98-99シーズン開幕。立山で初滑り。
◎出発まで
98.11。今シーズンは、昨シーズンから始めたテレマークでのツアーに積極的にトライしたい、と考えていたところにモルゲダール倶楽部(以下モルゲ)からツアーの案内が来た。
「立山新雪」ツアー。
気持ちがすでにテレマークになっているところに、この案内がきたものだからすぐに飛びついてしまった。
が、ツアー2週間前にモルゲに電話したところ、「今のところ雪はないですね。まあでもいつもこんな感じなので、また1週間前に電話ください。」とのこと。
1週間後、再び電話。
「今、雪はほとんどないそうで、このままだと中止になるかもしれません。でも来週から寒波が来るようなので大丈夫だと思いますよ。」
いやはや、この時期のツアーは綱渡り状態のようだ。でも、寒波が来るのなら大丈夫だろう。
私は、ツアーの入金と同時に、池袋発富山行きの高速バス(往路)と、富山発の飛行機(復路)を予約した。この時点では、私は立山がどこにあるのかもよく知らなかった。モルゲの案内に富山からの入り方がのっていたのでただ単にその方法で立山入りしようとしていた。
その後、知人から教えてもらった立山の積雪情報のHPを見てみると、積雪は15p。これじゃやばい。しかし、次の日には30p、さらに、日を追うごとに80p、160pと、急加速で積雪量が増えていったのだった。
これで安心。滑ることができる、と胸をなで下ろしていた。スキー可能な積雪量は、50pということだった。
しかし、HPに出ていた重要な一文を「俺には関係ないだろう」、と見過ごしていた。それは、「大雪のため、美女平からのバスは運休しています。扇沢からは運行しています」ということだった。運行しているならいいや、そう思っていた。
いよいよ、出発日になった。夜、帰宅したところ、モルゲから電話が入ったという。バス運休のため、富山側からは入れないとのこと。そのため、明日朝、信濃大町で待ち合わせになったらしい。???。富山側?、信濃大町?。信濃大町から富山に抜けるアルペンルートの途中に立山があることさえ知らなかったのだ。あわてて3時間後に迫った富山行き高速バスや、飛行機をキャンセル。やっと立山へのアプローチを理解したのだった。もっと前から運休の情報を知っていたのに・・・・。
◎1日目
朝、6時20分。家を出る。バスで淵野辺駅へ行き、横浜線に乗り八王子駅へ。天気はピーカン。
7時30分。スーパーあずさ1号がやってくる。乗車すると車内は山へ行く人たちでいっぱいだった。座れずしばらく立っていたが、徐々に人が降り始めた。ほとんどの人が山梨の低山トレッキングに行くためにこの電車を使っているようだ。甲府で、私は座ることができた。その後も電車は空いていく一方。でも、スキー客はいない。
茅野あたりから雲が増え、天気が怪しくなるがそれでも時折薄日が射していた。
松本で下車。今まで他の車両にいたのか、何人かのスキー客も一緒にホームに降り立った。みな、大糸線に乗り換える。しばらく行くと車窓から見える近くの山が雪化粧しているのが見えるようになってきた。さらに信濃大町が近づくと付近の畑にもうっすらと雪が積もっている。このへんでも雪が降ったようだ。
信濃大町で下車。モルゲのスタッフはまだ来ていない。そこで、買い出しをすることにした。近くのスーパーで、パンやお焼きを買う。その後駅のトイレでスキーウエアに着替える。
そうこうしているうちにスタッフや他の参加者がが車で到着。タクシーの運転手によれば扇沢駅の方ではかなり積もっているとのこと。そこで、モルゲ以外の車は大町においておき、タクシーで扇沢に行くことにした。
タクシーの運転手に「どこか車置いておくところありますかね」と尋ねると
「うちの会社に置いておけばいい」と、何ともご親切なお返事。その好意に甘え、そうさせてもらうことにした。3日も無料で停めさせてくれるとは。
扇沢までタクシーは、5500円。人数さえ集まれば決して高くはない。大町からそれほど長い距離でもないのに、扇沢は、すでに完全に冬であった。雪が何十pも積もっているのだ。しかもまだ降り続いている。これから行く、室堂はどんな状態なのか期待が膨らんでいた。
そこから、トロリーバスやらロープウエイやらケーブルカーなどを乗り継いで、目的地である室堂へ到着。
天気は吹雪。