町田市
小屋を掃除したら、傘がでてきた。よく見ると、そのひだの間に土でできたハチの巣があり、その中に松ぼっくりのような6個のまゆのようなものがあった。一つを割ってみると中には幼虫がいた。どんなハチになるのか。まゆのようなものを傘から取り外して飼育ケースに移した。
近所の人が、昨日家に飛び込んできたというコウモリを持ってきてくれた。ふさふさした毛並み、大きな耳、小さくて真ん丸の目(写ってないけど)、どれをとってもかわいい。でも、手を近づけると「キー、キー」と激しく鳴き、かみついてくる。そのため、タオルにくるんでの記念撮影となった。手をゆるめると、するりと抜け出し狭い部屋の中をふわりふわりと器用に飛ぶ。外に放すと、森の中に消えていった。
・99.8.16 神奈川県相模原市
境川のそばの竹林の脇でキツネノカミソリがたくさん咲いていた。また、相模川に行くと茶色い水が濁流になり、ものすごいパワーで流れていた。一部川岸が大きく削られ木が流されかかっていた。
・99.8.17 神奈川県相模原市
昨日と同じ場所にまた行ってみた。キツネノカミソリはヒガンバナと同じように既に葉は枯れ、にょきっと出た茎のてっぺんできれいな花を咲かせていた。
また、何かの茎には、アオバハゴロモやベッコウハゴロモといったカメムシの仲間がたくさんついていた。コガネムシの一種は、クズの葉に大きな穴を開けていた。
東京都町田市
池の中をのぞくと、オオコオイムシの幼虫の脱皮した跡があった。セミでもヤゴでもなんでも昆虫の抜け殻には白い糸がくっついている。呼吸管の跡だと聞いたことがある。
夕方、桃の木を見ていたら、ミンミンゼミのすぐそばにアブラゼミが飛んできて止まった。ミンミンゼミは、「ここは自分のなわばりだぞ」と言いたそうに、低く「ミンミン、グジュグジュ。ミンミン、グジュグジュ」と鳴いてじわじわとアブラゼミに近づいてプレッシャーをかけた。アブラゼミはそれに耐えられず飛んでいってしまった。
しかし、これでドラマは終わったわけではなかった。そのすぐそばにオオカマキリの終令幼虫がいたのだ。
ミンミンゼミはじっとしていればオオカマキリに見つからなかったもののアブラゼミに対し攻めたためにその存在がバレてしまった。それに気づかないミンミンゼミはアブラゼミに勝ち誇った喜びで満ちあふれており、よりによってオオカマキリ方面に向かってビクトリーウオークを開始したのである。
オオカマキリは、ねらいをつけ体を引き締める。彼は迷っているようだ。一気に飛びかかるべきか、じっと待つべきか。微妙な距離だ。それは、私から見ても難しい判断であった。彼は、じっとしていようとするのだが体が少しずつ前のめりになっていく。気持ちが焦っているのがわかる。
そして、次の瞬間オオカマキリがミンミンゼミに襲いかかった。一瞬カマにミンミンゼミの体が引っかかったが、「ジュワジュワ」という叫びと激しい羽ばたきにひるんだのか、オオカマキリはミンミンゼミを逃してしまった。
その後ミンミンゼミは近くの木に移ったのだが、止まるやいなやすぐにノー天気に「ミーンミンミンミンミンミー」と鳴き始めた。オオカマキリは寂しそうにその場に立ちすくんでいた。
残暑の厳しい夏の午後であった。
・99.8.20 東京都神宮球場
野球観戦中、ライトの光に誘われコフキコガネが飛んできた。ホームランボールを取るのに走るのならともかく、球場でコフキコガネをとるためにスタンドを走った・・・、やっぱり少しヘン。
・99.8.21 東京都町田市
近くの田んぼに行った。イナゴが数多く飛び交っていた。また、ハス田では、ハスの実ができていた。なかなかおもしろい形をしている。
・99.8.22 神奈川県藤野町
白くかわいらしいゲンノショウコの花を見つける。下痢止めに効くということで有名だ。
ショウリョウバッタを見つける。子どもの頃は、小さくて飛ぶとチキチキと音を出すのをチキチキバッタ、そうでないのをショウリョウバッタと言っていたが、図鑑で見たら前者がオス、後者がメスだということがわかった。さらにショウリョウの名は「精霊(しょうりょう)」からきていて、盆の頃に墓地でよく見られることに由来しているという。ふーん。
・99.8.23 滋賀県琵琶湖
自転車で走っていたら、トンボ(ウチワヤンマ?)とチョウの死体を見つけた。道路際は車にはねられた昆虫の死体が多い。
・99.8.25 滋賀県琵琶湖
ヒシの花が咲いていた。ヒシは大群落を形成していてダイサギやアオサギといった大型の野鳥が乗っかっても沈まない。
・99.8.26 東京都町田市
小型のタカと中型のタカが戦っていた。そこへ現れたのはカラスの一群。タカ達はさっさと戦いをやめ、苦手なカラスから這々の体で逃げるのだった。
・99.8.28,29 群馬県奥利根湖
「ケレッ、ケレッ」と鳴きながら高いところをヤマセミが飛んでいった。夜には「ブッ、ポーソー ブッ、ポーソー・・・」と、コノハズクの声が静かな湖面に響いていた。こんな夏の終わりにも鳴くものなのだ、と思う。その他、アオサギ、カケス、キセキレイ、トビ、ニホンザル、アズマヒキガエル、ウグイ、ヨシノボリの仲間などを見る。
・99.8.30 神奈川県相模川座架依橋付近
夕方遅くから日没後まで同僚3人とオイカワ釣りに行く。前日の局地的な大雨のためか水は増水し、濁っていた。毛針を振るも皆、釣果はゼロ。毛針を虫と間違えてコウモリが追いかけるので、引っかかりはしないかとヒヤヒヤした。ゴイサギが「クワッ、クワッ」と鳴き、「もう俺様の夕食の時間だ、そこをどけ。」としつこく主張するので退散した。
・99.8.31 東京都町田市
池で、トチカガミが花を咲かせ始めた。近所の斜面ではツルボの花が咲いていた。きれいな淡紫色だった。道路では、シマヘビの幼蛇が車に轢かれて死んでいた。




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