◎神楽峰・中尾根を気持ちよく滑る(1999.4.3)

 昨年行った神楽峰に再び挑戦してみることにした。
 昨年は、少雪の年のゴールデンウイークということもあって、雪を拾いながら往路を戻るというちょっと悲しいツアーであった。しかし、今年は、昨年よりも1ヶ月早い時期であり、良い条件が予測されての出発であった。メンバーは、私の他、Hさん、Sさん、Kさんの4名。Hさんはクロカンの板にエッジが付いたいわゆるバックカントリースキーでの挑戦だ。さらに、彼は今年初めての滑りということで、困難が予想された。(もちろん、誘いの時はそんなことは全く言わず、「大丈夫・大丈夫」と軽く言っておいたことは言うまでもない)他は、テレマークの板を使用。
 シールのないHさんは、途中からワカンに履き替えてガシガシ登る。雪山を楽しむかのように、スキーのトレースの跡をたどらず、フカフカの新雪の所を歩いている。
 動いていない第5リフトの終点で一休み。暑くなったのでフリースを1枚脱ぐ。
 そこから一気に山頂へ。約1時間半で登り切ってしまった。早速、昼食。風の強い山頂から数メートル下がった木の陰で飯にする。昼食が終わると、今まで降っていた雪もやみ、青空が雲の切れ間から見えるようになってきた。苗場山が見えるほどではなかったが、まわりの山々がとても美しい。
 さて、いよいよ下山だ。今回は、山頂よりトラバースして、お隣の尾根である中尾根を滑ることにする。山頂から中尾根へトラバースしていたところ、遠くからブーン、ブーンという音が近づいてきた。そして、姿を現したのがなんとスノーモービル5、6台。「なぜ、こんな山の上へ。自然に対して畏敬の念というのを持ち合わせているのか、君たちは。自分だけ良ければそれでいいのか。えっ。言ってみろ。このヤロー。」と、心の中で大きく叫び、実際の声には出さず静かに見つめるだけであった。彼らが去った跡には、排気ガスの匂いがプーンと漂っていた。悲しい。
 そんなハプニングもあったが、中尾根を目にすると、それは見事な自然のスロープ。新雪、アイスバーン、クラストした雪などに転倒の連続ながらも、気持ちよく滑り降りていったのであった。今シーズン初滑りのHさんも、ボーゲンと横滑りを駆使して、無事下山。4月とは思えないフカフカの雪に皆満足して帰路についた。 

かぐらスキー場上部より、スタート。 樹林帯の中で一休み。
当日は雪が降っていて、時折前方の視界が
悪くなることもあった。
1時間半ほどで山頂。イエーイ。
昼食後、一瞬青空が見え、雲の切れ間から
周りの山が見えた。
神楽峰山頂から苗場山方面を見ながら、
自分の世界にヒタるHさん。シブーイ。
山頂の景色は最高でした。
山頂より、往路を見る。 これが中尾根。滑りやすい広いバーンが続く。


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